暘州通信

日本の山車

00568 新津夏祭

2008年06月11日 | 日本の山車
00568 新津夏祭
新潟県新潟市(旧新津市)
堀出神社
□祭神
イザナギノミコト 伊弉諾尊
イザナミノミコト 伊弉冉尊

□祭は八月下旬。
山車(屋臺)七臺を曳く。

□山車
・一之町
本座人形は稲神。
安政三年(一八五六)の建造。慶応年間に新発田から譲り受けた。
・二之町
江戸末期の建造。
安政年間に県北部から譲り受けた。
本座人形は大黒。
素盞鳴尊命図の見送りを懸ける。
・三之町
昭和二十五年の再建。
本座人形は恵比寿。
見送りは波に鯛
・四之町
昭和四十九年の建造。
本座人形は弁財天。
昇龍の見送りを懸ける。
・駅前
昭和四十八年の建造。
本座人形はは毘沙門天。
鳳凰図の見送りを懸ける。。
・新町
昭和五十年の建造。四輪車
本座人形は天神。
龍の見送りを懸ける。
・上善道
昭和五十二年の建造。四輪車。
人形なし。
唐獅子牡丹図の見送りを懸ける。
これよりさきには「善道丸」という山車を曳いていた。
・山谷
いまは曳かれない。

□汎論
堀出神社は、当初新津本町三丁目に創祀。大正五年に大山祇神社、羽黒神社、久須志神社、諏訪神社 二社、神明社、若宮神社、稲荷神社 二社、菅原神社を遷し、現在地に合祀された。詳細は不明であるが境内に異なる形式の鳥居が立つのは祭神の由緒であろうか。旧地の堀出神社は、天福元年(一二三三)に金津信資が築城したとき土中から二神像が出土したのを奇遇として「堀出大神」として祀ったのを創祀とする。
天正元年(一五七三)に、新津勝資がこれを新津に遷した。
祭神はイザナギノミコト(伊邪那岐神)、イザナミノミコト(伊邪那美神)、住吉神である、上筒男命、中筒男命、底筒男命。このほか宇迦之御魂神、宇気母智神、豊宇気毘売神、大御宜都神、大宜膳都神などが祀られる。金津の堀出神社には、イザナミノミコト、イザナギノミコト以外にはこれらの祭神が見られないから、何らかの意図を持って別けられたのであろう。
山車には新発田(新発田市)、村上(村上市)の様式がみられ、二輪車、三輪車が混在する。

□問い合わせ
新津支所農産業振興課
電話 0250-24-2111


04033 與謝神社祭

2008年06月11日 | 日本の山車
04033 與謝神社祭
神奈川県相模原市(旧相模湖町)
與謝神社
□祭神
ヤマトタケルノミコト 日本武尊
□祭は四月中旬。
囃子を演奏し、山車(屋臺)一臺を曳く。

□汎論
與瀬神社祭は、権現さまのお祭ともいう。甲州街道小原の宿場として栄えた。いまは国道20号線が通り、相模湖が見える。
吉野山(奈良県)の蔵王権現の分祀をうけたというが詳細は不明。
ヤマトタケルノミコト(やまとたける)は後祀であろう。
長い石段を白装束の若者たちが「イヨー、キヨー」と掛け声をかけ神輿をかつぐ。
社宝になっている県内最大の大太鼓があり、「権現太鼓」が披露される。

□問い合わせ
相模原市観光協会
〒229-8611
神奈川県相模原市中央2-11-15
電話 TEL042-769-8236