足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

相場の微調整は続いたほうがよい

2017-11-11 08:29:12 | 投資戦略
NY株はナスダックを除いて下落した。
理由は減税政策の結論の遅れだ。早期に結果が出るとみる向きが多かった、市場では失望感も出始めた。いままでのトランプ式の政策運営からすると、強引に押し通すとろだが、現在の米景気が好調だし、企業業績の事前の予想を大きく上回る状況。
足元の景気の様子からすると、急げば景気の上昇トレンドに拍車がかかり、金融政策との整合性が崩れ、これまでトランプ人気の大きな後ろ盾になってきた枠組みが崩壊する可能性さえある。
この点を大統領は十分に納得している。このまま放置すれば、法人税の20%への減税は2019年に先遅れされることも考えられる。

昨日はダウ平均の30銘柄のうち下落したのは8銘柄でアップル、IBM、キャタビラー、GE,IBM,JPモルガンなどの優良株はプラスであった。
昨日と全く同じような視点で、この現象をみるかぎり、これまでのトランプ相場には全く変調はみられない。下落の先導は常勝を続けた金融、ハイテク、バイオなどである。
結論的には現在の相場の軟調は、上昇相場の踊り場である。

東京市場では決算発表が渦中にはいった。ウォール街をしのぐ増益組の出現で、外人投資家の日本株の割安感は口先だけでなく、ここへきて行動に明確に現れてきた。外人がこれまで調査し、割安感と判断してきた銘柄に投資を始め出した。
連日、発表される日本企業には、これまで以上の評価を下すことは当然である。その動きが始まった。
目下、9月決算の発表中だが、経営者の口ら出る業績見通しには自信があふれており、自信の半分ぐらいしか口には出していない。日本株投資で儲ける時期が到来したと、外人でなくても肌で考えさせられる。
銘柄ではローム(6963)が往年の超人気株になるという確信をもつ。
コメント
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