足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ソフトバンクの新時代論

2008-02-08 08:35:40 | 株式

ソフトバンク(9984)が第3四半期の決算を発表した。内容は営業利益+32%、当期利益4.2倍という好決算であった。

当期利益には中国株アリババの昨年11月の公開時の売却益が入っている。

孫社長の説明会で「携帯電話のインターネットマシン元年」の宣言が注目された。2000年代にはいってからADSLによるブロードバンド化、日本テレコム買収による通信会社へのビジネスモデルの転換、そして今回の「インターネットマシン元年」と、8年間で大きな成長の節目を作ってきた。

これまでインターネットはPCを端末に普及してきたが、いよいよ携帯電話が端末の主流になるというものだ。

①通信速度②画面のサイズ③CPU(中央演算機能)が遅いーという理由でPCにとって代わることができなかったが、これらの問題が解決された。端末の数では5倍以上の普及率のある携帯電話での、ネットの普及はさまざま面で新しい革命が起こる。

それにソフトバンクは世界最大の市場である中国で先行しているのを強調した。アジアの人口が、世界のネット市場の中心になるという自信をみせた。

これまで株価はそれぞれの転換点で大きく上昇してきた。今回もその可能性が出てきた。

ときあたかもマイクロソフトの米ヤフー買収の話が出ている時である。仮にマイクロソフトが買収に成功すれば、ソフトバンクの世界戦略のスピードは早くなるだろう。

ソフトバンクに注目。


ヘッジファンドの大御所の教え

2008-02-08 08:15:52 | 株式

かつてはジョージ・ソロスと並んでヘッジファンドの世界で活躍したマイケル・スタインハートは次のように語っている。

「ヘッジファンドを運用している時はひとつのことに集中していた。パフォーマンスだ。ファンドの成果を最大にするためには、数々の武器を使い、その兵器庫をいつも抱えていた。一日中、相場のことだけを考え、ほかのことには一切、手をつける時間など取れなかった。

個人投資家が、このようなプロの投資家と勝負するのは無理な話である。

そこで個人投資家にお勧めしたいのがインデックス・ファンドかETF(上場投資信託)である。手数料は安いし、透明性があり、節税もできる。

価格は市場の変動にしたがって動く。

ETFのなかには利益や配当といったファンダメンタルに応じて価格が変動するように設計された銘柄もある。株価指数には安い時に買い、高いときに売るという機能はない。

しかし現在のように相場の安い時には、即座に投資ができるのがFTFである」(フォーチューン誌)。

数々の波乱を乗りきってきた運用者の言葉である。

昨今のような相場の環境下では教えられる言葉である。

私はインデックス・ファンドのほかに、金価格連動型投信(1328)に注目している。

(お断り)

昨日は「ブロッグ」のシステム関連の工事のため7日の原稿の入力が遅れました。