暘州通信

日本の山車

00691 青葉神社祭

2008年06月09日 | 日本の山車
00691 青葉神社祭
宮城県仙台市青葉町7番1号
青葉神社
□祭神
タケルヒコノミコト 武振彦命 (伊達政宗公)

□祭は五月下旬。
山車(山鉾)十臺あまりを曳く。

□山車
・御神船山鉾 仙台水産
・大鯛山鉾 阿部蒲鉾
・七福人太鼓山鉾 七十七銀行
・雅山鉾 JR東日本
・政宗公兜山鉾 日専連仙台会
・唐獅子山鉾 勝山企業
・青葉駒山鉾 菓匠三全
などである。

□汎論
青葉神社は仙台藩主だった伊達政宗公を祀る。
創祀時は青葉城内にあったが、明治七年(一八七四)現在地(北山)に遷座した。元々現在地には伊達家の菩提寺である東昌寺があったが、東昌寺もまたその東側に移った。
政宗夫人の愛姫(めごひめ)を祀る愛姫神社は本殿に合祀された。
例祭は秋十月上旬に行われるが、春の大祭には「山鉾」が曳かれる。
山車は昭和六十年の政宗公没後350年記念に民間主体企業などの協賛により曳行されるが永続するものとは考えにくい。

□問い合わせ
仙台市観光課
電話 022-261-1111




04677 下北大湊祭

2008年06月09日 | 日本の山車
04677 下北大湊祭
青森県むつ市(旧大湊町)
四」地区、四社の合同歳。
兵主神社 大湊上町
近川稲荷神社 大湊浜町(下町)
神明宮 大平町
宇田八幡宮 宇太町
□祭は九月上旬。
四地区、四社の合同歳に舟型山車を曳く。

□祭は九月上旬。
四地区、四社の合同歳に舟型山車を曳く。

□山車
・大神丸 大湊上町
延宝七年 (一六七九) 三月氏子の勧請にして鎮座、。
兵主神社は、釜臥山山上に奥宮が祀られる、拝殿(里宮)は「下居兵主大明神」といい、
明治二年に社名を兵主神社とあらたまった。祭神はイザナギノミコト(伊弉諾命)とあるが、社名よりオオナムチノミコト(大己貴命)、イソタケルノミコト(五十猛命)とも推定される。境内には忠魂碑があり、戦争犠牲者の慰霊のため招魂祭が行われる。
四輪の木枠臺に舟一艘をのせる。舟の上に無蓋の屋形を設け、大幕でかこみ、その上を水引幕で覆う。上臺には青竹が立つ。黒塗の勾欄をめぐらし祭神を祀る。
舟尾には松をたてる。

・神明峯(弁天丸)大平町
神明宮は、元和元年 (一六一五)に鎮座。江戸時代は神明社といったようで、
明治八年に「神明宮」となった。祭神はアマテラスオオミカミ(天照大神)か?

・稲荷丸 大湊浜町(大湊下町)
近川稲荷神社の祭神は、倉稲魂命、大物主命。創祀は寛永三年 (一六二六)。
大物主命は享保五年(一七二〇)の勧請。さらに明治十年に讃岐金刀比羅神社より分祀
を受けている。

・八幡丸 宇太町
八幡宮は、寛政四年 (一七九二)の創祀。 明治六年に「八幡宮」と定まった。
祭神は應神天皇。
舟型山車で、舟腹には極彩色の龍が描かれる。舟上には朱塗の勾欄がめぐらされる。上臺にも刎勾欄がつくが、勾欄柱、平桁は黒塗である。

□汎論
むつ市大湊町は津軽湾に面し、集落ごとに鎮守の神を祀っている。創祀はふるく早くから舟山車を曳いたようである。当初は海上で操船している舟を浜に引き上げて装飾し、曳いたとも言う。下北半島には風間浦など他の地区にも舟山車が曳かれる。