yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

配達あかずきん 成風堂書店事件メモ

2010-10-14 22:01:19 | ミステリー
大崎梢さんの「配達あかずきん 成風堂書店事件メモ」を読み終えました。

駅ビル6Fにあるごくごく普通の書店・成風堂。
しっかり者の店員杏子と感の鋭いアルバイト・多絵がお客様の問題解決や謎解きしていく・・・決してしたいが横たわっていたり流血騒ぎがあったりなどの物騒な事件などありません。

どれもこれもが、二人の観察眼の鋭さや気配りなどに感心させられるお話でもあります。

ほっこり心が温まるお話ばかりではありませんが、何故か私も行ってみたい本屋さんではあります。

また本文中に取り上げられている本、知ってると嬉しいし、読んでいたら『読んだわよ!』と声を上げたくなります。

以前、お友達のご主人が「ミステリーって必ず人が死ぬんだろ」と言ったとか・・・ニュアンスは違うかも。
で、私が「死体無きミステリー」としてお勧めしたのが北村薫さんの「空飛ぶ馬」でした。
こちらは落語家の師匠と女子大生のコンビが日常の中に隠れている謎や悪意を解き明かしていくのですが、こちらの本は書店の店員さんが活躍です。

巻末の解説によると『日常の謎』派と呼ばれるジャンルがあるそうです。。。。
が、私には『書店ミステリー』と言ったほうがピッタリ来ますね。

シリーズものらしいので、楽しみ。
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