ソフトバンク(9984)が第3四半期の決算を発表した。内容は営業利益+32%、当期利益4.2倍という好決算であった。
当期利益には中国株アリババの昨年11月の公開時の売却益が入っている。
孫社長の説明会で「携帯電話のインターネットマシン元年」の宣言が注目された。2000年代にはいってからADSLによるブロードバンド化、日本テレコム買収による通信会社へのビジネスモデルの転換、そして今回の「インターネットマシン元年」と、8年間で大きな成長の節目を作ってきた。
これまでインターネットはPCを端末に普及してきたが、いよいよ携帯電話が端末の主流になるというものだ。
①通信速度②画面のサイズ③CPU(中央演算機能)が遅いーという理由でPCにとって代わることができなかったが、これらの問題が解決された。端末の数では5倍以上の普及率のある携帯電話での、ネットの普及はさまざま面で新しい革命が起こる。
それにソフトバンクは世界最大の市場である中国で先行しているのを強調した。アジアの人口が、世界のネット市場の中心になるという自信をみせた。
これまで株価はそれぞれの転換点で大きく上昇してきた。今回もその可能性が出てきた。
ときあたかもマイクロソフトの米ヤフー買収の話が出ている時である。仮にマイクロソフトが買収に成功すれば、ソフトバンクの世界戦略のスピードは早くなるだろう。
ソフトバンクに注目。