足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ヤフーのストップ高

2008-02-04 18:29:04 | 株式

久しぶりにネット株が賑わった。

低迷していたヤフー(4689)がストップ高だ。

マイクロソフトの米ヤフーの買収がネット業界のM&A時代の始まりの人気を先取りする。先週、日本のヤフーの決算発表があったが、大型企業になったとはいえ売上が前年比+27.5%も増加する成長はインターネット企業の実力だ。

今夜のウォール街では米ヤフーの買収に絡んで、ほかのネット株にどのように人気が飛び火するか、そしてライバルのグーグル(GOOG)の株価がどのような動きをするかが大きな関心事である。

グーグルは先週、第4四半期の決算がアナリストの上限に達しなかったということで売られたが、マイクロソフトのヤフー買収のニュースが売り人気に拍車をかけた。

株価は昨年12月初めの高値$747から-32%下落した。

同社はもともと予想の数字は出さない。あくまでアナリストの予想である。

公開時にラリー・ページとサーゲイ・プリンの2人の経営者は「下から上がってくる数字に手心は一切加えない。ウォーレン・バフェットのように長期のことを考えて経営する」と強調した。これまで3回、予想を下回ることがあったが、次の期には必ず挽回した。

ウォール街のアナリストの、先週末の反応は3分の2が「買い」で据え置いた。

ただ株価の下落で目標値の引き下げが目立ったが、そのひとつであるバースタイン・リサーチのジェフリー・リンスディは目標値を$750とした。

グーグルの独占にストップをかけるのはネット革命にはプラスで、それがグーグルにも刺激になるという見方が多い。さすがは大人の見方である。

インターネットの真髄は「オープン性」と「イノベーション」にある。

コメント
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