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嫌煙家は喫煙者を追い込んでも得しない

Natrom氏のところで嫌なムードに。

私は喫煙家でなるべくマナーを守るようにしている、と思う。もちろん至らない点はあると思うが。しかし、世の喫煙家の少なくない方々が喫煙家の立場を弱くしていると思うこともしばしば。駅の灰皿の周りで吸いながら灰を灰皿に入れず撒き散らすなど序の口で、朝などは駅で煙草が吸えないものだから路上に吸殻が落ちていたりする。せっかく嫌煙家から目をつけられないように思っても、それをぶち破る輩が多い。彼らは吸う場所が無くても吸うのだ。おまけにNatorom氏の指摘するリンクではもう開き直り宣言状態だ。

まぁこのような現象は煙草に限らない。ガムや酒でもいろいろな公害が起こる。ガムのゴミは粘着質なので靴に付くなど煙草以上に迷惑をかけ、口を開けながら噛む「くちゃくちゃ」という異音は生理的にむかつく。酒に酔った男性の吐息の臭さなどは可愛い物で、酔って犯罪を犯すものや、吐瀉物を撒き散らす輩もいる。不思議なのはガムも酒もヒステリックには怒られない、不思議だ。まぁだからといって酒やガムを禁止しろとか言うわけではない。単なる僻み。

だが喫煙による不快感があるのは事実であろうから、嫌煙家はヒステリックに怒ったり、排除するのではなく、どうしたら自分たちがストレス無く生きていけるかという点に絞った方がいいと思う。ぶっちゃけ標題の通り喫煙者を追い込んでも嫌煙家は得をしない。「煙草が臭い」と言われれば「香水の方が臭い」、「受動喫煙症だ」と言えば「とんでもだ」と屁理屈の応酬が続くだけで建設的でない。具体的にに言えば分煙を推進するのだ、喫煙所の設置を求めるというのは有効なアイデアではないか、費用は煙草税から捻出してもいいし、お互いが住み良い環境を構築するためには非喫煙者も費用分担してもいい。前述の通り不道徳な輩はある一定以上いるので、禁止、禁止では抑止力が無い。それなら駅のアナウンスは「○○駅は禁煙です」とアナウンスするのではなく、「喫煙所は××です」と言った方が有効ではないか。

この「喫煙所は××です」というのはそれ以外は禁煙だということをも含んでいる、だからどこに居ても喫煙所が分かるようにしておけば良いのだ。「ここで吸わないで」と言うのではなく「(具体的に)あそこで吸って」といえば角が立たないし、そもそも喫煙者もそこへ行くであろう。路上喫煙が禁止ならば銀座のように何メートルかに一箇所喫煙所を設けるといいであろう。営利企業(レストランなど)は禁煙にしても構わないであろうが、独占企業(鉄道会社等)は喫煙所を義務付ければよい。実際、飛行機と競合しているJR東海・西日本は禁煙化が進まず、競合していない(独占的な)JR東日本は禁煙が進んだ。これは掃除代をケチっているからであり、嫌煙家に配慮したものではないのは明白だ。その掃除費用を非喫煙者も負担する(運賃に反映される)のが納得いかなけれ現状を維持すればいい。締め上げられた喫煙者はマナーを無視してそこらじゅうで吸い始め、却って嫌煙家は損をするのではないか。

嫌煙家は急激に市民権を得たと思っているが喫煙者はそうは思っていない、そこにギャップがあるため軋轢が生じるのだ。「喫煙行為は周りに迷惑をかける、だから排除」という論理は通用しない、何故なら先に挙げたガムや飲酒はおろか人間の活動の多くが多少の差はあれど該当するからだ。「喫煙者が迷惑をかけているのだから自粛すべき」という論理で論争を続けても両者得るところが無いのではないか。その挙句Natrom氏が揶揄した「禁煙ファシズムに物申す」状態になってしまう。

最後にお互いがお互いを認め合っていないという松岡美樹氏のエントリーは同意。

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コピー用紙は海外から買ってきたら

地方自治体のコピー用紙は在庫が尽きたそうだ。だったら輸入すればいいじゃないか。古紙を買い負けているということは海外には古紙があるということだ。
ところが実はそう簡単ではない。多分であるが古紙100%のコピー用紙など世界に存在しないからだ、古紙を他に使えばいいものをわざわざコピー用紙という白さを求める物に使うのが無理である証左であろう。白さを追求するため薬剤の使用も多いと聞く、これでは環境に優しいのか分かったものではない。
理念先行でグリーンマークなどを無理やり作ったというのがこの偽装問題の本質ではないのか。

技術屋を批判した薄っぺらい記事(NBonline)もあるが発注側の我儘と技術陣と営業戦略の齟齬が原因ではないか。そうでないと経営トップが偽装したこと、各社が横並びで偽装した理由が無い。誤解を恐れずに言うならば発注側の我儘をメーカーが聞かされたというにつきるであろう。もちろん発注側も「そうであれば早く言えよ」ということもあるとは思うが。

想像でのべるがこの問題の根本は「こうあるべき」が独り走りした結果というしかないであろう、ちなみに缶業界はリサイクル率にはこだわるがcan to can(缶を缶へ)にはこだわっていない、缶は高品質な材料を使うのでより低品質な材料へ流せばいいという考え方だ。プラスチック業界に至っては積層が主で単一素材のリサイクルはPETボトルしかありえず、そのPETレジンも純度が低いのでより低レベルのPETボトルには再生できない。そんなのは業界の常識である、何故紙業界のみが紙→紙というのは納得できないであろう。

リンク記事では「技術屋の道徳が低下した」という都合のいいお決まりの結論を導いているがそんなに単純なわけが無い。技術屋はコストを見ながら出来ることを考える人種であって騙すことには長けていない。そこに落ち着いた理由があるはずなのだ。技術屋のレベルが下がったから偽装が面々と続いたという論調はありえないと思う。

ただし、技術屋は技術中心で暴走するので、コストを度外視した「リサイクル100%はできる」と宣言し、経営がそれを阻止したということは考えられる。その場合、先の記事は真逆になる。あの記事は技術屋という人種の最も遠い人種が書いた記事であろうことは想像出来る。

頼むよ。。。

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日本のガソリンは安い?

「我が国のガソリン安い」首相、暫定税率の維持求める(読売新聞) - goo ニュース

というニュースがソースを探したらあった(市民のための環境学ガイド)。資料では欧州やアメリカ大陸が載っておらず、アジア中心だがよいであろう。リンク先には詳細資料も載っている。

2004年時点では日本のガソリン価格が相対的に高く、日本より高いのが韓国・香港・トルコ程度。購買力を考えるとそれでも高いとはいえない。しかし、2006年時点ではぐっと縮まってきている。産油国は全体に安く1リットル2セントというような国があるものの、産油国でない国は途上国ですらガソリンに税金をかけて道路整備に充てているのであろう。購買力を考えると莫大な税金がかけられていると言える。

OECDだと韓国165c(セント)、ロシア77c、豪州93c、トルコ188c、インド101c。物価が安いと思われる国々でもガソリン価格が日本の半分以下のところは非産油国ではみあたらない。

福田首相の発言は間違っていないというわけだ。

使い道に全く文句が無いと言うことはないが、ガソリンを政策価格にして資源の節約を行うことは間違っていないと思う。

 

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報道がグダグダの件

今朝、TVの報道を見ていてダレタ。

TBSは道路特定財源で社宅を作ったことがお怒りらしい。社宅制度の無い企業もあるとは思うが転勤が多い官僚で社宅制度を敷くのは合理的であるはずだし、何が問題なのかが意味不明。社宅制度の官僚・企業が全部お気に召さないのか?

国交省公務員は全国に散らばっている、彼らに家賃込みの給料を払うとなると額面としてはえらい事になる、東京を基準にすると地方では給与が相対的に多くなる。他方全国平均に合わせて住宅費を給料に入れると国家1種をになう人材など居なくなるであろう。ところがそうせよと言っている訳でも無さそうだ。論理整合性が無く単にむかつくらしい、まぁ馬鹿の典型を煽っているということか。アホの代弁者なのかしら。趣旨を理解したくて20分我慢して見ていたが結局何も無く、飲み屋で繰り広げられているレベルを既得権で得た無料の電波で流していた。

NHKは各党の議員が集められ民主党は劣勢の嵐。野党からの突込みには答えられず、というか自分の主張以外には言い分が無いらしい。馬鹿だ。あそこまで馬鹿でいいという観念が分からなかった。減税をした財源は?との質問には「地方への配分は減らしません」とまるで民主党員が私財を投げ打つような発言であったが民主党員はその覚悟があるのかしら。

土曜日のTV朝日は毛色がかなり違った、皮肉が利いた構成であった。道路特定財源が不当な背景で成立したがいたし方が無いという歴史背景を述べた上で、現在は道路特定財源が必要であるかとの論調であったが、一方で民主党議員が居るにも関わらず「環境問題はどうするのか」というナイーブな突込みを入れ、結果的に民主党の顔を立て、しかし本音は別だよと言うアピールがなされていた。民主党を裏切れない朝日新聞系列としてはかなり皮肉が利いていてエンタ的には秀逸であった。というより民主党議員だめ杉。

民主党が政権を任せられないのは分かったが、報道の浅さが面白い。フジTV、NTVの報道は見ていないが、底の浅さ1mmのTBSと、スタンスをわきまえながら主義主張として立てるけど論理でおかしいところは突っ込むよというTV朝日の喧嘩腰には笑えた。馬鹿正直に野党(国民新党、社民党)に野党第一党(民主党)への攻撃をさせたNHKも秀逸。

TBSは下らない官僚攻撃は止めて本質的な報道をしたら。あれならイデオロギーもなければ、本音で国家を心配しているとも思えず、ギャグでもなく、居酒屋でのオヤジがくだをまいているのをきれいに編集して流しているだけ。知性が全く無い、民主党と一緒に自爆してる。

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公害を糾弾するのは社会派らしい

標題に偽りありなのだが適当な標題が思いつかないのでこのまま書き進める。

環境問題がイメージ先行であるという認識がある、例えば化学物質否定派などの存在からだ。例えば石鹸は自然に優しくて合成洗剤は自然に優しくないというステレオタイプの論説がある、全くの間違いであるのだが<両方を扱う団体石鹸洗剤工業会参照>、洗剤の開発の歴史を見るとそう一概に非難できない状況らしい。歴史的に見て社会派環境保護団体が築いた功績は大きい、明治から昭和まで工業優先で有毒な廃棄物を河川に垂れ流し、それを告発した経緯があるからだ。古くは田中正造など日本を正しい道に導いた功績は大きい。その後、戦後工業が発展していく中で公害を告発してきたのは社会派(ここでは科学知識を軽視したという意味で扱う)の存在が大きいであろう。ところがレイチェル・カーソン、彼女を信奉する一派が捻じ曲げた。

現在の化学物質否定派はレイチェル・カーソンの「沈黙の春」や琵琶湖の富栄養問題で活躍した知識から一歩も進んでいないように見える。科学界はカーソンの疑問に答えようとした。科学者が工業で使用している物質の毒性は無いことを証明すれば、彼らは極低濃度でホルモン様に作用する「環境ホルモン」を発明した(魚類ではその影響があることは証明されている)。その一方でエストロゲン(女性ホルモン)様の石榴が健康のためにというギャグのような流行もあった(彼らとは関係ない、と思う)し、その後大豆イソフラボンの過剰摂取は良くないとの見解もある。

何がい言いたいか。危険の可能性を言い募れば何だって言える。そのエビデンス(科学的根拠)を理論的に言及するか、論理的(例えば疫学的)に説明できるかという点に尽きる。週刊金曜日の「買ってはいけない」で言い尽くされたが脳内妄想を化学を装い、他者を説得するのは止めよって話。

標題では「社会派」と記述したが実は正しくなくて、「根拠無き思い込み」を社会派として記述している。本来の人文社会学を勉強している人は論理学を修めているのでそのようなことはないはずだが、科学となると無視する偽社会派がこのような論説を行っている。ということで結論は社会派は論理を修めているので科学と矛盾したことは言わないはずなのだが、公害活動の延長で活動していて、現代化学を理解しない人は脳内妄想が起こっていると推定する。

違うかもしれないけど。

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薄口醤油(白醤油)が切れた件、それにまつわる自然食品教論

白醤油(薄口醤油)が切れたので慌てて買いに行った。自然食品教の私としては原材料:大豆・小麦・塩って奴を求めたが緊急のためありきたりのを購入した。

これが失敗だと言うのではないのだがこの醤油は味のベクターが違った。味音痴の私は原材料と銘柄さえあっていれば満足するのだがどうもこの醤油は合わない、というより前回の醤油が舌に合っていたのであろう、変化は理解できたということか。もう一回同じ醤油を買い求めることになるであろう。

教義にとらわれず実験はいろいろやった気がする。お湯に味噌を溶いて飲み、そこに味の素を入れたり(味の素の工場見学の出来事ですがなにか?)、煮干出汁と鰹出汁でどちらが味噌汁にあうかとか(これは我が家で実験)。いろいろ試したけどそんなにはわからない、もちろん教義のものがいいという意味ではない。とはいえ調味料の味がした食品は好きではない、味の複雑さが好きなのだ。まぁこれは自然食品教とは関係ないが。それでも醤油の味や味噌の味が強烈に主張している料理は余り好きではない。

ところで何故「自然食品教」が出現するのかという背景を述べたい(宗教関係者本人が考察もへったくれもないが)。アミノ酸発酵調味料(味の素等)は本来の調理過程を経れば必要ないにもかかわらず費用をケチる効果があるという認識だ。簡易な調味料に頼るのはコストダウンが理由で、コストを度外視すれば使わない方がおいしいという幻想がある。もちろんある意味では正しいと思っているのではあるが費用効果を考えるとそうはいかなかったり、素人が作る下手なスープよりバランスが取れているアミノ酸調味料の方が美味しいということがあっても不思議ではない(というよりその方が大多数であろう)。

ではなぜ宗教として成立するかの考察。食品工業は低コスト・安定を命題に飛躍的な発展を遂げた。その発展の過程のうえで「効率化」と「公害」がもたらされた。経済論理は消費者の生活を脅かす可能性がありうるという考え方だ、いんちきを安く作り騙したもん勝ち。現在にその考え方が無いのは当たり前だ(それらを印象で疑う科学知識の無い方々がこのようなお気楽宗教の存在をいかがわしい物に陥れていることに気付いて欲しいものだ)。効率だけを重んじるのではなく「面倒であるが本当の味」を自前で試行錯誤するのは楽しいのである、またそう煽る記事も多い(完全に騙されてますね)。それでもほんのたまにではあるが「これは美味い」というのにぶちあたるのから止められない。

あっと、オタク的な論調になってきた。でも自然食品教はあくまで宗教であり、科学的に全く根拠がないことは自覚している。その意味では「似非自然食品教」:やたらと工業製品を否定する:を解脱させたい。最近「コラーゲン」という単語が世間を賑わしている、胃でたんぱく質を消化する際、アミノ酸単位で吸収するので関係ない。また必須アミノ酸以外はアミノ酸を体内で生成出来るのでなおさらだ。も1つ挙げれば必須アミノ酸は本来の体内での優先度が低いから体内生成を進化の過程で放棄したという説もある、必須アミノ酸は優先度最低ランクのアミノ酸だと言う意見だ。であれば元素を過不足無く取っていれば良いことになる、またアミノ酸はビタミンに置き換えてもそう間違っては居ないであろう。

しかし、個人的には栄養をサプリメントで取るという考えは否定的である。過剰摂取の可能性もあるし、ビタミンを体内合成できないから摂食で取る必要があるという根拠も不明だからだ。その栄養素が必要であれば体内合成できるはずであり、ことさら”ある”栄養素が足りないという論は否定的だ。一般的ではあるがバランスの良い食事から栄養素・エネルギーを摂るのが自然だと思う。自然であるというのは正しいという意味ではない、管理された栄養プログラムを否定する気はまったくない。なんせ信者なもので。

*「美味しんぼ」などの従来工法信奉者、自然材料信奉者。味がいいという意味ではなく、自然・従来工法「あるべき」理論が最高という宗教。またこの教義は私だけのものです。

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鯨は諦めた方がいい

豪州の反対運動が過激になってきているらしい。過去のエントリーでも述べたが、補足を。

過去にも述べたが一般的に捕鯨反対は(1)公海の資源を好き勝手してはいけない、(2)鯨は希少資源で食ってる場合ではない、(3)鯨という生物を食うなという理解をしている。(1)は他の水産資源(魚)と同様に扱えばいいし、(2)は科学的に解決をすればよい。

どうもそうではないようだ、論理的な解決は出来ない様相だ。原因は残る(3)ということか。この点を日本側・欧米側から考察してみよう。

欧米は「鯨は高等生物」だという意見らしい、高等の意味が分からないので想像ではあるがようは「種に好き嫌い」があるらしい、欧米人から見た好きな順番が合って食っていい種と食ってはいけない種があるらしい。もちろんヒンズー教・イスラム教・ユダヤ教に禁忌があるのは分かっているがその中に鯨は入っていないようだ、であるから宗教的な理由ではないであろう。食っていい種は牛・羊・豚・鶏等で犬・猫・鯨等は人類と友達なので食ってはいけないらしい。彼らの神は彼らに種の優劣選別を許したらしい。しかしこれは理解できる。肌の色の違う人間は人間でないという判断をした過去があり、現在もWASP(White Anglo-Saxon Protestant:アングロ‐サクソン系プロテスタント教徒白人)という単語から象徴する明快な人種差別があるということだ。どういうことかというと欧米人>愛玩動物>高等生物(鯨・イルカ)>有色人種>家畜ということか。鯨を盲目的に優遇するということは一方で蔑んでいる存在があるということと同じことであろう。友達である生物とは殺して食っていい生物、駆除していい生物の存在が無ければ存在できないからだ。優遇の裏には非優遇=差別というのが存在するのだ。

菜食主義者という存在がある、彼らは多くの生物は捕食しなければ生きていけないという当たり前の事実を否定し、ご都合的に「死への抗議をする」動物を敢えて食べないという選民的な欺瞞を感じる。植物も生物であり、抵抗をかなりしている(栗は玉の子の種子を守るためにイガを作成する)し、害虫に本体を食われないように毒素を体内に貯める植物種もある。彼ら菜食主義者はエリートに多いと聞くが選民主義の表れであろう、(知性の低い人間が食べる動物を食べない)選ばれた知的な人間であるということだ。彼らが捕鯨反対主義者と違う(被っている人も多いとは思うが)のは主義主張を押し付けることだ。鯨食反対主義者の神が鯨を尊重することは否定しない。しかしヒンズー教徒は牛を食べないことを他者に押し付けないし、ムスリムも他者が豚を食べることを反対しない。捕鯨反対主義者は違う、非鯨食を押し付けるのだ。日本人はそれが多数であることを認識しなければならないであろう。

しかし、捕鯨が日本の文化だという主張も眉唾的だと思う。「戦後の蛋白源」や郷愁は大正~昭和世代の話であって伝統文化というのは無理が無いであろうか。明治期以降に大々的に行われたに過ぎず、江戸期までは沿海捕鯨であったのは間違いないであろう。鯨料理が大和煮とかベーコンであるように日本料理とは無縁な名称であることから想像に難くない(ご当地料理ではあるであろうが)。もちろん日本人のお家芸として皮から髭まで使ったのは本当であろうし、欧米が当時鯨油のみを欲したのとは比べるまでもないであろうが。

このような背景があって日本が南極海・公海で捕鯨をするのは無理がある。差別主義者である彼らはそれを無意識に地下に隠した上での行動であることは明白だからだ。彼らに聞いてみたらいい、「あなた方の神は羊と鯨の差別を行うのか」「あなた方は神から優遇すべき種を選ぶ根拠(権利)があるのか」と。

だからといって欧米人と喧嘩してなんの得があるのであろう。しかも前述したように鯨食の文化も本音としては怪しいもんだ。それであれば彼らの理不尽な要求は飲んでもおかしくは無い。もちろん、論理で戦って権利を獲得するという論法もあろう。それは否定しないが、本来の文化でないものを多大な犠牲を払って守る必要があるのであろうか。「鮪を食うな」と言われれば怒るが鯨ぐらいは譲っても良いような気がする**

解決策はある、沿海漁業に徹することだ。なにも当時辿り着けなかった南氷洋まで行く必要はない。

*個人的には鯨食の経験があり美味いという認識もあるし、鯨解体ショーにいったこともある。

**鮪(トロ)は江戸期に下魚とされたらしいが現代の日本人が好きなのだから「食うな」という抗議には国力を挙げて反論してもよかろう。

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製紙業界はどうなるか

日本製紙の郵便年賀葉書の古紙混入率違反問題で、当初日本郵政も知っていたのではないかと思った。技術的な問題だとすると、製紙営業者は出来ないことを日本郵政担当者に告げ、対応を協議したと思った。何故なら品質問題であることと、他社も同様の対応をしていたからだ。そこで日本郵政担当者が一度ぶち上げた数字を引っ込めることが出来ずなぁなぁで進んだのかと。

ところが、リサイクル用紙全体での偽装があるとのこと。これには驚いた。環境問題で林野庁がR70(古紙混入率70%)を推進し、間伐材の利用を促進し、山林の手入れを推進しようとした矢先だけに残念だ。これで数字の妥当性だけが一人歩きするであろう。

疑問は「なぜ偽装体質か」ということだ、昨年も工場の排出NOX量の誤魔化しが発覚したばかりだ。想像で言うと「王子製紙(初代)」のせいなのだろうか。製紙業界は過度の寡占(8割程度で戦後解体された:日本製紙は兄弟会社)でコンプライアンスが欠如していたのであろうか。1970年代は公害の旗艦として叩かれたはずなのだが。

政府は取引停止を示唆しているようだがそもそも古紙100%(R100)の物があるのかも怪しい。また日本製紙の社長は辞任したが王子製紙の社長は辞任しないらしい、まぁ辞任すればいいと言うものではないが。今後を見守りたい。

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キムチ鍋

正月、親戚に自家製キムチを500g程頂いた。そこでキムチ鍋を。キムチ鍋はキムチの食べ方としてもったいないという印象があると思われるが不味いキムチではやはり不味く、デパートで買い求めると¥300/100g程度はするので必要量500gは¥1,500となる高級料理(我が家は貧乏)なのだ。我が家では美味しいキムチが安く(頂いて)手に入ったらキムチ鍋なのだ。簡単なところがお勧め。信頼できる店ならば化学調味料などは使用していない。

作りかた(レシピ):ヤンニョムペースト(玉葱:葱:大蒜=2:2:1をみじん切りにしたもの)大匙3を胡麻油で弱火で炒める。豚ロース薄切り(我が家は中肉)、生唐辛子2ヶ(鷹の爪で可)を炒める、火が通ったら白菜キムチ400g(汁も)、蛤8ヶ(牡蛎でも可)、水2cup、焼き豆腐半丁を入れる。煮立ってきたら豆もやし適量、味噌30gを入れ完成。あとはお好みで韮、芹でも。〆はもちで、スープもきっちり頂きましょう。

キムチの美味さと味は連動する。美味しいキムチで行きましょう。甘い(旨みの多い)キムチがお勧めです、酸味の多いものでも可です。出汁とかなく簡単なので男性向けです。

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ポイント付与と割引

クレジットカード、家電販売業界を始めポイント付与が流行っている。5%ポイント付与は5%割引と大体同じで、ポイントを集めさせるため=顧客囲い込みだと思っていたがそうではないことに気付いた。これは頭のいい人が考えた制度である、今さらながらで恥ずかしいのであるが。

ポイント付与率が小さいうちは割引率とほとんど同じであるが大きくなると乖離してくる。たとえば100円の物を考えよう。5割引は額面の50円で買え、100円で2ヶ買える。50%ポイント付与は100円で1ヶ買い、50円のポイント。あと50円でもう1ヶ買える。前者は100円で2ヶ買え、後者は150円で2ヶ買える。100%なら前者は0円で買え、後者は100円で2ヶ買える。この場合50%引きと100%ポイント付与が同じ価値と言える。ポイント付与のほうが得に見えるという錯覚が起きるのだ。ところが割引なら1ヶ50円で買えるのにポイント付与では1ヶ100円なのだ(ポイントは残る)。同じものを安く買うにはポイント付与は損だ、当たり前だが。

その他にも店には割引は現金の損なのに対し、ポイントは手形だということだ、しかも手形を放棄してくれる可能性も高い。ポイント付与はキャッシュフロー上有利な上、ポイント権行使放棄の可能性もある。

さらに冒頭に書いたように顧客囲い込みにも有利である。ポイントを集めるために少々高くても同じ店を使う傾向が出るであろうし、ポイントの為に無駄な買い物をすることもあるだろう(1000円で1ポイントなどの場合)。

では消費者はどうすればいいのか。ポイント付与率a%のとき1/(1+a/100)の割引率があり、5%のときは1,000円で1,050円分買い物ができ、割引率4.76%だ。同様に10%のときは9.1%だ。割引率を1割ほど差し引いて考えた方がよさそうである。割引率が上がれば乖離するのは前述の通り。無駄な買い物も控えた方がよさそうだ。グラフ参照。割引の場合は(1-x)なので比を取るとy=(1-x)/(1+x)となり、割引とはどんどん乖離していく。

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化学物質過敏症の治療法

ソースは紛失したが日経にとあるシンガーソングライターが「化学物質過敏症闘病記」みたいなものが連載されていた。趣旨は(1)体調不良に悩まされていた、(2)化学物質が原因だと推定した、(3)医者には理解されなかった、(4)北里大学に「化学物質過敏症外来」があり助かった、(5)家は郊外に引っ越し、症状は落ち着いた、(6)その住居も近隣の洗車場が化学物質を排出したので引越しを余儀なくされた。である。

私は工場勤務時代に湿疹になったことがある、周りが騒いだので注意するようにしたがそれまでは有機溶剤で金型洗浄を1回/1日程度素手で行い、オイル飛沫が充満した職場で、金属粉が混じった鉱物油エマルションと格闘していた。まぁ被れても仕方が無いといったところか。その職場は限定的だったのであまり気にしていなかったが、周りが騒ぐので金型洗浄の際には手袋をして、金属粉対策で長袖の作業着で作業を行い、こまめに手を洗い、ハンドクリームで手を保護した。これで治った。対策が適当であれば医者に行かずとも治ることもあるという好例であろう。

かの記事の筆者は原因究明を放棄し、「化学物質」という不適当な枠組みで原因物質を認識し、大まかな対策しか施していないという問題点がある。もちろん科学的に論理的に該当物質を突き詰めて、その原因物質を防ぐという対策案があるにもかかわらず、無知が所以かどうか分からないが間違った概念である「化学物質」を忌避したことだ。彼女の家に「化学物質」が無いことを祈るがそんなことは不可能であろう。アレルギーでもパッチテストを繰り返し、原因物質を突き止めその素材を忌避する。もちろんこれは自然物質***だ。アレルギーなどは基本的に人口・自然は関係なく、とある物質に免疫過剰反応が出るということであろう。両者とも特定の「化学物質」に反応したのに、前者は前向きに捉え(医者がサポートしているのだから当たり前だ)、おめでたい後者は専門家の意見に耳を貸さず誤った知識を信じ結局解決しない。

似た様な症状に「シックハウス症候群」がある。詳しくは知らないのだが、ホルムアルデヒドなど反応している特定の物質を突き止めその物質を排除していると認識している。なにも「化学物質」がない世界で生きているわけではないのだ。

疑似科学、似非化学、これらと共通するのであろう。結局損するのはその方たちなのだから、宗教を信奉するのはいいのだが、新たな信者を布教するのは止めた方がいい。それより、思い込みを一切削除して、真の治療法を科学的に模索した方が得だと思うのだが、その手の人に話を聞いたことがあるが、頑迷で論理的ではないので「勝手にしたら」と思った。本人は不幸だと思っているようであるが自業自得だ。****

 

*真似しないでください。私の場合は深刻でなかったので、期間限定だから、思いつく対策を全て行ったまでです。たまたま治ってラッキーです、治らなくても職場から開放されれば治ると思っていたし。

**言葉の定義だが「化学物質」でない物質は存在しない。たぶんここでは化学工業で製造された物質をいうのであろう。ところが人工的な化学物質は火を扱った時代から存在している。古(いにしえ)の知恵とされる鋳鉄の製造も酸化鉄から還元反応を用いた人工的化学物質だ(2Fe2O3+6CO→4Fe+6CO2)。墨だってセルロースを燃やした(酸化反応)炭素Cを集めてにかわでまとめたものだし、米も熱化学反応で食べられるようになったのは化学反応を用いたからだ(生米を食べても消化できない)。

***現在の交配による改良は自然本来の種とは全く異なる。偶然を利用しているとはいえ、自然界では淘汰される(生き残れないはずの)代物を人工的に生かしている。これが「遺伝子組み換え」とどういう差があるのか私は大いに疑問を持っている。突然変異種を生育条件を作り出し、繁栄させている状況は「自然」ではないぞ。

****いんちき商売は巧みで信じさせるのが上手いと思う、だから素直に「自業自得」とは言えないのだが。またそれで治る人も居て、善意で語るから性質が悪い。彼らの常套手段は治った例を挙げること、治らなかった人の話はしないこと。

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学生が選ぶ企業、企業が選ぶ学生

標記のような記事が時々新聞に出る、企業価値としては有効かもしれないが当の学生には何の役にも立たないことを忠告しておく。私が当時知りえなかった情報(大人の常識)を就職活動の学生に伝えたいと思う。以前面談の経験をしたのでそれも読んでいただければ。

1)平均給与を調べよ

学生が注目するのが生涯賃金であれば平均給与、生涯平均賃金を調べることを勧める。目立つ企業よりは実質というわけだ。

2)社風を調べよ、辞める人が多い企業はとんがっている

辞める人が多い企業と言うのは2面性がある。独立志向を応援しているか、人に辛いかだ。辞める人が多いからといって悪いわけではない、いい場合も多い。しかし、本当の意味で鍛えられると思う。自分に自信があるならばこの手の企業がいいであろう、外資系に多い気がする。

3)10年先は分かるが30年先は分からない

成長性というのは結構分からないものだ。成長性のある業界を選択するという視点も20年経てば陳腐化している可能性は高い。企業の体質で選んだ方が良いのではないか。経営方針に改革が感じられない企業は停滞する可能性がある。

4)30歳モデル賃金の年収を聞こう

直近の給料を聞いておこう、月給には差が無くてもボーナスに差があることは多い。トータルとして数年後の年収に差がつくことはおおい。会社業績と給料が相関しないということを理解できない学生が多いであろう。労働者の賃金は経常利益に載らないので、企業の収益性と賃金は基本的には相関がない。儲かって無くても給料の高い場合もあるということだ、逆もあって儲かっていても給料が高いとは限らない。

5)インターンはお互いのためだ

学生にとってインターンは企業の実際を知ることが出来、自分を売り込むチャンスだと思っているであろう、同様に企業としては「奴は使えない」と言う事を事前に察知できるということだ。人事部門は宣伝も含めて応募するが現場ではクールだ。もし学生が「インターンを受け入れてくれたらこっちのもんだ」などと思っているならやめたほうが良い。同じことをこっちも感じているのだ。それよりは信頼できる人を作って「自分の欠点」を客観的にアドバイスしてもらうのはどうであろうか。そもそも論として企業も出来ない奴は掴みたくないのだ。だから羞恥心をなくして堂々と素を出して批判を受け入れればよい、批判を聞くために行くくらいの覚悟で丁度いい。

現在の学生はぼんくらだと思われている、学歴の価値も急降下だ。子どもの数が減っているのに東大の学生数は増え(編入や院からとか)、偏差値も急上昇している。であるから本人の論理力が試されることになる。大学のレベルが下がっていると思われているので学歴インフレという事態だ。そのなかで個人の能力をアピールするには場数を踏むことが重要だ。

結局のところ女子が優位になるであろう。将来を買って男子を積極的に買う企業が多いとしても**。失われた10年以降の世代は協調性が多い気がする。あーあ、結局バブル世代が美味しいところを掴んだが離さざるを得ないというところか。同様のことがあなた方に起こっている、1~2年前に入った先輩が幅を利かすと出世の道が閉ざされるというものだ。氷河期世代も就職で困っただけでなく、先輩の多さで困っている。

それらを勘案して就職活動をしてください。

*受験参加者が増えれば平均値が下がり、分散も増える、よって有力大学の偏差値は大幅に上がることになる。大学進学率が増えれば大学の偏差値に価値が無くなる、偏差値の低い大学は以前の高卒以下だと思われるようになる。

**女子の方が学生では優秀であることは間違いない(と思う)、しかし企業に入ってからの優秀さと関係ないことも多い、それは男女同じ。現在のように男女差が付けば分からないが(女子の方が優秀)、10年後を考えて男子を買う上司は多い。

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民主党はスタンドプレーがお好き

ガソリン暫定税率 廃止か維持か(産経新聞) - goo ニュース

民主党は揮発油税暫定税率廃止を求めているようです。自民党が暫定税を恒久化し、他の財源に充てるというですから、特別財源を一般化するぐらいなら暫定税率の廃止を訴える民主党は論理的に適っています。

自民党が特定財源の一般化を狙っていることを反対するならともかく。理に適えば何をやっても良い訳ではなく、明らかに民主党は政権は担当できないスタンドプレー政党であるような見える。

ところが自民党案の愚は突っ込みどころが多いことだ。道路・運輸族にとって承認できないのは道路関連税が国土未発達と言う理由で税率が高いことである。この税率を下げるのは自動車関連の消費の落ち込みが大きいのである意味悲願であろう。ところが昨今の環境問題から揮発油税を下げるのは心理的抵抗が大きい。これに対して環境にも経済刺激策としても有用な高速道路償還に使えばよいとの提案を過去に行った(これこれ)。高速道路利用料を政策価格にし、渋滞が減れば環境にも効果があるし、流通費が下がるため経済施策としても悪くない。

そんな環境問題が高まる中でガソリンの消費を促すような「揮発油税減税」は愚の骨頂だ。経済刺激策であれば上記などの方法がある。場当たり的な人気施策は自民党以上といわざるを得ない。

おまけに参議院での多数派を背景にブラフをかけるのが情けない。自衛隊給油問題もそうだったが単なる戦略なき戦術だ。長期的な戦略が無いことは露呈するわ、国会をポーカーとしてしか扱えないわ、もう酷いったらありゃしない。総選挙をしたらまた与党が2/3を占めてねじれ国会が6年続くというのもあながち無くは無いであろう。

民主党に政権担当能力が無く、国会をゲームとして扱っていることがはっきりした、こんなことしてたら国民の人気も落ちるよ。こんな党首放り出して、いいかげん小沢氏は首にしたら?米大統領選挙で民主党が緊縮財政をとるかもしれず、景気前倒し要因の北京5輪が終わった後とか、景気を左右するイベント目白押しで何やってんだか。

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ブルーレイディスクは普及するか

次世代DVD ブルーレイが優位 パラマウントも乗り換え?(産経新聞) - goo ニュース池田氏のブログを見て感じたこと。

東芝が次世代DVD機の争いに敗れたようだ。ところでこの「次世代DVD機」って必要な代物なのだろうか。DVDレコーダーも持っていない私に言われる筋合いはないであろうが。

録画機のスタートであるVTRはVHS方式が勝利し、ソニーのβ方式が敗れた歴史があるがこのときのインパクトが果たしてあるのであろうか。VTRは家庭で録画するという機能であれば録画方式は関係なかった、ところがコンテンツを借りてきて/買ってきて映像を楽しむようになるとそうは行かなくなる。貸しレコ屋が発達するようになりレンタルビデオ屋が出てくるようになると話は違ってくる。この争いにVHS陣営が勝利した。このVTRの普及の一役買ったと噂されるのが裏ビデオだ。AVという単語もAdult Videoの方がAudio Visualよりも早い気がする。

裏ビデオ/AVによって普及したVTRはDVDにとって替わられることになる。この理由は深くは分からないがゲーム機(PS1)の出現ではないだろうか。映像が優れているから普及したのではなく、ゲーム機についていたおまけだったのだ。DVDは機能的にも優れていた、頭出しは簡便だし、ビデオテープより製造コストも安かった。パソコンではCD読取装置が普及していたこともあり、心理的にも普及し易いという背景も指摘できるであろう。

次世代機が普及するにはその映像の能力よりも他の機能(ゲーム、製造コスト)の方が重要だと言うのがわかる。一方、ブルーレイディスクは映像の向上以外の機能はPS3というゲーム機能しかない。東芝陣営のHD-DVDにいたっては他機能が全く無い。結局ブルーレイ陣営が勝利したのはこのゲーム機の付属品が評価されたのであろう。しかしPS3にはゲーマーには受け入れられるかもしれないが一般的ではなく多くの家庭に普及しているとは言い難い。

HDDが勝者という意見もある。これはある意味あたっているであろう。裏ビデオを非合法店で買うより、Netで購入し、DLした方が手っ取り早いからだ(たとえばこんなの)。録画というよりパソコンの永久的なバックアップ機能としての期待もHDDを2ヶ持つか、レンタルサーバーでもいいのかもしれない。

フロッピーディスクが長い間メディア(記憶媒体)のキングに君臨していたが、フラッシュメモリーがとって代わり、net環境ではそれすら必要なくなってきた。メディア(記憶媒体)としての次世代機としてもブルーレイは弱い。

ブルーレイは高級なおもちゃであり、普及品とはならないであろう。当然レンタルもDVDがメインとして残り続け、コスト負担となるのでブルーレイは一部のコンテンツしか残らなくても不思議は無い。

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振り込め詐欺が多い件

振り込め詐欺が多いようだ、知人にも被害こそ無かったが電話があったという話が複数ある。未遂まで入れるとものすごく量は多いのであろう、私の親にも注意喚起したい。振込先が私名義と異なる場合は決して振り込むな、振り込む前に私に連絡しろなど。

この犯罪は「金の受け渡し方法」さえクリアできると捕まる可能性がほとんどなく、未遂に終わっても捕まることがほとんど無いことからであろう。未遂に終わっても(嘘がばれても)ナンバーディスプレイ式の電話に電話番号を公開して掛けでもしなければ捕まることは無い、上手く騙せたら騙された本人が気付くのは直ぐではないであろうから捕まる可能性も低い。成功するために努力例**が報道されているが、失敗のコストが著しく低いため、多人数で行うより、1人で数をこなした方が取り分が多いであろう。

コストもかからず、捕まる可能性が低い犯罪なので減らないであろう。注意を喚起したい。

*金の受け渡し方法を考えついたが、犯罪を促進するかもしれないのでここでは述べない。

**迫真の演技をしたりするらしい、知人の話ではそこまでではないようだ。

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