ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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吾輩は・・・

2011-11-01 23:54:01 | 日記

 2011年11月1日、「1」がきれいに並んでいます。と、いうことでWikipediaにて「11月1日」について調べてみました。すると、11月1日は新紙幣発行の日である事が分かり、1984年11月1日から千円札は夏目漱石、五千円札は新渡戸稲造、一万円札は福沢諭吉を肖像とし、2004年11月1日からは千円札は野口英世、五千円札は樋口一葉、一万円札は変わらず福沢諭吉を肖像とし、現在に至っています。稀代の文学者たちが肖像となっていますが、何故彼等が選ばれたのでしょうか。知っている人がいれば教えて下さい。

 

 文学といえば読書、読書といえば、私が通っていた高校では生徒を活字に慣れさせるため、或は読書を習慣化させるために朝のホームルーム前の15分間を読書タイムとしていました。当時、私が愛読していたのは推理小説やミステリーの類で、特に東野圭吾に傾倒していました。理由は簡単で、読みやすかったからだと思います。ただ、ある時、日本文学に手を出してみた時期がありました。これも理由は簡単で、ちょっと小難しそうな本を読んでいる自分に酔いたかったからだと思います。太宰治、小林多喜二、夏目漱石を読んだところでお腹がいっぱいになりました。

 

 漱石枕流。中国の故事から生まれた四字熟語で、「負け惜しみの強い事や無理矢理なこじつけ」を意味しており、夏目漱石という名前(ペンネーム)の由来になっています。「山奥で石を枕に清流で口を漱ぐ生活を送りたい。」と理想の隠遁生活を語ろうとしたところ、誤って「石で口を漱ぎ、流れを枕にしたい。」と言ってしまい、それを揶揄した者に対して「流れに枕するのは俗世間の賤しい話で穢れた耳を洗いたいからだ。石で口を漱ぐのは俗世間の賤しいものを食した歯を磨きたいからだ。」と無茶苦茶なこじつけをしたことが語源となっています。

 

 情勢に目を移すと、人事院勧告の実施見送りが濃厚となっている中で、給与削減に係る臨時特例法案についても法案の可決が現実味を帯びています。しかし、一部報道では国家公務員制度改革関連四法案については、今臨時国会での可決成立が困難との見方もあるようです。しかし、給与削減に係る臨時特例法案の成立だけが先行することは断じて許されないと我々は政府に対して牽制してきました。今後の国会情勢を注視する必要がありますが、「石に漱ぎ流れに枕す」政府の対応が仮にあった場合は納得のいく説明を求めて、場合によっては頑として譲らない強固な意志をもって闘う必要があるのではないでしょうか。(大将)