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米大統領選におけるTV放送の違和感~候補者を呼び捨てって非常識過ぎる

標題の件がすべてなんだけど。

 

米新聞社は共和党指名選で「トランプ候補は泡沫候補」という報道がなされていた。その影響かどうかは分からないけれど、共和党代表に指名されたこと自体が驚きで、大統領選挙は民主党クリントン候補が制すると断定基調であった。

英語の作法は分からないけれど、英語には尊称はあまり使わないという印象がある。そこを直訳したのか知らないけれど、日本のマスコミは最初からトランプ氏を馬鹿にしていた。その延長でかトランプ氏への尊称がなく「トランプ」と呼び捨てにするコメンテーターしかいなかった。

アナウンサーは「氏」とか「候補」と尊称を付けていたが、僕が知る限り、TVではアナウンサー以外はトランプ氏を呼び捨てにしていた。NHKアナウンサー出身の池上氏も。彼は選挙結果が出た後のトランプ次期大統領に対しても呼び捨てだったのでかなり違和感があった。
(彼はクリントン氏も呼び捨てにしていた。非常識なのかバランスがとれているのか、まぁ前者でしょ。) 

これは衆院選で「安倍が」とか民進党党首選で「蓮舫が」と呼び捨てにするのと同義であり、リスペクトが全くない。

 

池上氏にはかなり好意を寄せていたのだが、この対応は「国家元首を侮辱する行為」で非常に残念だと思った。
池上氏は一例で、トランプ氏を「トランプ」と呼び捨てにしていなかった人を知らない、僕の知る限り全員なのである。

非常識極まりないのが個人ではなく、コメンテーター全員なのだ。「安倍が」「パククネが」「習が」と発言するのと同じなのである。(リベラルに理解し易いように韓国大統領と中国国家主席を例に挙げています)

 

今回の大統領選挙は米国だけでなく、日本のマスコミも「エリート(日本:高学歴)が指導する」という独裁感が露呈したと感じた。
その結果「(泡沫)大統領候補を呼び捨てにする」ことは当然であるということだ。

 

世間を賑わす「ポリティカル(なんだっけ)」を主導するのと日本の「言葉狩り」の親和性も高い。「リベラル」は死んだと感じた。 

 

結論じみたもの:日本のコメンテーターは全員国家元首候補を呼び捨てにする非常識である。それを許すTV局も非常識である。
習主席を呼び捨てであの論調で非難できれば、、、どうなるのか?

 

追伸:リベラルという存在がBrexitあたりから建前だけの嫌われる不健康な存在だということか。経済的富裕になれば宗教的な束縛から逃れられた(筈だが)結果がこれで、リベラルの反応がこれか。

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野田総理の会見について

テキスト

 生で見た。非常に良い演説だったと思う。相手を落とし込むことなく、自国の主張は漏らさず。尖閣諸島は実効支配があること、北方領土は領土問題が顕在化していること、竹島は領土問題がないことを踏まえ、非常に高潔で強いメッセージが感じられた。

思えば米国との外交を別にすれば、『交渉』を行った総理は北朝鮮問題を捌いた小泉元総理しか居ないわけで。ほぼ初めての『外交』を野田総理が矢継ぎ早に、かつ精緻を漏らさず、外交を交渉のステージに上げた野田総理は稀有な総理だと思う。

背景はいろいろあると思う。官僚嫌いの鳩山氏・菅氏からの反動による経済界を含めたオールジャパン体制。その官僚の主張を全て受け入れた野田総理の度量、想像を絶する韓国の失点。

これらを背景に自民党の凋落振りは目立つ。政局でしか語れない自民党、大局的な視点がないことがずれまくった反応を引き起こしている。 

 

NHKでは民主党の強硬的な国会運営を批判していた。自民党はこの会見で負けを認めざるを得ないであろうから、民主党は有利な条件で国会運営を目指すべきだと思う。

大勝は軋轢を生む、野田民主党は勝ち過ぎた、公明党から譲歩を引き出すべきであろう。公明党さえ納得すれば自民党は自分が馬鹿だと認めざるを得ない。

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借り易さか貸し倒れ防止か

金融庁:連帯保証を禁止…経営無関与の家族・知人 ~毎日jp

 

本当かどうか分からないけれど、中小企業の社長は会社は有限責任なので社長が連帯保証していると聞いたことがある。貸す側は返って来る見込みが無いと貸せないわけで、その信用度で金利が異なる。

 

例えば貸し金1億円を貸し倒れリスクが10%として、限界利益を考えると金利20%が必要なケースを考える。ところがそんな金利で借りる奴は踏み倒し前提としか思えず、結局成立しない。その企業がその金利でも本当に資金を必要としていてもだ。

それはオーバーな表現としても、連帯保証は元金の貸し倒れリスクを少なくする方便としては有効だと思う、社長の個人資産を担保に入れるとか。「連帯保証人=担保」であり、担保があれば安く貸せるということでしかないのだと思う。逆に言えば担保がなければ高い金利で借りるか、借りられないということだけである。

ということは連帯保証人という制度は担保の人身御供だということか。信用も担保も無い人は借りられないわけで、超法規的制度が連帯保証人ということなのであろう。

ということは借りられない人がまた増えるのであろう。グレーゾーン金利撤廃でパチンコ屋が経営危機らしいけど、同様にまぁそんなに問題にはならないのであろうか。

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リアルなちきりんさん

上杉隆×ちきりん「ここまでしゃべっていいですか」~Business Media 誠

へぇーっ、ちきりんさんは女性だと思っていたのですが、やはりそうでしたか。この記事にはあまり興味がありませんが、本編のblogは期待してます。

Chikirinの日記

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雇用の流動性を上げる件

派遣社員救済策としての「派遣禁止」という策はダメダメなのはなんとなく理解できる。派遣が禁止なら経営者は労組に36協定の破棄を提案するとかアルバイトを雇うからだ。労働市場の流動化に反し、硬直化を招き、派遣の失職は回復されず、いや増大するであろう。

詳しくは知らないけれど大手の企業の工場シフトは3直3交代(3人雇って3交代で回す)、連続勤務(土日も回す)なら4直3交代か?3交代ならいいほうで私の知っている企業は2直2交代(1日12時間労働)、連続勤務で3直2交代(3人雇って2交代で回す)だ。基本給が1日8時間とすると、8時間は固定費であるが、2直交代も3直2交代も1日当たりの3時間×2は残業扱いで変動費扱いとなる。派遣やアルバイトを雇うのと同じことだ。逆ワークシェアリング状態なのだ。企業が派遣を雇うのは変動費扱いにしたいので、派遣禁止になれば社員に残業させるのだ、当然。

なので派遣を禁止されると海外に逃げるか、逃げる金が無ければ社員に残業を強いることに成る。まぁ多くの社員は手取りが増えるので歓迎なのだが。時間が来れば帰れる現場勤務にとって36協定はあまり意味が無い。それよりスタッフや課長の方が残業代を幾ら付けるのかによって変わるであろうが時給は低い。私も新入社員の工場研修という名の下で連続勤務を経験したが基本給が低くても、手当てが高いので額面が40万に届きそうなときもあった。新人で手取り30万てすごくネ。少なくとも派遣は放り出されることがあっても雇用が増える事はない。繁忙期は工場勤務ではないスタッフ部門から呼んできて(呼ばれた)対応もしているのだ。

 

一方、会社員は年功序列の収入になる。実際は職位が上がらないと給料が増えない場合も多いであろうが、降給までは少ないと思う。そして現実的なシステムとして退職金は指数関数的に増えるシステムなので正社員と言えども2~5年で辞めるのは損だ。正社員の首切りを可能とするのであれば退職金問題をクリアにしなければならない。具体的に言えば退職金積み立てと給料は比例関係にならないとおかしい。仮にリセットするにしても10年選手で割り増し退職金を支給する原資も無ければ、直近で退職する人の退職金を減額することも納得できないであろう。

国家公務員キャリアのように課長次長局長と職位が上がっていけば同期が辞めていくというパターンを考えてみよう。企業の従業員ピラミッド構造を維持するという考え方だ。無論従来は企業が拡大していたので職位が上がるにつれて首を切る必要は無かった、しかし雇用の流動性を上げるという事はキャリアシステムがないと続かない。キャリアや超大企業では天下りシステムが存在するから雇用の保証がある。ところが中小企業で老課長が「優秀な若い奴に課長させたいからあんた首」と言われる社会はまっとうであろうか。

既得権と言われようがだぶついた中高年をばっさり切れる社会は経済原則にかなっていたとしても多くの人に受けいれ難いのではないか。それなら年功序列で若いうちは搾取され、中高年で取り返す方がいいというものだ。それが嫌ならフリーになるという手はあるのだから。

有効求人倍率が1を切ってしまうと自己責任とは関係なく失業者が出るのは自明。そのためにワークシェアリングとか雇用の流動性を原理的に述べる人も多い。原理と言うか学問的であればいいのだが、どうも本気みたいなので怖い。

ソースは提示しないが(探さなかった)非正規雇用の率は正規雇用に対して約1/3。その多くが「主婦」とすると本当に困っている派遣はごくごく少ないのではないか、もちろん男性でも家業の閑散期に出稼ぎに出るとか、縛られない生き方として選択していた人も多いであろう。

であれば雇用流動性を上げるのという議論はもうちょっと冷静に時間をかけて行ってしかるべきであろう。喫緊の問題で場当たり的に変換する性質では無いという気がするのだが。

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3D-CADが使えない件

マンガ(機械屋の世界ではフリーハンドの図面みたいなイラストをこう呼ぶ)で仕事のほとんどが事足りて、サプライヤーさんからの図面を確認する程度だと作図能力が落ちる。作図(図学)能力が落ちると効率的な輸送包装をこれまたサプライヤーさんの言いなりになってしまい困るわけだ。だからと言っていちいち首を突っ込むのはどうかなワケで。

一応、機械屋なので2次元図面は描けるし読める、いちおう2次元CADも範疇。でも3次元が駄目なのだ。一時、勉強でFEM(Finite Element Method:有限要素法=コンピュータ・シミュレーションの一種)をやりかけたことがあったのだが忙しさにかまけて概念どまりで終わった。おまけに私が手につけた時期が2D(2-dimention=2次元)から3Dへの過渡期で、3Dメッシュやら3D-CADをかまけてたら一気に乗り遅れた。未だ3D-CADは出来ずorz。

そこで上司の勧めもあり社内プレゼン資料や自分でスペースの取り合い、見え方の検証を行うために3Dに最近挑戦した、Shadeだ。

でも所詮NC(Numerical Control machining=3D数値制御加工)をやるわけではないので2Dのが便利だと言うのが本音。平面にマンガで立体的に描くのが主流なんだよな、そして2Dの図面で確認が取れれば全てOK。

あーあ、3次元CADを買ってもらおうと思ったが結構高いし(60万くらい)、道楽では無理だよな。Shadeで我慢しよう。というよりも必要ないならロジックだけ勉強してそれでいいか。

 

ちなみにオタクの世界ではリアル画像が流行っているらしいがshadeでもすごいことになっている。アニメーションも可能らしい。よくやる、とてもできません。

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鶏がらスープ

料理ネタです。

鶏がらスープを取るのが上手になってきた。
そのスープはおでん、塩ちゃんこ、カレー、シチュー、スープ(クラムチャウダー等)に使用。ちなみに牛スジスープもカレー等に使用。

どれも教科書より簡単にやってる。沸騰水で2~3分煮こぼして、流水で余分な部位(血、内臓、脂肪)を取り去り、野菜くず(ねぎの青いとこ、生姜、ニンニク等)、スパイス(和、中、洋で多少選んだ方が、タイムなどは洋風チックになるし、生姜は中華っぽくなる)と一緒に圧力鍋へ。水から極弱火、1~2hの後野菜くずを取り除き、もう1~2h弱火。完成。後はスープが濁らないようにそっとガラを捨てるだけ。

こう書くと面倒くさいようだが仕込む時間は30分くらい(相当手際が悪いらしい)。

利用例
簡単なのは塩ちゃんこ鍋。スープをスライス玉葱でゆっくり沸騰させ、酒と塩で調味し、鶏ミンチ+生姜+葱+ゴマ+塩を混ぜ、鶏団子を落とし、野菜を投入。
お勧めの具材は豆もやし、椎茸、水菜。野菜をたくさん。おーっ、お父さんの料理だ。
ちなみに費用は激安。鶏がらは高くても150円くらい、4人前でトータル2000円もしないでしょう。で、味はちゃんこ若を再現可能。
でも家で作る前に「ちゃんこ若」で味を覚えてこないと「ちゃんこ若」再現!!の説得力はないでしょう。とにかく塩加減が命、外で味の修行が必須です。

シーフードシチュー(以前のエントリー)やクラムチャウダーもよし。こちらはスープの色が重要、あまり煮込まないほうが良いかも。スープ由来の失敗は少ない。

カレーを手作りもgood。鶏がらを牛スジに替え、肉がスカスカにならないように煮込みを短めにし、飴玉(玉葱の炒めて飴色になったもの)をスープに加え、少し煮込んでシノワで濾す(濾すのが重要)。あとはスープカレーでも、普通のルーカレーでも。牛スジはまったり系、鶏がらはあっさり系。

土曜日に材料を仕入れておいて、日曜日に一日かけて料理をするのもたまにはどうですか?
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コンパニオン

またリサイクルネタです。
エコプロダクツ2006に行ってきました。モーターショーレベルは期待していませんでしたがもうちょっとかわいいオネーサンがいると熱が入るのに。
エネルギー屋さんはレースクイーンばりの衣装で期待をしたのですが。。。

「環境にやさしい」ってフレーズはなんでもありだなと勉強になりました。
言葉の持つ偉大さ(いい加減さ)に感動しました。

閑話休題
以前のエントリーに挙げたのであるが、「プラごみ」の定義が判りにくい。
プラならプラごみに入れればいいかと思うがそうではない。
プラごみは「包装容器」に用いられたプラスティックを集める手段なのだ。だから素材がプラごみと同一であってもそのものが商品の場合は収集対象にならない。たとえばバケツなど。

なぜか。「プラごみ」の多くは容器だ。PETボトル、発泡トレイ、ポリ袋など。これを減らす目的で制定されたのが容器リサイクル法(以下容リ法)だ。以前のエントリーにも載せたが新聞、ダンボール、缶はこの法の対象外、法を制定しなくても経済的にまわっているから。容リ法は「経済的に無理な資源を無理やりリサイクルに廻す」法律なので費用がかかる。なぜ無理やりリサイクルするかというとごみ処理場がいっぱいだからだ。プラごみは助燃材になるのだが容量がかさばる上、CO2排出低下という大義名分のもとに施行されている。
容器はこの費用をonして税金(本当は税金ではないが義務費用)を払っている。しかしプラ全体が税金を払っているわけではないので、収集コスト負担の自治体は容器しか収集したくない。

そういうわけで「プラ」を収集するのではなく、「容器のプラ」を自治体は収集するのである。

だったらプラの使用に対して全部税金をかけるか全部使用禁止にしたらいいのに。
容器プラだけ収集して他は収集しないのであればリサイクルを市民に根付かせるのに逆教育ではないだろうか。

もういっちょ話題を
生分解性プラ、バイオマスプラ(短いサイクルで作っているプラ:とうもろこしを生産してプラにして燃やして排気→一年でのCO2バランスは±0)は容リ法ではプラ扱い。
バイオマスプラを生分解性プラというとポイ捨てが増えるかもしれないので(ポイ捨てでは生分解しません、コンポストに入れないと分解しません)生分解という単語は減るかも。
一方、技術的にはバイオプラだけでの容器は性能が低いため、石油由来のプラとマトリックス(複合)で使用した方がトータル使用量、コストの面では合理的な可能性が高い。CO2排出責任は石油由来プラだけ負えば、バイオマスプラを使用するインセンティブが働く。

でもバイオマスプラもプラ(税金がかかる)。マトリックス製品は生分解性は失われている。
それでは普及が進まないのでは?

環境マニアさん、取り上げないの?
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なべつね

渡辺恒雄って誰?って感じだったのだ。巨人の偉そうな人ってイメージしかなかった。そもそも昔は株式を買い占められたら報道の自主性を失われるということで株式非公開が普通だった。(調子こいたフジテレビは株式公開クーデターで足元すくわれたのは記憶に新しいね)
で、渡辺恒雄ってオーナー?でも正力氏だよなぁ、オーナーは。

という疑問を解消してくれそうなのが日経の「私の履歴書」。予想に反して面白い。’70はガキだった私にとって政界の暴露が「いいの?」って感じなのだ。
もっとも私は政治には疎いので「そんなの常識」かもしれないのだが。
大野伴睦って岐阜羽島駅に銅像が建ってて浦佐駅みたいに無理やり駅を造ったっていうイメージしかなかったのだが、めちゃくちゃ面白い。60~70年代の政治史を改めて勉強したくなる面白さ。
何故渡辺氏が権力を持つようになったのかに展開されると面白いのであるがそうはいかないんだろうな。
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未来の死

2***年 クローン技術の完成、遺伝子老化問題もクリア。
2***年 生化学的言語の全解明が完成。
2***年 人間のソフトウエアシステム(OS)の解明。
2***年 記憶の保存に成功。
2***年 クローン体に記憶のインストールに成功。
2***年 不治の病、大怪我の際、体を乗り換えることに成功。
 この間、宗教的、倫理学的な大論争が起こるが不治の病には容認。
 しかし、不死を求め違法に身体の若返りを求めるものが続発。
 寿命は金で買える時代に突入。
 ただしクローン作成、記憶の保存などに莫大な金がかかるため、
 永遠の生命は事実上ありえないと思われた。

 過去の偉大な競走馬は現代の競走馬よりも、
 競争能力が遺伝的に劣ることが証明された。
 誰もが若返られない、若返る回数もそう多くはないであろうことから
 一般には若返りは普及せず、容認されていく。
 為政者は賄賂(再生の提供)により禁止法案を可決できない。

fromdusktildawn氏がおもしろい死観を展開されているので
ちょっと考えてみましたが完成度がいまいちですね。
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覚書(防備録)

国立西洋美術館 ベルギー王立美術館展(H18/11/3)

特徴
圧倒的な国力としての芸術力を主張していた。
肖像画の迫力大(ルーベンスに代表される人物が多く描かれている作品)
静物(若冲より迫力あり)
素描の風景画はジブリとかぶる。宮崎の着想がここにあるかどうかは判らないが非常に似ている。
近代の風俗画は面白い。
近代の代表作は?(悪いという意味ではない)
現代は点数少ないながらgood。マグリッドを生で見たのは初めて。

予想を超える感動を得られた。\1400は安い。

次はダリか。仏像展(国宝・重文45点)は気になる。エジプトも(曜日指定制)
エッシャーは興味なし。宗達(風神雷神)を行かなかったことを悔やむ。


上野黒船亭にてグラタン(ハーフ)と特選ハヤシ(ハーフ)を食す。連れはドリア
値段程度に美味い(特に一口目)。ハーフは正解。特選の肉は固い。
ソースは味が濃い。揚げ物の方がよいか。フルサイズはきつい。(ハーフがあるのでそれはそれでよい)
次の上野昼飯定番店を見つけたい。

お勧めの上野ランチを教えていただきたい。
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各論賛成総論反対

巷では「医者が足りない」「北朝鮮問題」「少子化対策」等が騒がれている。根本対策にはどれも金がかかる。
10/14(古っ!)NHK「医療に安心できますか?」でのスタジオアンケートではほとんどの人が「現在より金をかけてもいいから医療の充実をして欲しい」とあった。ごく少数が「これ以上医療費が上がってもらったら困る」とコメント。

ホントか?それは民意か?

あのての番組は○○では大変なので○○の実情を訴え、もう少し負担を増やそうといった流れになる。

では質問。

1.医療の現場は大変。システムの構築も未完全。政府も金がないことから医療政策の不備を認めていません。このままではお産、小児医療、地方医療は崩壊します。→消費税を1%上げて財源を確保し、健保負担率を4割にすれば安心な医療制度を維持できます。

2.北朝鮮問題はつまるところキチガイに刃物。説得できればそれに越したことはないが説得できない場合日本が北朝鮮自滅の道連れになる。それを防ぐには対空ミサイルの配備が不可欠。対空ミサイルがなければカードのない交渉になり、北朝鮮を追い込めない。ひいては交渉は劣勢に進む。→防衛能力完備にはミサイル感知システム及び対空ミサイル5,000発必要ではあるが、交渉のカードとして2割完備を目指す。そのためには消費税2%もしくは現在の特別減税を全て廃止、現在の目的税は全て軍備に充てる。

3.少子化対策として女性の雇用を推進するため男女とも産休、育休を義務付ける(違反事業者には厳罰)。そして現在の産休、育休の無給を有給化する。その対価として法人税を半額にする。財源として専業主婦の特権(減税・年金支払免除等)を全て撤廃、さらに消費税を1%上げる。

4.地方交付財源が省益を生み、ひもつきの援助が地方での無駄遣いを助長している。地方に財源を任せれば自ずと適材適所に遣うことを期待できるが人口密集している地域が有利になるため、本来交付税としている予算の半分を純然に地方に委譲し、半分を面積比で県(もしくは州)に委譲する。その際、現在の地方債は国債発行で賄う。その償却費として1%消費税を増額上げる。

これらは受け入れられる性質であろうか?
(あくまで例です。本当は消費税収額とか計算して論理を展開する方がかっこいいんだろうけど面倒だしあくまで例ということで容赦ください)

他にも個々にはネタはあるのだろうが上記4問を「別々に」TV番組で特集し、質問をすれば多くの人が賛成するのではないか。4.は反対が多いかな?
(額は全くいい加減であるが)全部を実施すると国のプライマリーバランスが良くなるわけでもないのに消費税が5%上昇する。

bewaad氏などは医療問題はコストで考えろとのこと。官僚らしいといえばそれまでであるが優先度とコストを考えない政策・問題提起は無意味だ。
現在の国政は問題が多いであろう。それはコストと優先度が低いものは後回しされるからであって政策担当者が無能を意味しない。コストを受け入れる啓蒙が伴って初めて問題は解決する。

そういえばマスコミはさまざまな事件を幼稚な感情の代弁者としては立派な感じ。弱い立場を応援すればいいという感じがする。経済政策で批判、医療で批判、少子化で批判、財政でも批判、地方政策でも批判。立場がなくていいですよね、言いっ放しで。新聞社がひとつの人格であれば(法人という人格ですよね?)感情むき出しですか。うらやましい。
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医師達よ批判してる場合?

奈良県大淀町病院の妊婦が亡くなられたとの話題が医師のblogで話題になっているようです(例えばhttp://blog.m3.com/yabuishitubuyaki/)。大方の論調は

①お産はリスクがゼロではない、特にこの事件の場合は病院での対応では防げない。
②一般人はお産にはリスクがないとの意識があるため、異常分娩は民事係争に発展する可能性がある。(勝ち負けはべつでしょ多分)
③異常分娩であることが判ってからの設備的な対応は不可能であるので、設備(含人員)が不十分であればお産は受け付けたくない。
④医師の過失の有無とは関係なく、分娩での死去は刑事罰の対象となる。(勝敗は別)
⑤お産は24時間対応なので医師の負担は大きい。(工場だと次の人が来ると帰れるんだけどねぇ)
⑥マスコミは使えない

かなり疑問に思ったことがある。福岡の中学2年生が自殺した事件で、去年(中1)の担任が責められてる。記事を読むと「いじめのきっかけとなった(去年の話だよ)」「授業が受け狙い」「あだ名をつけた」とのこと。
記事には具体例が少ないためどうとでもとれる解釈である。受け狙いとあだ名はお調子者の人気のある先生全員に当てはまらないか?

netで調べると上記医師の応援にくらべ全く擁護する人(教諭も)がいない。そんなに人気ない悪い人いる?マスコミの提示した事実では

昨年、当時の担任がいじめのきっかけを醸し出し、少なくとも半年後事件が起こった。彼に責任を押し付けるのが正義かどうかわからない事件のような気がする。私には真相は判らないが「悪者はみんなで叩け」的な気がする。せめて医師達のように身内くらいかばってあげればいいのに。
教諭からいじめを受けたという人がかなりカミングアウトしているようなので、起こりえる話だと思っているのかしら。

しかし

マスコミの対応をあれだけ批判した医師もこの福岡中学生自殺事件にはマスコミの主張を盲目的に信じ彼を断罪している。

事件の遺族を侮辱しているわけではありません。報道と報道される側の意識について考えさせられました。特に福岡事件の両親をみると誰かのせいにしないとやってられないという感情がひしひしと伝わってきた。マスコミは学校の対応が悪いという単純善悪論が報道しやすいのであろうが→国民は踊ったね。

事実が明らかになれば判るであろうが現時点では「彼」は犯罪者でなさそう。それが許されるかどうかは分からないけれど。仮にあまり「彼」が悪くなかったのが明らかになった場合(顔写真&プロフ載せる気満々の)週刊現代は彼の生活を面倒見るのかしら?それともペンは核よりも強しなのかしら。
もう少し若かったらTBとかやるんでしょうけどあくまでネタなのでここいらへんで。

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リスク2

昨日は「嫌化学物質派」を話題に取り上げましたが根拠があるのです。

食品添加物や化粧品に使われる医薬部外品に相当する成分はかなり安全性テストを経て使用許可が下りますが、昔から我々が食している物質の安全性テストは過去からの経験だけで、安全性の証明(例えば経口毒性でとか)はあまりないのではないでしょうか。

安全であると思われていたキノコが食中毒事故を起こし、有害かもしれないと議論になったのは記憶に新しいところです。筆者のおぼろげなる記憶では「使用許可の下りた食品添加物はどの食材よりも安全である。」と明言した学者もいました。

ちなみにTVで(化学合成)食品添加物で食品を作っていましたが、豆乳ににがりを混ぜ「ハイ、固まって豆腐になりました」と本質的にどう違うのでしょうか?にがりだってれっきとした食品添加物です

当然ですが天然毒は昔から知られており、(副作用のある)薬として使われる薬草も存在します。

派の主義主張をひっくり返すのが目的ではありません。派の主張は復古主義で江戸~明治時代の生活をしようと理解しています。そのころの栄養状態はひどい上に塩分過多で平均寿命は著しく短いものでした。その時代を礼賛するのは勝手ですが合理性に欠くと言わざるを得ません。

シャンプー、基礎化粧品、石鹸なんかもいろいろあるんだよね。自称化学物質敏感症の人はだまされないように気をつけてね。コスメは夢(自己満足)の世界だからそのブランドを使うことで幸せになれるけど。でも売り文句が怪しい自然派があるのも確か。自分でブラインドテストを行うことをお勧めします(病院に通っている人は無茶は止めてね)。ブラインドテストとは銘柄をわからないようにして使用感のみで優劣をつけてみることです。値段の安いの高いの、成分が好きなの嫌いなの、自然派メーカーマスプロメーカー、先入観なしでテストをして見てください。またその結果に自信をもったら幸せになれるかも。。。

薬事法上で化粧品は「略~皮膚若しくは毛髪をすこやかに保つために~略~人体に対する作用が緩和なものをいう(薬事法第二条3項抜粋)」であるのに学会では効果あるのオンパレード、宣伝でも規制範囲内で効果を謳う。それって自己矛盾を抱えてるよね。

筆者の嫁が高い化粧品を喜々として買ったり、無意味(だと筆者は思う)なサプリを買い漁るのでマスターベーションしているだけです。嘘っぱちなので記事の内容を本気にしないでください。

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リスク

中西準子氏の環境リスク論(http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/)によるとリスクの大きさを損失余命とし、漁獲、伐採、開発、化学物質のリスクをベネフィットと天秤にかけて考える手法というもの。

結構話題になってますね。化学物質拒否派というのが多いってことでしょうか。安全を政府の法令での規制では安全を確保できないとする派が自分で更なる安全を求めた結果、食品・化粧品では全成分表記となってきました。

するとその派はこの商品には××が入っているから安心できないとWebで公表し、あおってます。先入観や伝達の情報をうのみにしたものが多いようですね。(例えば@コスメhttp://www.cosme.net/top/indexや買ってはいけないhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906605036など) 別に小生としては主義主張を貫くのは勝手なので別になんとも思わないのですが(それらに影響を受けて本気にする人もそれで幸せならまぁいいのではないかと)。

嫌化学物質派は「疑いのあるものは禁止」といったスタンスでしょう。彼らに問いたい。クルマに乗っているかと。

クルマは殺人マシンです。年間約1万人を殺しています。文明機械による死者はこのクルマが最多ではないでしょうか。しかも多くの人は殺人の可能性(リスク)を受け入れてクルマに乗り、リスク回避のために自動車保険に入っています。殺人しても構わないがごく可能性の低い健康被害は気にしていらっしゃることでしょう。それを受け入れなければクルマの運転はしてはいけません。

当然ですがベネフィットとリスクを天秤にかけ、年間約1万人は死ぬ事実を受け入れて自動車世界は運営されています。もちろんその前提は日本だけではありません。

しかしアスベスト、ダイオキシン、はたまた内分泌撹乱物質、化学工業製品の規制(強制・自主ありますが)は狂人沙汰ですな。「ゼロを目指す、存在を許さない」はコスト高なのに。分析機器が発達してND(検出限界以下)はあってもゼロはないかもしれないのに。

もっとも健康食品には怪しい物質(薬理作用のあるもの:副作用が作用してしまう可能性がある)が入っている場合があるので詳しくない人は避けた方が良い場合もあるかも。特に「即効性・効果大」=「副作用」と思ってもらって間違いない。

あ、この記事は私が元カーキチで現在は諸事情でクルマを持てない僻みです。

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