不透明な相場の環境下でも個別物色の動きは強い。
最近、注目した住友チタニウム(5726)やナカニシ(7716・JQ)は仕手的な動きではなく、人気に永続性がある。引き続き注目している。
当面の戦略はこの種の銘柄をうまく選択することに力点をおきたい。オンライン取引が出現する前は、現在のような相場環境のときは仕手株が活躍したが、ネットの普及で投資家の価値観に変化が出てきている。
明日はデジタルエイジグループ(2497・マ)が公開される。さきのゴメス・コンサルチィング(3813・HC)が予想以上の人気株になったのをみると、インターネット株に対する人気の復活の兆しがある。
それに「web2.0」時代にはいって主役の交代が進み始めた。ヤフー、楽天、ライブドアなどとは違った経営者の出現を感じさせる。1994年の米国ではグーグルがネット・バブル崩壊の灰燼のなかから生まれてきたが、日本もそのような時代にはいってきた。
ネットエイジグループの評価をどうすればよいか。われわれに学習の場を与えてくれる貴重なチャンスである。具体論は後日に考えたい。