足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日本株に勢いがつく

2017-11-08 08:23:29 | 投資戦略
NY株は前日の史上最高値から一服した。
ダウ平均は8.81ドルの小幅高だが、S&P500とナスダックはマイナス。
ダウ平均は上昇したが、最近の相場を牽引してきた金融株は軒並み下落し、バイオ、医薬品もつられて下げた。最近の相場の中味ではめずらしい現象で、投資家には明らかに疲れが出てきた。
第3四半期の決算は発表中で内容は好調。ファンダメンタルには相場の先行きになんら新しいマイナス材料が出てきたわけでない。
NY株の軟調を気にしてこれまでのNY株の脇役であったヨーロッパ、エマージング市場も軟調になった。
昨年11月にはじまったトランプ相場に異変が出たわけでなく、投資家の気分は明るい。
世界最大の時価総額なったアップル(AAPL)はこの日も小幅高で堅調。新高値になった。現在のPERは19倍で、米国株の市場平均と同じである。米国株のシンボルは輝いている。

今年は日本株がいつもNY株の後塵を拝していたが、昨日の日経平均の急騰で日本株が久ぶりに花道に上がった。年初来では20%上昇と、NY株を上回まわった。

「トリトンスクエア通信」(10月25日)の表紙では「日本株の見方/バロンズ誌が久しぶりに強気」という記事を掲載した。バロンズ誌の題名は“太陽が昇る国”というもので、1980年代に、世界中の投資家がよく口にした言葉だ。
円相場が落ち着き、企業業績の回復で景気の先行きが明るくなり、賃上げが始まった。日銀は引き続き、超金融緩和の姿勢をとり。日本のPERは15倍で、外人投資家が先行し始めた。
銘柄を選択するのに事欠かない。日本株は28年間の弱気相場が続いたのだから。

「トリトンスクエア通信」での注目の選択の幅が広がってきた。