yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

見届け人秋月伊織事件帖 霧の路

2009-03-19 22:45:02 | 時代小説
藤原緋沙子さんの見届け人シリーズ、第四弾「霧の路」読了です。

江戸の御成道に古本写本の店を開く「だるま屋」の吉蔵は店の前で筵を敷き、そのうえに素麺箱を机代わりにして酒をちびちび飲みながら世上の風説や遠国の出来事をかき集めている。
その集めた情報の見届けの仕事をしている秋月隼人が出会った事件を書き綴られている。

表題になっている「霧の路」はさる北国の藩の因縁の出来事にまつわる話ですが、読みながら・・・『あれ?どこかで似たような話を読んだような』・・・そう、「無茶の勘兵衛」で最近読んだ話と同じみたいです。
まぁ、歴史は変えられないので、少しずつアレンジしてお話が広がって行ってるのですね。

今回は隼人が子宝に恵まれない兄夫婦の養子と・・・・といったお話も挿入されていて次作品への楽しみも。
コメント
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