暘州通信

日本の山車

03276 須々岐水神社御船祭

2006年12月31日 | 日本の山車
03276 須々岐水神社御船祭
長野県松本市里山辺
須々岐水神社(すすきがわじんじゃ)
祭5月上旬。

松本市里山辺薄町には、平安時代に叙位された薄水神を奉る薄ノ宮(須々岐水神社、ススキガワジンジャ)がある。

・薄町
薄町は宮本を兼ね、連の名を片葉社という。
彫刻は立川和四郎富重、立川専四郎富種と娘の松代(湘蘭)。
建造は江戸末期。
彫刻は鐡拐仙人、唐獅子、日本武尊、粟穂に鶉、蝦蟇仙人、東方朔など

・湯の原
湯の原は連名を白糸連という。
彫刻は立川和四郎富重、立川専四郎富種(琢斎)
安政二年に建造にかかり、同四年に完成した。
彫刻題は二十四孝、粟穂と鶉、獅子、龍 など
屋根はせり上げ式。
金具は京都の錺師・躰阿弥作左衛門(たいあみさくざえもん)の作で龍と雲。

・新井
新井は若草連という。
建造は江戸後期。
彫刻は唐獅子、七賢人、馬師皇、龍、鯉、亀 など

・下金井
下金井は連の名をかねこ連という。
建造は安政四年(1857年)
彫刻主題は源義家、常盤御前、新田義貞、五條の橋の牛若丸と弁慶、粟穂に鶉 など
作者は不明。立川富種の弟子・原田蒼渓が補作する。

・荒町
荒町は連の名を赤人連という。
作者:不明
立川富種の弟子・原田東渓、東渓の子・清水湧水が 補作している。
彫刻題は源頼朝石橋山の合戦、源頼朝、力神、鳳凰、雷神、風神 など
屋根はせり上げ式。
明和四年(1767年)の建造説があるが裏付ける資料がない。
彫刻は東渓。
上臺紫の羅紗幕は文政十二年(1829)の作。

・西荒町
西荒町は連の名をかやの連という。
大正11年、清水湧水の建造。
彫刻主題は国生物語、かまどの煙、龍、花鳥 など
屋根はせり上げ式。

・上金井
上金井は連の名を圓上連という。
立川東渓が明治中期に補作している。
建造は天保六年(1835)より前。
彫刻は上り龍、下り龍、鯉、波と亀 など
上臺に源義経の人形を飾る。

・藤井
藤井は連の名を朝日連という。
建造は江戸末期、立川富保による。
彫刻は七福神より布袋、毘沙門天と弁財天。林和靖、その他の仙人など。
屋根はせり上げ式。

・兎川寺
兎川寺は連の名を都連という。
建造は天保期立川一門と推定される。
昭和3年、立川東渓の次男・清水島太郎が補作している。
彫刻主題は楠公、村上義光、宝尽し、盧敖仙人、ねずみと大根 など

□汎論
 松本市の東部にある里山辺地区を薄川が流れる。古くから祭の信仰の対象とされてきた。「日本後紀」によると延暦18年12月甲戌の項に、高句麗から渡来した信濃国人卦婁真老は「須々岐姓」を与えられたとある。長野県千曲市にも薄川があり、関連が考えられる。
日記ブログ・ランキングに参加しています。アイコンをクリックしていただくと1ポイントつきます。


  日記@BlogRanking


00917 法性神社祭

2006年12月31日 | 日本の山車
00917 法性神社祭
長野県辰野町平出
法性神社
祭は4月下旬-5月上旬。
屋臺4臺が出る。
七年に一度、干支の寅・申歳には平出、上町、下町、旭町に飾付けした屋臺がでる。

日記ブログ・ランキングに参加しています。アイコンをクリックしていただくと1ポイントつきます。


  日記@BlogRanking




01785 青峰山御船まつり

2006年12月31日 | 日本の山車
01785 青峰山御船まつり

三重県鳥羽市松尾
青峰山 正福寺
祭は旧暦1月18日(2月上旬)。
三重県磯部町との境にある青峰山は標高336メートル。古くから海上交通の目印とされてきた。この山の名称を山号とするのが青峰山正福寺。
縁日には大漁旗があげられ、露店が立ち並んで海上交通安全を願うひとらで一日中賑わう。
御船まつりの名があるが、御船が曳かれるわけではない。
問い合わせ
青峰山正福寺
0599-55-0061

日記ブログ・ランキングに参加しています。アイコンをクリックしていただくと1ポイントつきます。


  日記@BlogRanking




01147 矢彦神社祭

2006年12月31日 | 日本の山車
01147 矢彦神社祭

01147 矢彦神社祭
長野県上伊那郡辰野町大字小野字八彦沢
矢彦神社
主祭神は正殿に、大己貴命、事代主命
副殿に建御名方命、八坂刀賣命
南殿に天香語山命、熟穂屋姫命
北殿に神倭磐余彦天皇、誉田別天皇
明治宮に明治天皇
をそれぞれ祀る。
祭は10月上旬
屋臺三臺を曳く。
□屋臺
上町
下町
旭町

汎論
矢彦神社は隣の小野神社とともに信州二ノ宮神社であり、御柱がたてられる。諏訪大社が現在の地に鎮座するまえに社地とされたという伝承がある。 社記によると、大己貴命(おおなむちのみこと)の子である事代主命(ことしろぬしのみこと)と建御名方命(たてみなかたのみこと)とともに小野の地にいたったといわれる。新潟県の弥彦(やひこ)神社と同名である。
祭は毎年八朔(旧八月朔日)であったが新暦により9月朔日となったが現在は10月上旬である。
天武天皇の白鳳二年(674)勅使を遣わして新宮を建造し、遷宮祭と御柱祭が七年ごとの式年祭と定められた。
木曽義仲が木曽山林から用材を伐り出して社殿を造営し、以後七百年にわたり宮材は木曽山林から出ている。
鎌倉時代以降、武田信玄・勝頼はじめ徳川幕府により社殿が造営された。慶安二年徳川家光より高10石付属山林緒役免除の朱印状を拝領している。
御柱大祭は、卯歳、酉歳の5月に定められている。
名跡 県宝:
神楽殿、勅使殿、拝殿、回廊、社殿は長野県の県宝。
神楽殿の彫刻は、二代目立川和四郎富昌により天保13年 (1842)に作られた。

日記ブログ・ランキングに参加しています。アイコンをクリックしていただくと1ポイントつきます。


  日記@BlogRanking





01140 小野神社の鉾

2006年12月31日 | 日本の山車
01140 小野神社の鉾

小野神社

長野県塩尻市。

小野神社は塩尻市の南、三州街道とよばれる国道153号の西にある。
お隣の矢彦神社とともに信濃ニノ宮神社となっている。
小野神社には古くから継承されてきた鉾があるが、この鉾はどのような用途で用いられてきたか由緒は不明とある。
一方、小野神社の境内に何人とも立ち入りを許さない場所があり四角い磐があり、磐坐とされる。中央部に穴が穿かれていることから、鉾をたてたのでは? と推定されている。磐坐に鉾をたて降臨する神の依代としたのは充分想像できる。

日記ブログ・ランキングに参加しています。アイコンをクリックしていただくと1ポイントつきます。


  日記@BlogRanking




03567 諏訪神社祭

2006年12月30日 | 日本の山車
03567 諏訪神社祭
長野県塩尻市北熊井
諏訪神社
祭は4月中旬
塩尻市阿禮神社の北に位置する。かってお船が曳かれたが現在は休止している。

日記ブログ・ランキングに参加しています。アイコンをクリックしていただくと1ポイントつきます。


  日記@BlogRanking



02803 阿禮神社祭

2006年12月30日 | 日本の山車
02803 阿禮神社祭
長野県塩尻市大字塩尻町字明神平。
祭は7月中旬。
平成になって改修された、舞臺とよぶ山車7臺を曳く。

□山車
・上町
・室町
・中町
・宮本町
・堀ノ内
・桟敷
・長畝
     
 阿禮神社は、延喜式に記載される古社。奥の院ともいい、坂上田村麿が安曇郡有明山の賊を攻めその平定後に祀ったという。
祭神は素盞嗚命。
創祀は安曇宿禰海神綿積、豊玉彦神子穂高見命だったといわれその後、祭神が変わり大碓命を経て素盞嗚命に到ったらしい。
塩尻市内に前宮(里宮)があって、舞臺とよぶ山車が曳かれる。

日記ブログ・ランキングに参加しています。アイコンをクリックしていただくと1ポイントつきます。


  日記@BlogRanking




●912 お目こぼし?

2006年12月21日 | 行政・司法問題
●912 お目こぼし?
地方の幹線国道などを車で走っていると、よくダンゴ状態になる。キャラバンのように集団で走ることになるわけだが、いつのまにか制限速度60キロを超えてしまい70キロ近くスピードがあがっている。
だがみな平気で走っている。つまり集団スピード違反というわけだ。
この最後尾にパトカーがいるとどうなるか?
スピード違反で取り締まることはまずしないらしい?
つまり、司法の裁量権。お目こぼしというわけだ? 次第にスピードがあがり80キロ90キロと暴走すればもう許されない。
お目こぼしの許容の限界とはどこまでか?
岐阜県前知事に使簇され、裏金を操作着服した岐阜県職員OBたち、その返還は遅々として進まないようだ。すでにほうどうされているように犠牲者が出た。梶原拓の間接殺人だ! という批判もあるそうだ。
しかし、岐阜県の裏金問題。その解明は露顕したときの華々しさにくらべあまりにも貧弱だ。
なぜか?
総責任者たる岐阜県知事と岐阜県警、岐阜検察庁の「お目こぼし」があるからだと見られている。
知事の付属機関たる議会が知事の権限を凌いでいる(つまり知事を当選させたウラ人脈は岐阜県議会が握っている)。県議会の意思に反すれば現職知事はつぎの選挙で戦えない。梶原拓を追い詰めるべき知事は伝家の宝刀が抜けないウラ事情がここにある。
言い換えれば、梶原拓の一連の不始末は、岐阜県議会によって擁護されているということだ。
少々のスピード違反には眼を瞑ってやっているではないか。警察の仕事にあれこれ口出しするなということらしい? 
しかし、裏金(横領公金)返還の総責任は事件をふりまいた梶原拓にある。OBの分はすべて代位弁済するべきだ。
古田知事は岐阜県議会の意思をはねのけて梶原拓に損害賠償請求に踏み切るべきだ。
はなし変わるが、合同捜査本部の捜査は石原産業社長ついに逮捕しなかった。いや、逮捕しなかった。そのいいわけはいかにもシラジラしい。三重県にはまったくお咎めなし。
つまり、「お目こぼしはからい」がここでも作用したということだ。そこには人脈・金脈のウラ事情が見え隠れする。
岐阜・三重・愛知の司法・行政腐敗はいちじるしい。あとから悪事の露顕した福島県、和歌山県、宮崎県は現職知事がとっくに逮捕されているぞ(笑)。「やっぱりね」という覚めた眼でみている県民は多数いることを忘れないでほしいものだ。

日記ブログ・ランキングに参加しています。

  日記@BlogRanking



●911 していいこと・いけないこと

2006年12月06日 | 行政・司法問題
●911 してよいこと・いけないこと。
 ひとはおのずから分かっている。法〇〇条により処罰されますよ。などと小難かしいことを言わなくてもだいたいはしてはいけないことはわかっている。その基本は幼児教育、家庭教育における成長過程で身についてゆく。
だから、ひとは、していいこと、わるいことを身についた常識と思っているし、道から外れないことで社会秩序が守られている。
幼児が井戸に落ちようとしているのをみて飛んでいって止めるのは「人間の本質」で(孟子)あり、人間の性は善であるというのはよく知られている。
だが、生まれながらにして善人で、すべての行いが善である人はいないし、おなじように生まれながらにして悪人で行ないすべてが悪人もいない。
すなわち、善良にひとがときに悪に手を染め、悪い人と烙印を押されているような人も善行をはたらく。
善・悪の尺度は一般社会では常識のものさしではかり、その長短には個人差がある。
ところで、頻繁に起きている行政不正、警察不祥事。
逮捕され立件される事件? 事件にならない事件?
諸悪の尺度をはかる司法と行政のものさしは近頃余りにも狂っているのではないか?
裁判官・検察官・警察官の資質がいちじるしく低下し、さらに下がり続けていることを痛感している。
身近でたとえば、岐阜県の裏金の元凶でありながら逮捕されない梶原拓前岐阜県知事。産業廃棄物フェロシルト問題の総責任者たる石原産業田村社長。
規矩の尺度が歪められていると感じるのだが……。

日記ブログ・ランキングに参加しています。

  日記@BlogRanking


●910 卑屈な岐阜県知事

2006年12月04日 | 行政・司法問題
●910 卑屈な岐阜県知事
□古田肇岐阜県知事は立候補に当たって前梶原拓の地盤をついだ。
□古田知事を支援したのは、自民・公明・民主。だから各党合同のあいのり路線で当選した知事は政党に頭が上がらない。
□だから諸悪の首魁・梶原を追求しない。
□OBの返還金に断固として処置がとれない。
□無理を押すと次の選挙が危なくなるから。
□だから岐阜県の裏金問題が詰めの段階で知事の腰が引けてきた。
□なかば強制的に裏金返済を迫られて履行した現職の不満がくすぶる。
□しかし強硬姿勢を貫けば、灰色県議会議員らの議会で不信任案提出の動議が……。
□県政の混乱の責任をとりいさぎよく辞職すべきだった。
□ウラ下ね問題は竜頭蛇尾の不甲斐ない結果に終わりそうな気配だ。
□古田肇知事案外俗物だったようだ。


日記ブログ・ランキングに参加しています。

  日記@BlogRanking



●909 裁判官の死は司法のいじめ?

2006年12月04日 | 行政・司法問題
●909 裁判官の死は司法のいじめ?
住民ネット違憲判決をした大阪高裁の裁判官が自殺した。
判決に自らの信念をとおした裁判官に讃辞を贈り、近年まれな裁判官と裁判にかける市民の信頼をとりもどした裁判官だと高く評価していた矢先の突然の自殺はあまりにも悼ましい。
流れに棹をさす判決には、司法周囲からの反発と中傷が重圧となったのだろうと推定する。
先の岐阜県河野部長の自殺もそうだった。死を覚悟するまえに勇気をもって真相を表白すべきだった。所詮裁判官も「ひとの子」だったということか。真相は闇からヤミとなったのは惜しまれる。これでまた凡百のことなかれ裁判官が安堵し、裁判に新風を吹き込む意欲的な裁判官が出てこなくなるぞ?


日記ブログ・ランキングに参加しています。

  日記@BlogRanking



●908 ここみやこにはやるもの…

2006年12月02日 | 行政・司法問題
●908 ここみやこにはやるもの…
裏金、談合、贈賄・収賄、ヤラセ、警察不祥事、いじめ……

岐阜県、福島県、和歌山県、宮崎県、
今日もまた成田市の問題が取りざたされている。
あとを絶たない行政不祥事が重なっている。
なぜこう次々と行政の不正が続くのか?
「もともとあったが、表面に出なかっただけ」。「このごろはすぐ表面化して行政職員はやりにくくなってきている」。「???……」。
行政の不正は不可侵領域で、警察、検察など司法も及び腰、各地で行なわれている行政訴訟の判決を見ても首をかしげる事件が多い。
審判に不服を言わないのは大原則だが……、裁判官の資質の問題まで含めて国体を支えるシステムに狂いが生じていることは確かなようだ。
このままではまだまだ事件が重なることを予想させる。


日記ブログ・ランキングに参加しています。

  日記@BlogRanking