足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

アップルの威力

2017-11-06 08:26:31 | 投資戦略
先週末のアップル(AAPL)の株価は時価総額が8910億ドルと100兆円を超えた。先週末の東証の時価総額670兆円なので、その規模の大きいことがわかる。
バフェットが大株主になったが、時価総額が世界最大になるような米国企業を無視するわけにはいかないと、本年になってはじめて本腰をいれ投資に乗り出した。
もともとこの株にバークシア・ハザウエィが手を染め始めたのは、バフェットの発想ではなく、自分の後継者のウイシュラーとコームズの2人の発想から出たものだ。
「ハイテク株には一切、手を出さない」としてきたバフェット哲学が大きく転換する契機になった。
これをみても、投資の世界の変貌を感じさせる。
バフェットが「ハイテクには手を出さない」と頑なな運用を行い、市場平均を大きく上回る成果を上げてきたが、彼も「時代が大きく変わった」とこれまでの考え方を変えた。その象徴がアップルであった。

先週、アップルは決算を発表、売上高は過去最高。11月3日には最新スマホ「iPhoneX」を出し、先行きのiPhoneシリーズが貢献する。スマホはハイテク業界の主流になったが、その人気を作り出すのはアップルである。その循環が進行しているが、これからの技術革新の核になるという確信をバフェットは持つ。
いまや米国株投資には避けて通れない投資銘柄になった。
第4四半期には10周年モデル「X」の人気がアップル株を牽引する。