yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

せどり男爵数奇譚

2012-08-16 23:02:36 | ミステリー
梶山季之さんの「せどり男爵数奇譚」を名古屋への往復で読了。

かなり以前に書かれた本なのですが、「ビブリア」シリーズなどを読んで『せどり』という言葉に馴染があったのでついつい手に取ってしまいました。

せどり男爵こと笠井菊哉が出会った古書にまつわる事件を作家の『私』が聞いているという形で、6つの短編の連作になっています。

どのお話も結構面白かったのですが最後の話だけは気色が悪くって・・・

古書に魅せられるって・・・こういうことなのかと・・・
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なずな

2012-08-12 09:03:47 | その他

堀江敏幸さんの「なずな」を読み終えました。

私は守っているのではなく、守られているのだ、この子に。なずなに-。ひょんなことから預かった生後2ケ月の女の子とのかけがえのない日々を描く、長編“保育”小説。

と、図書館のHPには書いてありましたが・・・

この本の紹介文を新聞の推薦本のコーナーで読んで面白そうと予約してあったのですが・・・思った以上に楽しい1冊でした。

秀一は弟の娘・なずなを預かって育て始めた。秀一は結婚したこともない40代半ばの所謂「オジサン」です。
弟が海外で事故に遭い入院。弟の妻は原因のはっきりしない病気で入院中。その他もろもろの理由で生まれて3か月に満たない『なずな』は伯父さんの許に預けられたのです。
秀一は仕事場の理解もあり自宅出勤でなんとかなずなと暮らしている。
なずなを育てると言うことは、自分の周りの人たちに助けてもらいながら自分を育てることだと・・・感じずにはいられません。

赤ちゃんのもつ不思議な力を感じながら子育てで自分を育てている秀一さんがすごく微笑ましいし、秀一さんと同じで子供を育てたことのない私もこの主人公と一緒に『なずな』にあたふたと楽しい時間を過ごしました。
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約束の森

2012-08-09 22:44:12 | ミステリー
沢木冬吾さんの「約束の森」を読み終えました。

警視庁公安部に属していた奥野侑也は、妻を殺されて退職。人知れず孤独に暮らしていたが、かつての上司からモウテルの管理人を頼まれ、北に向かう。そこで待っていたのは見知らぬ若い男女と傷ついた1匹の番犬だった…。

今日はお休みで少々早く起きだしたので草取りを1時間と少し。

それ以外は・・・読書三昧・・・嬉しい、幸せ。

一日で読み終わってしまいました。
読み始めから、『面白そうな予感』だったのですがもう大当たり。
すっごく楽しみました。

奥野が疑似家族として一緒に住み始めた、「ふみ」「隼人」そしてドーベルマンの「マクナイト」が次第に変化していく様がしっかりと書き込まれていて入り込んでしまいました。

ふみが切れて大泣きするシーンで、そのとっかかりが弟役の隼人が「おかずが少ない」って言った事だったのだが、奥野は・・・「家事を預かるものに対して絶対に口にしてはいけない言葉のひとつ」・・・と心の中で呟くのだけど・・・

沢木さんってきっと「おかずが少ない」って言って泣かれたことがあるんだと読みながら思わず同情してしまいました。

マクナイトのかっこ良さも含めて、いや~~面白かったです。
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氷菓

2012-08-07 20:48:18 | ミステリー
米澤穂信さんの「氷菓」を読了。

「古典部シリーズ」の第一作です。 可愛いお話と思いながら読んでいたのですが・・・いやいやそれだけではなく結構深いお話でした。

次回作を読むかどうか・・・迷うなぁ。
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NO.6  #7

2012-08-03 22:34:38 | ミステリー
あさのあつこさんの「NO.6」の「♯7」を読み終えました。

ネズミが、イヌカシが・・・変わっていく・・・
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解錠師

2012-08-02 23:37:37 | 翻訳もの
これも札幌のお友達から送られた1冊です。

スティーヴ・ハミルトンの「解錠師」を読了。

翻訳ものなのですが意外にも読みやすかったです。

ハヤカワ・ミステリなのですが・・・純愛小説かいな??って言うのが私の感想ですが・・・あとは後日に。
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八丁堀剣客同心 夜駆け

2012-08-02 23:29:55 | 時代小説
鳥羽亮さんの「八丁堀剣客同心」シリーズの「夜駆け」を数日前に読み終えました。

五輪の放送を観るのに忙しくて、ブログの方が少々お留守になってしまってます。

お話はいつものパターンですし、長月の周囲の人たちの話が広がっていかないのでさすがに飽きてきましたね。
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