◆斐太番匠の道具と本地
建築の起工式などで、建築に携わる人々が、墨壷(すみつぼ)、指矩(さしがね)、釿(ちょうな)の三具を【釿飾り】として神に供え工事の無事と、竣工を祈願することはよく知られるが、
斐太ノ工の家々では建築道具一〇種を佛に見立てて、大切に扱ってきた。
その一〇種とは、
斧(おの) 火炎不動明王
釿(ちょうな) 釈迦如来
鉋(かんな) 文殊菩薩
曲尺(かねじゃく) 普賢菩薩
墨壷(すみつぼ) 観世音菩薩
鋸(のこぎり) 勢至菩薩
地板(ぢいた) 地蔵菩薩
鑿(のみ) 大日如来
がんがり 虚空蔵菩薩
錐(きり) 阿弥陀如来
これに小物類二十八宿が撰ばれている。 元禄十六 癸未歳 斐太番匠の記録である
建築の起工式などで、建築に携わる人々が、墨壷(すみつぼ)、指矩(さしがね)、釿(ちょうな)の三具を【釿飾り】として神に供え工事の無事と、竣工を祈願することはよく知られるが、
斐太ノ工の家々では建築道具一〇種を佛に見立てて、大切に扱ってきた。
その一〇種とは、
斧(おの) 火炎不動明王
釿(ちょうな) 釈迦如来
鉋(かんな) 文殊菩薩
曲尺(かねじゃく) 普賢菩薩
墨壷(すみつぼ) 観世音菩薩
鋸(のこぎり) 勢至菩薩
地板(ぢいた) 地蔵菩薩
鑿(のみ) 大日如来
がんがり 虚空蔵菩薩
錐(きり) 阿弥陀如来
これに小物類二十八宿が撰ばれている。 元禄十六 癸未歳 斐太番匠の記録である