足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街では警戒信号が目立つ

2018-04-09 09:25:08 | 投資戦略
ウォール街では先行きの相場に慎重な見方が増えてきた。
インデックス運用の第1人者ジャック・ボーグル(バンガード・グループの創始者)は注意信号を発した。
「最近の相場は、これまでの66年間の投資歴のなかでも異常な相場展開だ。これまで50%下落には2回、1日で25%の暴落は1回経験してきた。しかし今回のような波乱相場は初めての経験だ」と語る。波乱のない変動率の小さい相場が続いてきたあとだけに、最近の相場の異常な動きを気にする。

また投資銀行FICCのテクニカル・アナリストは「嵐の前の雰囲気を感じさせる。相場チャートは暗雲が出現することを暗示している」と見る。彼は金融システム面で問題が出てきていることを重視し、債券と金相場が警戒信号を発していることを強調している。
ウォール街で週末に、このような見方を伝えるメデイアが出てきたことは、NY株の先行きに警戒感が高まっていることを物語る。
相場の判断をするのに参考にしたい。