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年金2千万の雑感

金融庁(審議会)の報告に盛り上がってる。このこと自体は悪いとは思わないけど、マスコミ・野党・政府の対応には不満がある。

前提を整理しよう

1)年金制度の件

麻生大臣を始め「年金制度は盤石だ」とのコメントがあったがそれは事実というか既定路線だ。年齢構成比がいびつではあるが、平均寿命まで生きれば年金を払って損をしない設計になってる、その財源は国債だけど。

野党やマスコミがこの点について心配を表明するなら勉強不足なだけだ。安倍総理が「物価スライド」との発言を揶揄する向きもあるけど、物価が上がっても年金支払額が変わらない方が悲劇であろう。年金原資を現在の年金支払額が上がっていることや、既存資産を株や外国債券で運用することでカバーできる(はず)。ここのいちゃもんは、デマレベルであろう、大手新聞社もデマを発信することは非常に残念だ。

 

2)年金で生活は出来ない件

そもそも国民年金は自宅自営を想定しており、死ぬまで働く前提となっていたはずだ。

で終わりなんだけど、会社勤めは厚生年金があるわけで、それだけで生活できるかということになる。結論的には現役生活レベルを維持するには厚生年金では足りない、平均すれば5万円貯蓄から切り崩しているとのこと。年金収入と貯蓄で生活スタイルが変わるのは当然であろう。マスコミがフェイクニュースで煽ったのはこの辺りであろう。

そもそも僕(50代)が20年前に先輩に聞いたのは「安心の老後には3千万円いる」ということで、現在と何も変わらない。実際僕の親も遺産を子供(僕)に残すより、生活と孫の為に金融資産を切り崩している模様。

 

3)マスコミと野党が、事実を捻じ曲げ、政府に事実を撤回させたこと

件の報告書は事実(生活費平均的に5万円の赤字を金融資産で取り崩している事)を述べた、それをマスコミが「2千万円貯蓄が必要」と読み替え、多くは2千万円用意できないと批判した。

カネが無いのに贅沢する人は少ないので、批判は的外れだと思ったが盛り上がり、政府も撤回した。撤回したらそれでいいの?としか思えないのだが。多分多くはそう感じていて、野党には不信感しかない。マスコミの指摘は「嘘」成分が多い上、現実的でないので国民が先送りしている懸念がある。

本来、年金制度や老後の生活をきちんと議論できれば、現役世代に有効であったはずが、、、マスコミと野党がぶちこわした。政府が「審議会報告」を握りつぶしたことで自明である。その結果参院選は与党有利のようである。

 

どうもリベラル・野党・マスコミの分が悪い。

僕は国民の国語力に絶望している、だから美しい言葉を吐くリベラル・マスコミが支持を得るはずだ。それでもそうなっていない。

その理由は「胡散臭い」からだと思っている。

 

具体的に説明しよう。

例えば年金でいえば「払った額<貰う額」であれば納得感がある。そこを過剰に「弱者救済」を述べれば「払った額>貰う額」になることを心配する、賦課方式・積立方式だとか関係ない。リベラル・野党は年金と生活保護をきちんと分けて説明できていないのである。

さらに共産党や老人が「九条」を言えば拒否感しかないであろう。中国・北朝鮮・ロシア、場合によっては韓国の振る舞いを見れば。

 

リベラルに不利益なのは「ポリコレ」もである。ポリコレは論理の世界でしか通用しない概念であるが、傍から見れば「馬鹿」以外の何物でもないであろう。そういえば左巻が「言葉狩り」に熱心なのが、同種のキモチワルサを感じていると思う。僕の概念でいえば「ポリコレ≒言葉狩り」で違和感は無い。

 

閑話休題。脱線が過ぎた。

年金だけで生活できると考えている人は事実を知らなかった人であろう。事実を知った上で今後の生活を考えるのが普通の考え方であろう、今から年金制度を改良しても現役世代には関係ないし。

 

この報道で「怒っている人」は報われない。マスコミはその怒りを煽ってるけど、ただそれだけ。

マスコミの曲解で「対策を考えなければ」に理解が至る人は少ないであろう、政府が悪いのだから。それでは国民は幸せになれないと思う。

 

 

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日本にLBGはなじまないのでは

ネットで話題の

日本ほどおひとりさまに優しい国はない - 世界のカップル文化

ですが、日本では婚姻者でもパートナーを紹介する文化が廃れてきて、披露宴を行わない人が多いようです。披露宴に行ってもその後会う可能性は著しく低いわけですが。

家族単位でBBQをするとか、社宅環境とか、上司が家族でもてなす人でもない限り、日本の企業人ではパートナーを知らないことが普通だと思う。
欧米では行動単位も一人ではなくカップルで、日本とは異なる文化だ。

以前からLBGTを社会問題にする向きがあったが違和感があった。それが日本では間違いではなく、欧米では合理的だという点を再確認した。

 

リンク記事は欧米ではカップル文化で、独りで居ることが許容されない文化だそうだ。しかし前述のとおり日本では異なる。学生ならいざ知らず、恋人の有無や婚姻の意向を聞くのは失礼に値する。そもそも同僚の性癖など興味ないわけである。パートナーを紹介する文化が無いので当たり前である。
親戚間での「彼女作りなさいよ」は、「もてないから」で済む。そのへんは「非もて」界隈に会話サンプルがたくさんある。

故に「LBG」(Tは除く)は日本人にとってどうでもいい。お互いに養子関係になっておけば法的権利は保証されるであろう。

 

という違和感というか憤りを感じるのは、日本人にとって「LBG」と「T」は価値観が断絶していると思うからだ。

個人主義が徹底していない日本では「T」は更衣室とか風呂、トイレなど、個室の概念が割と低いのですごく困っていると思う。

 

結論じみたもの。僕の価値観ではLBGとTとでは、性的な問題である前者と生活に支障をきたす後者という認識がある。
僕の認識は専門家でもなんでもないので間違っている可能性が高い。
その点をきちんとした説明が無いのと、性癖を実生活で表明することは全くないので明快な説明が欲しい。

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転校生が高校受験に受ける受難~埼玉県

30年ほど昔、当時中学3年生の僕は2月に転居した、父親の転勤である。

転居先の担当中学校の教師と高校受験を相談した。結果的に大間違いであった。ITが普及していないのはあるが、彼らは責任逃れで安全パイを提案しただけで、チャレンジはおろか、妥当な提案すら出来なかった。チャレンジを提案したが、反対された。中学3年2月に転校してくる生徒をリスクを言い募って、失敗させないために丸め込むのは簡単であったであろう。

当時僕は受験校を選定の資料として「京都府」のテスト結果を送付した。そしてどのこの高校を受けるのが妥当かが分からず、かなり低位の高校の受験を勧められた。偏差値がおかしいので聞くと「以前失敗したから」とのこと。その生徒は青森県だったとのこと。

青森県の教育レベルを論じたいのではない、「失敗したくない」為には妥当な高校受験をさせなかったことが問題なのである。京都府の教育レベルを疑って私立高校は4校受けさせられた、偏差値的に低いばかりでチャレンジは無い。

4校の内訳は東京都2校、埼玉県2校である。チャレンジは無かった。公立高校進学希望だったが、妥当な進学先を提案しない理由は察する。
自己保存のためには生徒の人生などどうでもいいのだ、別に失敗したからといって訴えるつもりはないのに、チャレンジ受験を勧めない時点で、馬鹿。 

30年前の埼玉県中学教員は馬鹿で責任の所在を知らない全員馬鹿である。これは保証する。
褒章を受ける権利は無い。埼玉県教育委員会組織が無能だから。

僕の人生がそれで損したとは思っていない。ただ当時の埼玉県の中学校教員には反省して欲しいし、クソである。

ちなみにその中学校は埼玉県さいたま市立宮原中学校である。クソな伝統が払拭されているといいのだが。

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ジャーナリズムに清廉潔白が求められてしまった案件

鳥越氏と石田氏が「政治家の矜持」と「ジャーナリスト(笑)」「文化人(笑)」とでは責任の軽重を自白した感があった。

その前段としてジャーナリストの位置向上として「署名記事」というのが増えたと感じている。「署名」をすれば身体検査の対象となるのであるがそのことを理解できない人が多いと感じる。「署名記事」によるジャーナリストの地位向上は同時に「責任」も課せられるのである。

「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか」がジャーナリストの地位向上の帰結なので、批判に対する責任は存在すると思える。

名前を売って稼ぐのがフリージャーナリストの本質なので、炎上案件はどんどん燃やせばいいと思う。彼らが政治家に対する手法で、下半身も過去のつまらない案件も晒される覚悟があってのことであろう、政治家と同様に。

ジャーナリストに煽られた政治家・経済人等公人は、反論する権利があるし、その対象がフリージャーナリストであっても構わない。大手新聞社は組織運営が巧みなのでボロは出さないであろう。新聞社の特攻隊員がフリージャーナリストで、公人はスキャンダラスなフリーを雇った新聞社を攻めればいい。

 

標題の件だがそういう時代になったということだと思う。だからこその(無署名記事の)文春砲が威力を発揮する。

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ポケモンGoは老人こそ楽しめる、

7月いっぱいで飽きる予定が、まだ嵌っている。現在レベル22である(相当やり込んでいる)。楽しい理由は「コレクション」である。上級ゲーマーには「ジム」での戦闘があると思うが、そこは除外する。僕も準備はしているけれど全く参加していない。

ポケモンGOをリタイアした老人に勧めたい、理由を以下に述べたい。

 

1)操作は簡単 

モンスターを集めるゲームなのだが、モンスターに遭遇した時に「ボールを投げてモンスターに当てて収集する」というゲームで、非常に目的と操作が簡単である。モンスターをゲットするツールであるアイテムは「ポケストップ」で集める必要がある。

2)出歩く必要がある

モンスターを集めるには外に出る必要がある。家に居てもモンスターは集められるが、多様のモンスターを集めるには様々な場所に出向かなくてはいけない。
またモンスターを集めるアイテム「ボール」を「ポケストップ」まで出向いてゲットする必要がある。
川沿いや大きな公園などで出てくるモンスターが場所によろ異なるので新たなモンスターを求めて行動範囲を広げなくてはならない。とはいえマニアでなければ近所の公園をローテーションするとか、駅に出るとか、バスで少し遠出する程度である。

3)何が楽しいか

単独でもこのゲームは楽しいが、数人で行っても楽しい。誰かがモンスターに遭遇すれば周りの人も遭遇する確率が高い。「出たよ」で周りも期待感が醸成されるのだ。また捕まえたモンスターを「どこで捕ったか」という情報交換も楽しい。

4)歩く必要がある

モンスターを増やすには2通りあり、歩いてモンスターに遭遇するか、「卵」というアイテムを「ポケストップ」で手に入れて、孵化器に入れて一定の距離を歩くことでモンスターをゲットできる。
レアなモンスターは卵から得ることが多いので、ゲームを起動させて歩くことが重要なのである、当然自転車や車での移動では移動距離としてカウントしてくれない。ひたすら歩くことが求められる。

 

以上のように、複数人でも単独でも楽しめる、歩いてモンスターを集めるゲームなのである。
夫婦で買い物のついでに歩きながらゲームをして情報を共有するなんて最高ではないですか。

 

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団塊の世代は金を持っているけど、そのうち貧乏な老人が増える

徒歩100mくらいのところに桜の名所(川沿いに1時間くらい散歩できる感じ。ちょいちょい河津桜・八重桜・遅咲き八重桜等も配備)があるんですけど、すごくラッキーです。1か月以上桜を楽しめます、梅が無いのは残念ですが。
引っ越した時には全然気付いてなくて、初桜のときに「結構な規模やな」と驚いた次第です。いいところに住んでいると実感できます。

 

閑話休題標題の件、最近「老害」という単語がはびこっているが、裏を返せば現代の老人が不憫であり、金が無いということに尽きるのではないかと考える。

団塊の世代近辺(70歳くらい)は元気で金があって、現代の孫世代は6ポケッツ(両親、その各々のジジババ)を有していて、まぁ金持ちということである。

ところが現代の20代は「奨学金貧乏」に陥っているとのこと、現代の50~60代が子世代に教育資金を調達できないということであり、急速に貧乏化している実態がうかがわれる。
老害というのは引退世代であって、厳密には65歳以上であろう、そのあたりから貧乏人が増えている、その結果老害が増えているという仮説を提唱したい。
65歳近辺といえば、バブルの頃、無理な住宅ローンを組んでいて、目論見通りに給与・退職金を得られなかった人が多いと思われる。退職金でローンの残債を行ったとか。核家族なのに老後の貯蓄がきちんとなされていないケースが多いと思われる。だから不満を恥ずかしげもなく他人にぶつけるのが「老害」と考えている。

現代の65歳は40歳頃にバブルが崩壊した、住宅ローンを組んだ頃であろう。その後の給与は上がらず、リストラされ、退職金は減った。やさぐれてもおかしくはない。

問題はその後の景気は「失われた20年」と称すほどであった、現在の65歳未満が金持ちであるはずはない。

現代の奨学金問題は、昭和一ケタ~団塊の世代が「親に仕送りして、子供の教育資金を払う」ということを実行していたが、それ以降の世代ではできなくなったということである。若い老人と老人予備軍は貧乏なのだ。

子弟の教育費を負担できないポスト団塊世代は相当貧乏である。この世代が定年退職すると社会不安が訪れてもおかしくない。子世代は両親の面倒をみる能力が無く(稼ぎが悪いうえ奨学金を返す必要がある)、貯金の無い老人が放置される。今後、社会保障費はうなぎのぼりであろう。

 

団塊の世代が作った社会システム「核家族・専業主婦」はパックスアメリカーナを模したわけで、資源が無い日本は遅かれ破たんする。

 

ただその点では悲観する必要はない。金が無い世代では妻が働くことが当然だからである。欧州ではシングルマザーが活躍する(離婚できて働く)のが'70、アメリカでは'80くらいからか?日本も20年遅れで機能している。女性の自立は進んでいる。

 

若者支援は女性が働くことで解消できる。しかし老害の解消は難しい、子弟に学費を払えない親に貯金があるはずがない。貧乏老人が増えるのである。

これはもっと社会問題になるであろう。英国病である。悲惨だ。
これを読み解くと「消費税軽減税率」が合理的であることが分かる。公明党の真意は分からないけど、食品以外の税率は20%程度以上になるということである、そのためには軽減税率(=インボイス制)を導入する必要がある。
弱者を守るためではなく、食品以外の消費税を上げるシステム構築が急務であるということ。軽減税率が導入されたら増税は簡単にできる。(それは良いことだと思っているけど、反対派の論理にはそぐわないとも思う。軽減税率導入が増税反対という主張に繋がるのが理解できない。)

ただでさえ政府のプライマリーバランスは赤字であるが、今後好転する可能性は無い。そこで増税の道筋をつける必要がある。そのための軽減税率であり、インボイス制導入である。

 

閑話休題。将来の増税を防ぐのであれば「軽減税率反対」だと思うのだが、民進党を始めそうではない。民進党は与党ではないので今後の財政には興味が無いと思われる。今後の増税を知った上での軽減税率反対は、「票マシーン」でポピュリズムの権化だと思う。

民進党が問うのはMadMax世界観とデフォルトとどちらがいいかという話である。

 

野党の主張は、家計の財務バランスは安全サイドに振るが国家運営は別。というのは異常である。

 

本記事はいろいろ盛り込み過ぎて「分かりにくくなった」ようだ。元気があれば再編成を試みる。

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コーセーが儲かっていそうな件(CMに女優囲い込みな件)

インバウンドで「(株)コーセー」社が儲かってると噂に聞いている。具体的なブランドはALBION、雪肌精、クリアターンと思われる。(株価や業績は知らん、あくまで主観)
カネボウ化粧品(花王グループ)を抜くのではないかとワクワクしている。 

というのは「布陣」が贅沢過ぎるのだ。http://kose70th.jp/
雪肌精の新垣結衣を始め、北川景子、上戸彩、桐谷美玲と人気女優総取りである。年配向けには森高千里と小泉今日子である。
このサイトではe-girlsのAmi(Fasio)は無視されている、なんか残念。地味にローラも居る。

 

花王・カネボウ化粧品の惨敗感がすごい。

プリマビスタは男性に大人気の石原さとみ・井川遥を擁している一方でどうも売れてないらしい。

機能の花王・情緒のカネボウに引き摺られた感があるのかしらカネボウのメーキャップは混迷を極めている。コフレドールは雑誌有名モデル(僕は知らない)をCMキャラクターに選んだ。綺麗なんだろうけど「華」は無い、「誰だよこのおばさん?」って感じ。

一方でカネボウの「KATE」は悪くないと思う。黒木メイサはきれいでエロいと思う。

 

閑話休題。資生堂社が「(やんちゃな)水原希子」を推すのは理解できる。古くは山口小夜子のような独特な世界観を求めているのであろう。一方で、カネボウは有名女優をキャラクターに選択してきた。

その判断がずれた隙をコーセーが突いたのではないかと思う。北川はsaraALLIE(西内まりあは嫌いではない)を首になって、コーセーに移籍した。

 

ちょっと駆け足に紹介したが、僕は業界の内部に居ないので外野観点である。
化粧品CM業界は楽しいのですよ、例えばロート製薬がメイクに進出した宮崎あおいとか。

 

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化粧品原料ビジネスについての雑感(1)

表題の件、面白いなぁと思う。利益率は置いておいて、原材料原価は著しく低い。「付加価値」の最先端ではないのではないかと思われる。

 

ちなみに僕は薬品と食品は全く知らないし、化粧品原料も当事者ではない。あくまで外野としての印象論である。周辺人であるが。

 

1)脂肪酸系

そもそも脂肪酸は油脂からグリセリンを除去して精製すると理解している、(かなりあいまい)。その脂肪酸は界面活性剤原料として普及しており、東南アジア産のパーム油とかが原料となって石鹸等になっている。

一方で魚油から抽出(この表現が正しくないかもしれません)する脂肪酸が不飽和脂肪酸として食品・化粧品界隈で大人気である。DHAとかだ。

(原料については僕の視点で間違っている可能性は高いです=業界たれ込みではないです)

魚油やコラーゲンは海産物由来が多い、たとえば原料としての鮭である。北海道やノルウェイでの鮭の廃棄物はアラであり、具体的にいえば頭部であろう。鮭の頭部は集約的に調達可能であり(無料同等で調達できる=本来廃棄物であった)。原材料メーカーは原料費無料からエキスやコラーゲンなどを抽出できる。

純度が高いゴミから欲しい成分を取り出すのがメーカーの仕事というか飯のタネである。ゴミがあるところには商売がある。

 

2)植物オイル系

植物由来の化粧品原料の王道は「オリーブオイル」であろう。マニアは局方精製オリーブオイルを溶剤としてメイク落としに使っている模様。

先述のオリ-ブオイルを「肌に優しい成分」としても使われている模様。その他肌に優しいオイルを絶賛探し中である。

 

閑話休題。植物性オイルは不純物の許容度と肌疾患という問題があって、食品グレードと化粧品グレードで大きく異なる。食品グレードの方が「消化器のほうが肌より頑丈」なので、食品グレードの方が精製度は低い。「食べられる原料で作っています」系は化粧品メーカーとしては最悪である。

 

3)効能効果があるエキス

化粧品原料メーカは、大金を投じて商品が有効であることを化粧品メーカーに訴える。化粧品ブランドのコンセプトに合致すれば採用される。ただし、化粧品は法律的には「効能効果が無い」、効能があれば副作用を受忍する必要がある。「効く=副作用がある」なので化粧品は効能がそもそもないのである。

 

標題の件でまとめるつもりであったが、断念した。次回に続く。

 

 

 

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リスクにおける雑感(事故・地震・原発など)

東日本大震災で福島第一原発がメルトダウンを起こした。僕の印象だと海に流せばいいトリチウムを後生大事に抱えていると理解している。セシウムも半減期が短いので海で薄めればいいと思っている。原発事故による放射線も20μSV/年程度で問題ないと感じていて、多くの対策は「感情」ベースで無駄だったと思う。特に(細胞の活性化が衰えている)年寄りには全く意味が無かったと感じている。当然死者は居ないし、今後も居ない。
このときに、全部の原発が止まって、再稼動に苦慮している。

中央高速のトンネルでトンネル上部設備の崩落で死者が出た。
このときに上記を鑑みて全てのトンネルを止めて再検査が行われると思った。ところがそうはならなかった。上記と比べるとこっち(トンネル事故)の方がはるかに危険にも関わらず。
マスコミも沈黙した。

トンネル事故で全数検査のもとで再稼動であれば、物流に支障が出るので正解だと思う。でも原発を止めたのが正解だとは思えない。なぜこのような差が出たのか。

 

原発事故は民主党政権であったが、自民党政権も原発再稼動に慎重な姿勢が感じられる。一方でトンネル事故は「無視」であった。政権の違いではないであろう。

 

真面目によくわからん。日本人は非合理的だとは理解したが、どういうメカニズムかは納得できていない。

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食品と化粧品の安全性について

ココイチ牛かつ横流し問題で、なんか食品卸・食品スーパーへの微生物への知識に疑問を持った。業界の常識(業界は基本的に安全だよ)の解説が望まれる。

閑話休題。化粧品の安全性もかなり脆弱だと思う。食品メーカー並みに中小企業が多いし、「食品(食べられるもの)で作った化粧品です」的な広告をよく見る。消化器(胃とか腸)は胃酸(pH1の塩酸)に耐える能力があるが皮膚には期待できない。皮膚から見れば食品は危険極まりない物質なのだ。

まず天然物質は危険極まりない、(刺激が多い)混合物が多過ぎる、もちろん胃には問題ない。@cosmeで大人気なオリーブオイルを例で紹介する。@cosmeで人気なのは化粧品原料であるオリーブオイルで局方と称される物質である、不純物を極力排除したものである。もちろんエキストラバージンオリーブオイルではない、それは舌や胃にはいいかもしれないが不純物が多過ぎて肌には不適当である。

化粧品原料で「食品由来」とは不純物や刺激物の宝庫であり、安全とは全く反対の存在である。胃壁舐めるなということである。そこで「精製オリーブオイル」なるものが存在する。
肌への影響は炭素の数に影響されることが知られているが(C12とかC14とか)、天然物はそこをコントロールするのが難しい。大手メーカーはそれでも天然物を崇める顧客のために日々努力している。中小メーカーにその安全性を期待するのは無理であることは理解できると思われる。 

 

基礎化粧品は「情緒」や「付加価値」を売る商品である。なので機能を語るのは無粋である、だからこそ5千円や1万円の商品が売れる。

 

情緒を売るために敢えて危険な天然物をエキスとして配合する。そのために安全性を切磋琢磨する。そして効能はない(効能があると白斑という事態になる)。「穏やかな効果」というのが業界言語であろうか。(高く売るための)付加価値のために危険で効果がない原料を入れているのが現状である。

消化器の内壁は皮膚より相当頑丈である。化粧品原料として「食品由来であれば安全」というのは詐欺と同等である。(酸である)レモンパックを勧める美容部員は居ないのである。

 

皮膚安全性のプロセスをちょっと紹介する。
1)リンスオフ:肌や髪に塗って水で洗い流す剤への安全性指標。
2)リーブオン:塗りっぱなしでの安全性指標。
当然安全性の指標として厳しいのは2)>1)である。

情緒やブランド価値を毀損してすまん、しかし素人コスメやオーガニック弱小企業の安全性に疑問符が付くとこは訴えたい。 

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吉田羊が化粧品のCMに出てる件

僕はCMウオッチャーである。標題の件、吉田羊が化粧品AUBEのCMに出ていた。すごい出世である。

僕の勝手な理解であるが、CMのステイタスとして メイクアップ>基礎化粧品>ヘアケア=洗顔>飲料>食品>日用品>その他>>金融 というイメージがある。化粧品業界のステイタスは非常に高いのだという理解でである。そこに大手メーカーに吉田羊が参戦した。すごいことだと思う。

その序列でいえば資生堂が水原希子、カネボウが長澤まさみ、コーセーが新垣結衣である(国際商業誌談:業界誌、表紙裏は資生堂、裏表紙表裏はカネボウ化粧品とコーセー担当)。外資だとSKⅡの綾瀬はるか、4企業ががCM界の四天王であると思う。
関連は石原さとみ・井川遥で、上戸彩はメイキャップよりも洗顔かな。

上戸彩・佐々木希・宮崎あおいは化粧品業界でいえば中堅である。そのなかでドラマ「HERO」からの快進撃で、CM驀進中の吉田羊はすごい。大出世である。

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就活で視点の見直し方(機械系・電気系)

僕は機械科卒、理系の話。あと転職経験での転職エージェントの話を絡める。

就職活動において、機械系の花形はクルマ・重工、次に機械系なのかな?電気・土木系も似たようなもの?

 

僕の会社、化学系消費財メーカーは機械・電気系の学生から無視されている、人材難である。工場・研究所を抱えているので、工場生産技術や研究所容器包材評価などの人員が足りない。仕方がないので化学系等から人材を募る程度である。製造系なら治具やシークエンスの作製、研究評価系であれば(高校程度の)基礎学力が必要だが、人材が足りない。

弊社は化学系メーカーなので化学・生物系の応募はすごく多いんだけど、機械・電気系は皆無ということ。

 

上記のようなことは学生が理解できない。なので就職エージェントの出番だと思うんだけど、転職エージェントは転職先からフィーをもらえるけど就職エージェントは費用が発生しない。だからミスマッチが起こるのだと想像する。

就職セミナーでどんなことが語られているか知らないけど、機械・電気系は非機械電気以外の一流企業に就職できる可能性があり、活躍している先輩が多数いるということを教えていないと考える。勿論その理由は学生が「機械ならトヨタ」てきなステレオ情報を望むからであろう。
化学系メーカーでも機械電機系は必要である、僕は知らないが流通などでも必要であろう。

あとは給与水準を参考に異分野への挑戦は楽しいものだと思われる。 

 

例えば一部上場企業の非機械系でいえば、食品なら麒麟麦酒、家庭用品なら花王、流通ならセブン、医薬品なら武田、住居ならリクシル、ファッションならユニクロ。
一般消費財メーカでもこれだけある。

さらに(機械系がまず考える金属系ではなく、化学系など)一部上場原料メーカーも多数ある。

どれも機械・電気系の学生が望まない企業であるが、一流企業なので給料や安定性も期待できる。仮に本命があるにしても、機械・電気系の学生は受けてみないか「化学系」メーカーを。

ささやかなメリットがある。化学系では入れない大学でも入れる。モノづくり、楽しいよ、だから機械・電気・電機メーカーが必ずしも王道でないことを理解してほしい。

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相模原市橋本は住居環境が最高な件

3年前まで「橋本」に住んでた。メリットを記す。ちなみに駅近に住まないとメリットは少ない。

1)全部あってコンパクト
駅周辺には「駅ビル(MeWe)」「イオン」があり、日々の買い物に不自由しない。食品スーパー(京王)や地場の食品モールもある。
これらが半径100mで存在する、割と密度は高い。市役所窓口・映画館・大規模病院もある。
また「イトーヨーカドー系の巨大ショッピングモール「アリオ」が駅の近くにある。
ちなみに「デパート」は無い。 

2)始発駅は最強
新宿方面と横浜方面の始発駅である、並べば座れる。選択肢が無い民よりは「座る」権利は有用であろう。
とはいえ遠いのは事実。 

3)自然と都会的な「南大沢」の近隣である
「南大沢」って多摩地方有数のおしゃれな街である。バブル期に設計された街区と高層共同住宅に街路樹が整備されている。
さらに「戦車道路」はワイルドな自然を残している。

当時「橋本」から「南大沢」 まで、新興住宅街や崖を探しながら散歩した。軽く汗をかいたところで「三井アウトレットパーク」に付随する商業施設を楽しんだわけだ。
もちろん歩く必要がない人にとっては電車で2駅というところである。

閑話休題。ベタな橋本、おしゃれな南大沢の「コンビ」は多摩地方の最先端だと思う。

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パリの無差別テロに対する雑感

30年程前、1980年代後半の話。

当時僕は北関東の国立大学と関東の公立大学を受験した。受験のときはなにも無かったが、国立大学の合格発表を見に行ったときは雰囲気が異常であった。
マスクとヘルメットを被った若人が杖を持ってコールをしていた。「革マル」か「中核」かは当時知る由もなかったが、いでたちが異常なのに違和感を感じた。

結局公立大学に行ったのだが、そこでは「民青」がいた。彼らは過激派ではなかったけれど、いろいろとおかしかった。
当時過激派は内ゲバや公安・警察の介入で、衰退傾向にあったと思った。その当時テロは日常であった(小競り合い程度だったが)。当然「無差別テロ」は無かった。

20年くらい前まで早大の学際は人気が高く、入場料が必要だった。学際実行委員会は過激派で、学際は彼らの収入源であった。それが当時潰された。

20年前は大昔であろう、その大昔には過激派がテロを繰り返していた。そして20年前に大規模無差別テロの「地下鉄サリン事件」が起こった。
ダッカ事件は約40年前である。 

日本はこの20年が特別に平和だったと言える。大規模無差別テロは1件しかなかったが、それ以前はテロだらけだった。

 

このことを知っている40代以上の世代が、冷たい反応を示すのは理解できる。放送局・新聞で過激に扱えば「かつて日本はそうだった」と向き合わざるをえず(向き合えばいいと思うが)、ジャーナリズムがどう扱うか戸惑うのは理解できる。

日本では暴力団体や過激派の抗争が昔からあって、いわゆるテロは割りと日常であった。その被害が一般市民に及ぶと初めて「反テロキャンペーン」が起こる程度。
暴力団や過激派の抗争は黙認されていたと言うと怒られるであろうか。

結論は無い。雑感である。 

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日本発の動画が長すぎる件、Vineが有用な件

動画は時間単位の情報量が少なくて、ほとんど見ない。キャプチャを貼ってくれるのは見る。

例えばドラレコで、事故は一瞬である。それなのに5分とか意味が分からない、というか見ない。特に日本人発の動画は無意味に長く、「見所は○○分○○秒」というキャプションが必須である。

「動画の単位時間当たりの情報量が少ない」という事実を日本の投稿者は理解していない。「(背景を含めて)なんでも詰め込んでおけ」という精神は生産性の低さを象徴しているようでもある。編集という作業がないのに見てくれる人が要ると思う神経を疑う。

動画をupしている人は他の動画を見る機会が少ないと仮定して、「見所は?」という点に疑問を持たないのであろう。TVや映画に親しんでいないのであろう。

海外の動画、例えば交通事故や隕石などはそこしか映っていない、単に事件前後がカットされている。日本発はそれすらできてない。日本人がupする動画は注釈が必要で、その注釈がないケースが圧倒的多数。誰が見るか。案の定、動画サイトに取り上げられてもPVは伸びない。当たり前である。

 

必要とする情報が一瞬であれば、動画は短ければ短いほどいい。 それで情報密度が上がるからだ。で、Vineである。意図的な情報を10秒程度に収める必要がある。


Vineの大多数が無意味な情報としても、良品を見つけるnet民を信頼する、けっこうおもしろい。外れても数秒なのでぜんぜん許せる。

一方で無駄に長いyoutubeは見るに耐えない(海外動画お勧めサイト発はそうでもない、短い投稿を推している場合が少なくない)。見たい点を探さなくてはならないからだ。日本動画サイトが推すのが日本発が多いとしても、長すぎる、無駄すぎる、稚拙すぎる、「仕事できないんだろうな」感が溢れている。日本人の一般投稿youtubeは長いのでほとんど見ない。時間の無駄。

そう思うサイト1000mg.jp(blog主は見易い動画を選定している、が日本発は総じて長くて無駄)

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