暘州通信

日本の山車

01671 出石神社祭

2008年06月20日 | 日本の山車
01671 出石神社祭
兵庫県豊岡市出石町宮内  
出石神社
□祭神
アメノヒボコノミコト 天日槍命 出石八前大神
境内社
比賣社 祭神麻多島は天日槍の妻。
夢見稲荷社
天神社
ほか。

□山車
だんじり、子供だんじりを曳く。

□汎論
出石神社は但馬国一の宮で、延喜式にも記載される古社。創祀は不詳で、社伝には
谿羽道主命と多遅麻比那良岐によりアメノヒボコノミコト(天日槍命)を祀ったという。アメノヒボコは、朝鮮新羅(しらぎ)の王子であったが、妻との間がこじれ、妻は日本に帰ってしまう。王子は妻を追って難波にきたものの、ここで土地神に阻まれ妻のもとにいたることができなかった。いったん引いて播磨の宍粟邑(現兵庫県宍粟郡)に落ち着くが、このあと宇治川(京都府)をさかのぼって、近江にいたり、近江国の吾名邑(現滋賀県坂田郡)にしばらくと泊まった後若狭(福井県)を経て但馬(兵庫県)に着き、ここで出石の太耳の娘、アタオ(麻多烏)を娶って定着した。
アタオは、但馬諸助(もろすく)を生み、諸助は但馬日楢杵(ひならき)の父となっ
ている。さらに日楢杵は清彦の父。また清彦は田道間守(たじまもり)の父となった

アメノヒボコは息長氏の外戚となり息長帯媛は、のちの神功皇后であるがアメノヒボコノミコトの孫にあたる。