足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

バフェットが静かに動いていた

2016-11-16 05:43:53 | 投資戦略
バフェットは株を買っていた。
大統領選で低迷した本年11月までのNY株だが、バフェットは選挙前の相場の波乱期に静かに株を買い続けていたことが明らかになった。

「明日、1年後の相場はわからない。しかし2年、5年、10年先には株は必ず上がる。米国を買うという信念を持って投資」というのが持論だが、まさに有言実行、波乱期の相場には関係なく、第3四半期(7~9月)には静かに株式投資を続けていた。
空輸株である。
SECは9月末の機関投資家、ヘッジファンド、年金などの大量投資報告書を明らかにした。
バークシア・ハザウェイの空輸株への大量投資が明らかになった。ユナイテッド・エアーラインズ(UAL),デルタ・エアーラインズ(DAL),アメリカン・エアーラインズ(DAL),サウスウェスト・エアーラインズ(LUV)の主力銘柄である。
欧米の投資家の間での空輸株の位置づけはわれわれに比べてはるかに大きい。経済活動の動脈的な存在感がある。
バフェットが主力空輸株に軒並み手をだしたのは向こう数年間、人気の主流になると読んだからだ。欧米の投資家の空輸株への思い入れは、日本人の投資家には考えられないぐらい深い。バフェットだけでなく、これまでわれわれが投資してきた有力ヘッジファンドはここ数年、サウスウェスト・エアーラインズに投資して大成功した事例を知っている。
バフェットが注力した理由は①合理化が進展し長期の上昇サイクル入った②株主還元をする時期にはいった③バランスシートの健全化―などが考えられる。バフェットの銘柄選択の基準に合格した。彼は過去にもこの業界に投資で成功した経験がある。
大統領選でトランプ候補、クリントン候補のどちらが勝利しても「株は上がる」という強い確信があったことを証明した。

ソロスが中国,日本に前向き。金を売って中国、日本株のポジションを増やした。またディズニー、GMを売却しグーグル、ネットフレックスを買った。前向きの戦略である。

任天堂が先に発表したモバイルゲーム「スーパーマリオ・ラン」のリリース日を12月15日に決定したが、同時に課金は$99(1069円)と固定価格にした。業界では珍しい方式で、できるだけ多くのフアンを集めるという方針。世界151ヵ国で配信する。