足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

アマゾンの野望

2017-11-18 10:18:45 | 投資戦略
NY株は前日の187ドル高の反動で、この日は100ドル安。
相場の基調はこれまでの小動きから、上下の変動率がやや上がってきた。
この日もこれといった材料がないまま、方向観を探る動き。年末にかけて大きなポジションをとる向きは少ない。

ウォール街での話題はアマゾン(AMZN)の次の新分野、薬局への進出。書籍の世界を牛耳り、先には高級スーパーのホール・フーズをグループに加えた。
医薬品の分野への参入は個人の消費分野すべてに関わり合いをもち、新しいビジネスを網羅しようという野望である。米国では医薬品は薬局で購入するほか、郵送での配達が発達している。特に最近は米国で高額な新薬の出現が目立つようになり、薬局ビジネスのチャンスが増えてきている。
アマゾンが小売市場を制覇し、次の目標を医薬品業界に置くのは自然の流れでもある。
現在の人気株の時価総額はアップルが8784億ドル(99兆円)、グーグルが7200億ドル(81兆円)、アマゾンが5480億ドル(61兆円)である。
投資家にとって3社の目標は時価総額100兆円でなく、その先の200兆円にある。