垣根涼介さんの「ワイルド・ソウル」上下巻を読了です。
初めての作家さんの本なのですが「史上初、三冠に輝く傑作」のコメントについつい手を出してしまいました。
『三冠』とは、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞だそうです。
前半は1961年、日本政府の募集でブラジルへ入植した移民たちの血反吐を吐くような悲惨な暮らしが書かれており、読み進むのが苦しいくらいでした。
農地として整備された大地、灌漑施設も完備され、住む家までもが提供されると夢のような宣伝文句に踊らされた移民たちは、、、自分たちが日本に捨てられたと知る。
以前TVで、この話と同じように政府と外務省に騙されて、何も無い荒地に置き去りにされた方たちの話が放送されていたのを思い出しました。
後半は、日系ブラジル人のケイの陽気さや元気さでサクサク読み進みます。
マスコミ関係者の貴子ちゃんを巻き込んでのケイの行動にはドキドキしながらも笑ってしまいました。
読みながら、1960年代の政府や外務省の体質と現在の政府と外務省の体質・・・変わってないんじゃないかなぁと疑心暗鬼。
いわゆる、復讐劇なんですが読み終わったときって、、、あっけらかんと笑えました。
初めての作家さんの本なのですが「史上初、三冠に輝く傑作」のコメントについつい手を出してしまいました。
『三冠』とは、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞だそうです。
前半は1961年、日本政府の募集でブラジルへ入植した移民たちの血反吐を吐くような悲惨な暮らしが書かれており、読み進むのが苦しいくらいでした。
農地として整備された大地、灌漑施設も完備され、住む家までもが提供されると夢のような宣伝文句に踊らされた移民たちは、、、自分たちが日本に捨てられたと知る。
以前TVで、この話と同じように政府と外務省に騙されて、何も無い荒地に置き去りにされた方たちの話が放送されていたのを思い出しました。
後半は、日系ブラジル人のケイの陽気さや元気さでサクサク読み進みます。
マスコミ関係者の貴子ちゃんを巻き込んでのケイの行動にはドキドキしながらも笑ってしまいました。
読みながら、1960年代の政府や外務省の体質と現在の政府と外務省の体質・・・変わってないんじゃないかなぁと疑心暗鬼。
いわゆる、復讐劇なんですが読み終わったときって、、、あっけらかんと笑えました。