カクレマショウ

やっぴBLOG

「悪いニュース」と「いいニュース」

2007-02-06 | ■テレビ/メディア
マスコミが報道する「情報」を、仮に「いいニュース」と「悪いニュース」に分けてみたとしましょう。どちらが多いでしょうか? 調べてみたわけじゃありませんが、たぶん後者です。「悪いニュース」とは、視聴者が思わず顔をしかめたくなるようなニュース。いじめとかリストラとか事故とか殺人事件とか。できるだけたくさんの人に見たり読んだりしてもらうのがマスコミ最大の願いですから、そういうニュースの方が世間の耳目を集め . . . 本文を読む

納豆ダイエットに踊らされる。

2007-01-21 | ■テレビ/メディア
関西テレビの「発掘!あるある大事典Ⅱ」のデータねつ造。またかという感じですね。 「納豆がダイエットに効く」という放送で、スーパーの納豆コーナーを空っぽにするほど影響力のある番組です。それが、提供された情報やデータがそもそも嘘っぱちだったというのですから、開いた口がふさがりません。 もちろん、テレビの情報を丸ごと鵜呑みにする視聴者側に問題がないわけではありません。「すべての情報は“編集”されたも . . . 本文を読む

山田太一「想い出づくり」のトレンディさ

2007-01-08 | ■テレビ/メディア
「想い出づくり。」 山田太一脚本作品として、前にもこのドラマについては少し触れたことがありましたが、先日、ふとしたことから本棚の隅に眠っていたシナリオ本を読み、改めてこのドラマのすごさに圧倒されたので、きちんと記しておきたいと思います。 このドラマが放映されたのは、1981年9月18日から1981年12月25日、毎週金曜日の夜10時のTBSでした。裏番組はあの「北の国から」。しかし当時大学生だ . . . 本文を読む

「佐賀のがばいばあちゃん」に見る健気さ

2007-01-04 | ■テレビ/メディア
フジで放映された「佐賀のがばいばあちゃん」。漫才師B&Bの島田洋七の原作がベストセラーで、吉行和子主演で映画化もされてこちらも大ヒット。これまでまったく関心がなかったのですが、見るともなしに見ていたら、つい引き込まれてしまいました。 今回は泉ピン子主演でしたが、これがまたうまい演技で…。私、バラエティに出ている和田アキ子はあんまり好きでないのですが、彼女がブルースを歌うと度肝を抜かれます。私にと . . . 本文を読む

タイムスリップで戦争を知る。

2006-09-19 | ■テレビ/メディア
TBSが、2003年、2005年に続く戦争企画第3弾として放映した「僕たちの戦争」を見ました。 ドラマのパターンとしては、太平洋戦争当時に現代人がタイムスリップするというもので、これは昨年の放映された山田太一のドラマ「終わりに見た街」とおんなじです。違うのは、昭和19年に生きる海軍の若者も同時に現代にタイムスリップしてくるというところ。運命の糸に結ばれていたのでしょうか、瓜二つの顔をした吾一と健 . . . 本文を読む

なにゆえに「めぞん一刻」のドラマ化?

2006-08-07 | ■テレビ/メディア
「めぞん一刻」が、来春、テレビ朝日系列でスペシャルドラマとして放映されるらしい。音無響子役には、伊東美咲が決定したとのことですが、五代役はこれからオーディションで決めるのだとか。 それにしても、今、なぜ「めぞん一刻」? 「めぞん一刻」とは、1980(昭和55)~87(昭和62)年まで「ビッグコミックスピリッツ」誌上に連載されていた高橋留美子の漫画です。ボロアパート「一刻館」に管理人としてやって . . . 本文を読む

古畑任三郎ファイナル

2006-01-11 | ■テレビ/メディア
1992年に第1作が放映されて以来、シリーズとしてはパート1~3(全33話)、ほかにスペシャルが5回、総集編1回が放映されてきた古畑任三郎シリーズも今回のスペシャル3本でファイナルだそうです。私は全編見ているわけではないのですが、それでも、パートⅠ第1回の中森明菜、桃井かおり、スペシャルではSMAP、山口智子、松本幸四郎などが印象に残っています。 今回のゲストは、第1話は藤原竜也と石坂浩二、第2 . . . 本文を読む

不易の紅白歌合戦

2005-12-31 | ■テレビ/メディア
考えてみれば不思議な歌番組。いろんな世代の歌手が入れ替わり立ち替わり、ほとんど間髪を置かずに歌い継いでいく。一曲を聞き終わった後の余韻もへったくれもない。中島美嘉の「雪の華」がフェイドアウトすると同時にサブちゃんの「風雪ながれ旅」のイントロがかぶせられていくんだから。この2曲を「雪の歌をどうぞ!」でまとめてしまうえげつなさには、あきれるを通り越して感服してしまいます。 アイドル系、歌姫系、ヒップ . . . 本文を読む

無意味良品

2005-12-15 | ■テレビ/メディア
BSフジで放映している「無意味良品」。 「不便でダサくて不必要な、“ムダな商品”」を紹介する番組です。冗談みたいだけど本当にこんなモノあったの!と思うような商品が笑いを誘ってくれます。 本やDVDまで出ているようですが、とりあえずサイトをのぞいてみると、あるわあるわ、ちょー「」無意味」な「良品」。 例1)「USBそうめんまわし」。「USB」とは、パソコンに接続できるという意味。パソコンにUSB . . . 本文を読む

山田太一「終わりに見た街」。ふぞろいの林檎たちのさらなる成長。

2005-12-03 | ■テレビ/メディア
しかし、中井貴一と柳沢慎吾じゃ、どうしたって「ふぞろいの林檎」でしょう。冒頭、幼なじみの二人が久々に再会する場面。これはふぞろいの続きかーと思ってしまいましたもん。ふぞろいで中井貴一の母親役をしていた佐々木スミエが農婦役で登場してきて、中井とポンポン掛け合いするは、柳沢慎吾が電柱を叩いてグチるはで、あ、ふぞろいふぞろい、と思って見ていました。 何の説明もなく、中井貴一一家4人が、家ごと昭和19年 . . . 本文を読む

TRICK再び

2005-11-15 | ■テレビ/メディア
日曜日の夜、楽しみにしていた「TRICK」新作スペシャルでした。 山田奈緒子も上田次郎も矢部刑事も相変わらずのキャラクターでほっとさせられました。変わらないっていいな、と思いました。自称天才奇術師、山田奈緒子の登場も、いつものように浅草のお花やしきのステージ。いつものようにチャイナドレスをまとい、いつものように古典的な奇術を見せ、いつものように、気がつくと客はあの男だけ! いつものパターンなのに . . . 本文を読む

野田奈央子に会いたくて

2005-05-25 | ■テレビ/メディア
野田奈央子。いいですねー。いえ、ドラマ「anego」の話です。まっすぐで暖かくて気持ちいい。実際にも「あんなふうな人」はいるのかもしれませんが、たいていの場合そういう人は「いやみっぽく」見られるのが現実で。決していやみっぽくない素敵な「野田奈央子」が見られるのは、多分に、演じている篠原涼子の魅力によるところが大きいのです。 ドラマとしては別にどうってことのないドラマですが、野田奈央子に会いたくて . . . 本文を読む

事故の報道について

2005-05-03 | ■テレビ/メディア
JR西日本の列車事故に続いて、今日は静岡県警のヘリコプターが墜落して5人が死亡するという痛ましい事故が起きました。これらの事故に関するテレビ報道をつらつら見ていて感じたこと…。 うろ覚えで申し訳ありませんが、地元の青森放送は、何年か前に「被害者や遺族にはマイクを向けない」ことを社内で取り決めたと聞いたことがあります。全国的にはそれがどの程度広がっているかはわかりませんが、列車事故の報道を見る限り . . . 本文を読む

「新シルクロード」に思う

2005-02-20 | ■テレビ/メディア
NHKの「新シルクロード」の第2集「トルファン 灼熱の大画廊」を見ました。 喜多郎のテーマ音楽と石坂浩二のナレーションによるNHK特集「シルクロード」が放映されたのは1980年のことでした。日本と中国の国交が樹立されたのが1972年。日中平和友好条約の締結が1978年です。「シルクロード」の放映はそのわずか2年後ということになります。「日中共同取材」といううたい文句がとても新鮮に感じられたもので . . . 本文を読む

とんがり小僧のホリエモン

2005-02-18 | ■テレビ/メディア
ライブドアの堀江社長が、連日とんがった言動で世間をにぎわせてくれています。迎え撃つフジテレビの日枝社長も負けじと吠えていますね。 最初にこのニュースを聞いたとき、ネットで世界を「支配」するはずの堀江社長がなぜテレビ(フジテレビ)、ラジオ(ニッポン放送)、新聞(産経新聞)という「マスメディア」をほしがるのか不思議に思いましたが、話を聞いていると、結局、インターネットに人々を誘導するための「手段」と . . . 本文を読む