足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

バフェットが動く・・・・東京では注目のバイオ株がIPO(新規公開)

2015-04-08 07:18:48 | 投資戦略
NY株は一時100ドル以上も上昇したが後半に売られ5ドル安で終わった。
水曜日に発表される3月の連銀FOMCの議事録の内容、トップを切って発表されるアルコア(AA)の決算発表のイベントを待つという人気になった。

ウォーレン・バフェットが塗料の大手アクサルタ(AXTA)の大株主になった。昨年11月に石油化学大手デュポン社からスピンオフされ株式を公開した企業である。自動車業界の活況で産業界での存在感が大きくなりバフェットがかねて注目していたのだろう。日本では住友化学系の神東塗料の大株主である。塗料業界は地味な存在である。しかし戦後の日本経済の復興期には株式市場では人気があり花形的な存在であった。
大手塗料株の株価をみるとリーマンショックの底値から日本ペイントは18倍、関西ペイントは6倍になった。化学業界では隠れた高パフォーマンスを記録した。
新興国の台頭で自動車、建設、住宅市場の規模が世界的に拡大し塗料の需要は着実に増加する。この点にバフェットはかねて注目していた。単なる短期の投資でなく長期的にポートフォリオにいれる方針だろう。
新しい視点から業界が注目される段階にはいってきた。遅まきながら東京市場での塗料株の上記2社に注目するとともに、バフェットにコピー(提灯をつける)してアクサルタ株にも注目しよう。

本日の東京市場では久しぶりのバイオ関連の有望株サンバイオ(4592)のIPO(新規公開)がある。慢性期脳梗塞の治療薬を開発中で、大半の患者の回復が不可能とみられているが、それに対処する医薬品である。臨床試験はフェーズⅡだが、成功すれば画期的なことである。夢を買うつもりで投資を考えよう。
「トリトンスクエア通信」では詳報した。