足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

トランプ相場のはじまり・・・建設機械株の人気

2016-11-11 05:49:28 | 投資戦略
思いもしなかった“トランプ相場”が始まった。
NYダウ平均は急騰し1万9000ドル台に接近している。
オバマ政権が取り組んできた財政赤字削減を一時は棚上げ公共投資を増加し社会インフラの改善に力をいれる。
またクリントン候補が取り組んできた医療費削減も見送る。
強い米国を第一の目標に掲げ理屈よりまず行動を起こすことに期待する。
想定外の出来事に市場には大きなサプライズが続く。
公共投資で恩恵を受ける建設機械のキャタビラー(CAT)が急騰したほか、銀行、製造業、ヘルスケア株に人気が回復した。
相場の先行きを暗示する輸送株指数も底入れはら反騰し相場の先行きに楽観論が増えてきた。6月の英国離脱問題いらい世界の株価は方向感を失いボックス圏での動きであったが、NYダウ平均は4日間で1,000ポイント以上の急騰になった。
機関投資家は投資戦略の見直しを急ぐ。
商品相場は景気に敏感な銅、鉛、亜鉛、アルミが急騰し、ドル相場も上昇し円相場は107円に接近した。
今回のトランプ勝利で脚光をあびるのはヘッジファンドのカール・アイカーンだ。早くから応援に回り資金面でも支えてきた。クリントン候補有利をみて投資ポジションを落とし、弱気スタンスになった。しかし予想外の出来事に祝賀パーティを早々に引き上げ買い方に転換したという。

東京市場もNY株高、円安という好材料が出た。
ウォール街でのトランプ相場にのり建設機械に注目。コマツ(6391)、タダノ(6395)、竹内製作所(6432)が有望だ。