足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街のムードは一段と好転・・・東京市場は決算が動かす

2015-10-29 06:41:37 | 投資戦略
NY株は大幅な反騰。
進行中の好決算に率直に反応した。世界最大の時価総額アップルの決算は予想を上回り懸念された中国経済の足元の鈍化も業績に影響はなかった。またゴールドマン・サックスほか金融株も決算が好調で軒並み高。
いまひとつウォール街の柱のエネルギー関連も反騰し、市場の事前の思惑通りの展開で投資家の間には安心感が広がった。
注目の米連銀FOMC金融政策の現状維持を決めた。株式相場が消費者心理に大きな影響を与えることを熟知する連銀メンバーの大半には市場の期待感の流れを大切にすることが伺えられる。ハト派の勢力がFOMCを牛耳った。
年末まで現在の株価の上昇トレンドが継続し、足元も景気指標の先行きの展開をみて政策決定をするというイエレン議長の考えが信認された。

CNNMoneyの「Fear&Gread」(恐怖&貪欲)指数は前日の63から69と一段とセンチメントが好転し、ことし春の水準に回帰した。この数値からも市場の先行きへの自信のほどが伝わってくる。

東京市場でも好決算企業の発表が散見される。気になった中国経済の鈍化も個々の企業にとって影響度は異なり、企業体質を見る上での判断材料を提供してくれる。投資家にとって銘柄の再評価をするチャンスになる。

昨日はわれわれの注目株の任天堂(7974)が決算発表した。足元の業績よりもスマートフォンへの進出の進捗状況と、新経営陣の今後の経営戦略が最大の関心事。ウォール街の反応も本日の説明会の内容に関心が注中している。