友禅弁当

①春巻き（お嬢は唐揚げ）
②茄子とゴーヤーの味噌炒め
③じゃが芋のバター醤油
④かまぼこと葉山葵のマヨ和え
⑤ミニトマト
⑥みかん
⑦ひじきふりかけご飯


友禅弁当とは、おかずが友禅風、という事ではなくて
包む風呂敷が、京友禅という意味だ。

京都物産展で買った風呂敷で包むのは、
汁気がないおかずの時、と決めた。
で、今日は、水っぽいおかずはないので
包む事にしたが
果たしていいのか、と自問自答。

素敵なハンカチや洋服を買った後、
それを使うのが何となく勿体ない。
使ってこそ、そのものの使命は果たされると思うが
じゃんじゃん使う事が出来ない。

決心して使おう、と思った時は
長い事タンスに収納されて
ナフタリンの臭いがしたり
古びていたり…

ついでに言うと
食事の時、大好きなおかずは一番最後まで残す方だから
それと共通しているのかな？

しかし、この性質は、しっかり、お嬢に遺伝しているようである。
弁当をバッグに入れながら
ああ、勿体ない、と呟いた。