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タミフルとインフルエンザと社説

タミフルの異常行動が話題になっている。新聞社の社説での扱いは対照的だ。

まずは3/22朝日新聞では10代ではタミフルを飲む必要が無く、『薬に副作用はつきものだ。病気のときくらいはゆっくり体を休めてはどうだろう。』と主張。

3/24読売新聞では薬の効用は小さくなく、『冷静に、科学的に対処したい。』と主張。(『』はいずれも末文を抜粋、以下「」は朝日社説から抜粋)

あれれ、インフルエンザは65歳以上には死に至る危険な疫病で、65歳以下でも舐めていてはいけない病気だと感じていた。実際、65歳以下の死亡例も皆無ではない。

インフルエンザワクチンは流行されるものを予想して作るので、鳥インフルエンザなど新規のインフルエンザが流行れば無効であるし、型が違っても同様である。対症療法として有効なのがタミフルであり、型の影響を受けない。また発症から48時間以内に服用すると効果があるとのこと。薬の効用は常にトレードオフの関係にある。副作用のリスクと薬効のベネフィットを考慮するものだ。副作用を明示して、それでもベネフィットが大きいものが認定される。また厚労省の平成11年のサイトをみても異常行動は報告されており「04年以来、これらの例も合わせて15件にのぼることが会見後に明らかになった。」と朝日は主張しているが以前からも認められていた事がわかる。朝日社説ではまるでそれ以前には異常行動がなかったような記述であるが、厚労省がタミフルと異常行動の因果関係が不明というのもうなづける。

それでも某健康保険組合組合員へのタミフルの処方は訴訟の危険性が著しく高いので、暴力での強制でもない限り処方はやめたほうがいいだろうね。なんせ会社の主張(方針?)が『病気のときくらいはゆっくり体を休めてはどうだろう。』であるからだ。ていうか「この機会に、私たちも薬とのつきあい方を改めて考えたい。」の考えた結果が明らかになるまでは某健康保険組合員には薬の処方を一切控えた方がいいのではないであろうか。最近の医師は訴訟リスクが高いとの噂であるが、事前にここまで明言されている以上、因果関係とは関係なくても訴訟リスクは高い。薬を処方された帰りに交通事故に合ったと訴えられても負けは確実だ。

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報道はあるある以上の嘘つき

また環境ネタです。昨冬は寒かったですよね、年末に大雪が降って大変だったのを覚えています。それを忘れている人多いのかしら。

「あるある」関係の余波でバラエティーでも捏造は勘弁ならんという風潮だ。ドラマや再現ドラマ、アニメはどうするんだろう。楽曲も実態を伴わなければ×?検閲はしないとの事だが「一部の人が騙される、誰もが納得の上でのうそ」を否定しているのは間違いないであろう。もうTVなんか見なくなるだろうな。

だいたい、「あるある」は誤解を恐れずに言えば「ネタ」だ。科学的であることを装っているという意見もあるが、あれは科学忍者隊(ガッチャマンのことだよ)を科学といっているようなものだ。一度見れば科学的な手順を踏んでないのは明白だし、それを判るようにネタばれまで仕込んでいる良心的な番組だった。私はあまりにも面白くなくて最後まで1回も途中までしか見なかったが(もっとも最近は巧妙になっていたかも知れないが、、、)。しかし毎週毎週食えば健康的な食品が続くわけがなく、というかバランスよい食生活が一番大事と小学校で習う。国民のほとんどが高校を出ているんだからあれを「科学的に正しい」と思うのは「釣られている」だけだ。全国的に「釣った」番組関係者は高視聴率をたたき出していたわけで。捏造ではなかったら問題ないってことなんでしょ?せっかく高視聴番組だったんだから、もう少しコストと頭のいい人を投入してデータを作為的に作れば良かったのに。(*1

本ねたはここから。

今年の暖冬を地球温暖化と関連付けたい番組が多い。先のバラエティではなく、報道番組でもだ!!!局地的な異常気象と地球温暖化を関連付けは証拠がないとIPCCでは報告した。暖冬=温暖化と報道するのは「科学的不確か」だ、れっきとした報道番組が伝えたのであればそれは誤報だ。

オーストラリアの旱魃、日本の暖冬、アメリカのハリケーン。どれも温暖化との関係が不確かだ。旱魃に至っては誤報に近い。オーストラリアや北米では農業に地下水を過度に使用し、枯渇の恐れがあるとしているレポートもある(ソース忘れました)。農業大国で降雨が少ない事と旱魃は必ずしもイコールではない。地下水の使いすぎで少雨に耐えられなかった事例もあるのではないか。(*2

このような例はたくさんある。科学的な装いをして世間に誤解を与えているのは「あるある」ではなく、善人的な無知(あるいは受け狙いのセンセーショナル?)を押し付ける報道だ、アル・ゴアの「不都合な真実」もその類ではないか。(*3

センセーショナルな意見で目をひきつけるのも大事かもしれないが、報道は科学的に正しい事を伝えなければと思う。

あるあるとは関係なく、マスコミに期待しない方がいい?これが結論?

 

*1 nをあらかじめ多く仕込んでおいて都合のいいデータだけを使うとか、別な要因を仕込んでおくとか(ダイエットなら痩せさせたい方だけある食材を摂取する以外絶食させるとか)の方法なら批判されている捏造に該当しないのでは。

白いんげん豆で注意喚起を行いながら潰れた番組もあったなぁ。熱量がない食品=消化できない=下痢は当然だと思ってはいけないのかね?難消化性糖でおなかがゆるくなったと大騒ぎになったけど大騒ぎするレベルかいね。

*2 この手を印象付ける作戦は多い。暖冬=温暖化の影響など、異常気象は全て温暖化の影響であると。異常気象は世界中のどこかで起こっている、それを取り上げて騒ぐのは末法思想で世間を煽る宗教家と同じだ。

*3 センセーショナルを演出するために嘘(演出)を行うのであればまだいい。論理的な論争で決着が着くから。善人的な無知の場合は本当に始末に負えない。自分が間違っているということが(ちょっと調べれば理解できる事を理解できないので)間違いを永遠に理解できないからだ。間違いを指摘されても素直に受け入れないことはまずしない。それが理解力なのか面子なのかはわからないけど。

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池田信夫blogとIPCC第4次報告書はそんなに矛盾しないよ

3/20に環境庁からIPCC 第4次評価報告書第1作業部会報告書確定版が発表された。要約はこちら(暫定版は2/9発表)

第3次に比べ変動幅が小さくなっているため、最大値が小さくなったとか、後退だとの批判があるようではあるが本質的ではないであろう。地球温暖化は人類の活動による影響であることは科学的にほぼ間違いであるとしている。

改めて読んでみたが重要なところを見落としていた。排出シナリオの定義である。

最低のA1F1シナリオ(21世紀末に4℃up)は化石エネルギー源重視なので置いておくとして、2番目に悪いのはA2シナリオ(同3.4℃)は

多元的な社会。独立独行と地域の独自性を保持するシナリオ。出生率の低下が非常に穏やかであるため世界人口は増加を続ける。世界経済はブロック化され、貿易や人・技術の移動が制限される。経済成長は低く、環境への関心も相対的に低い。」

反対に最高のシナリオはB1シナリオで

地域格差が縮小した世界。A1シナリオと同様に21世紀半ばに世界人口がピークに達した後に減少するが、経済構造はサービス及び情報経済に向かって急速に変化し、物質嗜好が減少し、クリーンで省資源技術が導入されるもの。環境保全と経済の発展を地球規模で両立する。」

次のB2シナリオでも「略~地域対策に重点が置かれる~略」とある。

IPCCのシナリオでは地域格差の縮小が効果の上位に来ている。スターン報告ではGDPの1%を温暖化ガス排出抑制に使えと読めるが、IPCCは同時に発展途上国問題の寄与が大きいと主張している。というか現在の政治的な枠組みでは最悪のシナリオまっしぐらだ。

池田氏の主張などhttp://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo)では京都議定書に従ってお金を使うのはもったいない、途上国問題にお金を使えと主張されていますが矛盾しないのではないでしょうか。

IPCCは地球温暖化対策は脱石油と温暖化ガス固定化(植林など)と同時に途上国対策を行わないといけないといっている。

結構政治的な発言だな。

 

*1 IPCCによると対策を講じても温暖化は緩やかになるだけだ。途上国にとっては環境が急激に変化するより緩やかな方がいいであろう。緩やかなら対策も打つことができる。温暖化によって耕作出来ない土地もできるが、耕作可能な土地もできるであろうから。人類にとって急激な変化は困るが緩やかな変化なら受容可能といえる。

*2でも自然を維持したい派には物足りないだろうな。池田氏の指摘する「無条件に金を最大限かけろ」的な主張があってもおかしくない。私はペンギンや氷河よりも人間の営みの方が大事だと思う。

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投資と会計と教育と

新入社員後輩に「投資ってどうですか」という漠然とした質問を受けた。教科書どおりの説明をした後、僕の成功談と失敗談を伝えた。彼の反応は「リスクがあるのですね」というものだった。ちょうど3月頭だったので上海(世界?)大暴落のあおりで1/3を処分して様子を見ていると説明すると「ギャンブルですね」との印象を受けたようだ。その後持ち直したことを説明したが、僕が1/3を安値で処分した事を聞いて、売り時に難しさを感じたようだ。

彼はパチンコ(スロット)の経験があり、それを懲りて足を洗った状態だという。まぁパチンコよりは投資の方が健全だよなとは思ったが、リスクがある事を伝えないと思い、元本が保証されていないことの説明にはちょうど良かったかも。

彼も僕も工学部の出身で経済・会計に疎いので、僕の知っている範囲で伝えようとしている。彼は新入社員なので無知なのだが、論理のトレーニングと会社のシステムを理解させるには会計・金融・経済・市場そして環境を議論するのが良いと思っている。彼もその重要性を理解しつつあり、投資に興味を持ってきた。そしてお互いの疑問点を明らかにして、net(本当は書籍でだが)で勉強した成果を議論していきたいと感じている。会社では会計はおろか経常利益・原価率・在庫の概念が非常に曖昧なボケな議論がまかり通るので、そんなアホな議論に王道でやっつける基礎理論を伝えたいと思っている。

彼は私と馬が合い、雑談でこういう議論ができるのがうれしいところだけれど、皆さんはどのような社会人教育をなさっているのであろう。僕は議論好きのオヤジと付き合ってきた事もあって、放っといて理解できるとは思っていない。

新人に仕事上のスキルを教育するのは当然として、社会・企業のシステムを教えるのは皆さんはどう行っているのでしょうか?また企業での研修でフォローされているのでしょうか?そういった議論はどこで行われているのでしょうか?

教えていただけたら幸いです。

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国民投票

あまり詳しくないので突っ込まれても答えられないけどひとつ。

国民投票は憲法第九十六条に記載されていながらその実行法がなかった。細かい部分で民主党と自民党での意見が食い違っているようであるが、政争の具にせず、真摯な議論を行って欲しい。

政府案では有効投票の過半数があれば成立するとのこと。まぁそんなの当たり前だと思うのだがこれに反対する人がいたりする。「投票において、その過半数の賛成を必要とする。(一部抜粋)」ここで「その」は有権者ではなく「投票」にかかると思うのだが。その反対派は自称護憲派であるのがびっくり。

「投票率によっては2割の人が決めていいのか!?」というのが趣旨らしいが、投票(参政権)は義務ではなく権利だ。権利の行使をしなかった人は白紙委任であろう。白紙委任だから6割の賛成があったというのは暴論であるが。*1

なかには(1)有権者の三分の二以上が投票する!
(2)提案された草案に有権者の過半数以上が支持しなければ否決!(お玉さん~コメント欄27)
なんてのもあって、とにかく反対だモードのみで論理もへったくれもない。

「国民投票」でぐぐると大学教授が国民投票成立→改憲→9条改正と飛躍の多い主張、陰謀説を唱えているのがあった。(社民党もこの類、いやもっとひどい)*2

私は改正方法がないのは問題、現行憲法が現代にそぐわない部分の修正は必要だとの立場ではあるが、侵略戦争は行わない事を明記してほしいと思っている。護憲派の主張は9条改正→戦争→懲兵→廃墟と判を押したような論理の飛躍が跋扈している。ここまで論理がおかしいとついてくる人がいないよなぁって思う。*3

 

*1「白紙投票は意味がある」という人がいるが、議会制民主主義では代表を送り込めばいいのであって、「投票する人がいない」は理論上意味が無い。もっとも心情的には大いに共感するが。

*2独善というか、他の意見を認めないというか、曲解しているというか。

*3以前拙blogに「>理屈抜きで感動したから」と投稿があった。理屈抜きってどういうこと?

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貧乏人は家を買い、金持ちは借家?

標題ののような事は世間の常識なのかなぁ?

ヒルズに住んでいる人も借家だろうし。家を買うのはサラリーマンか芸能人か。

貧乏人は家をローンで買うことが多いであろう。このためキャッシュフローは頭金の部分が減るだけで、あまり変わらない。バランスシートも資産が増える分だけ、負債が増えるのでこれも大差なし。負担も大家が本来得るはずの家賃収入を節約できるであろう。おまけにローンを払ってしまえば家賃としては発生しないので老後が心配な人は家を買うであろう。売る気が無いのであれば路線価は下がった方が固定資産税が少なくなるので、路線価記事には興味なしっていうより下がれ!!

リスクはある。資産の経年劣化は免れないし、収入の長期安定性が求められる。労働市場の自由化というよりリストラクチャリングのご時世に移動の自由が狭まる。

一方金持ちはどうだろう。金持ちは家をキャッシュで買うとキャッシュフローが悪くなる。キャッシュフローの運用で家賃の大家の収入以上の部分は理論上賄える。おまけに資産の経年劣化は起こらない。ある程度の資産が有れば老後の心配などしなくていいので資産劣化のリスクのある投資など無意味であろう。

だから金持ちは高級マンションに住むのか。。貧乏人は家を買う時点でそれはそれでベターな選択をしていると思うが差は開く一方だね。

「金持ち父さん~」が言いたいのはこの辺なんだろうね。

芸能人は豪邸(といっても数億円程度が多い?)を建てたがる気がする。彼らはヒルズ族のように「お金」に詳しくないからかなぁ?

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中国利上げか。。。

どーでもいい事なんだけど

3/18の日経の記事で「中国、0.27%利上げ」だと。

記事によると1年物の定期預金が2.79%だとか。日本の有担保貸出金利と同等以上じゃん。

円が上がって、株価は下がって、資産は大損!!度胸のある人はキャリートレードでまだまだがっつり儲けるんだろうな。。。。

去年買った、中国の信託を利益確定のため3月の底値で売ってしまったし。誰か教えて、次は何を買おう?

 

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うよさよ

雑記
うよ、右翼またはさよ、左翼って言われて自分の事をそうだと感じる人はいるのかね?悪口にもなっていない不快な単語だね。
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痛い社説

3/10の朝日新聞の社説に「国家の品格が問われる」との記事があった。

その主張をよく理解できないのである。「政府」が「どの行為」を「謝罪する」のかが皆目見当つかない。通常「謝罪」はある具体的な行為(または不作為)を謝罪する。

例えは悪い(詳しいわけではないので詳細は突っ込まれても応えられません)が、「旧日本軍」が「日中戦争南京占領時の対ゲリラ戦の際、(条約及び国際法に違反した)非戦闘員の虐殺があった」ことを「政府として公式に認め、謝罪する」などが相当する。

しかし、朝日新聞は「問題は何が幹で何が枝葉」と言う。これは今までの慰安婦問題キャンペーンが間違っていたのを認めているのか?謝罪は具体的でないと成立しないのにとにかく謝れでは「何を」謝っているのか理解できない。

「植民地や占領地の女性たちが意思に反して連れて行かれ、日本軍の将兵の相手をさせられたことは間違いない。」は、娘を売った人身売買的な行為を非難しているのか?であればその非難の対象は彼女らの両親になる。それとも日本政府が売春を容認し防止しなかったことを非難しているのか?まぁそれならわからんことは無い(売防法施行は1958年)。

「細かな事実にこだわって弁明ばかりするよりも、民族や女性の人権問題ととらえ、自らの歴史に向き合う。それこそが品格ある国家の姿ではないか。」 事実が伝わっていないから政府と米下院決議案が噛み合わないのであって、うやむやに謝って済む問題なのでしょうか?事実をオープンにして、問題点を明確にし、政府(軍)の具体的な行為を批判すればよいのではないか。

ちなみに朝日新聞が認めたがらなかった拉致行為は具体的事象である。証言などの整合性も全く問題が無く、非難に値する問題であると思うのだが。国家主導で拉致をしたのと、国家(軍)として売春行為を強制した資料が無いのでは大きな違いが有ると思う。

こうも歯切れの悪い社説なら出さなきゃいいのに。政府主張の方法論を非難したものの、事実関係は正しいので追求できない。としか読めないんだけど。。

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マナー考察

電車でのマナー違反に必ず出てくる「お化粧」

これってそんなにマナー違反であろうか?誰かこれで迷惑する人がいるのかしら。まぁみっともないとは思うが。若者の車内マナーの悪さを指摘も多いが半径3mではその印象も無い。

目立つのは中年以上の男性だ。携帯を鳴らすわ、携帯に出るわ、ふんぞり返って座るわ、、、。これらはマナー違反の中では軽い分野に入るかもしれないが数の上で多い気がする。たまにはスーパーに逝っちゃってる兄ちゃんもいるが、普段迷惑だなと感じるのは圧倒的に中年~老年男性だ(母数が多いとの突っ込みもあろうが)。

本来、若者・子どもの見本となる社会人がこんなで「今の若者は~」とはちと疑問。席を譲るのは若者が多いし、車内が混んできたら席を詰めるのも若者。オヤジほど混んできた空気を読めない(読まない)。

以前は通勤ラッシュは殺人的で乗車率200%超は当たり前だった。マナーが悪いと乗り過ごす(降り過ごす)可能性が高いので、皆が協力をしていた。現在は鉄道会社各社の努力で運行本数を極限まで増やし、混雑はかなり低減されてきた。

そして、車内が比較的空いてきたので我が侭を通す奴が増えてきたのだと思う。

こういう例は良くある。急に都市化の進んだ地域の道路は、本来片側2車線の1列が駐車車両で潰れて、渋滞するケースがある。渋滞が頻繁になると駐車車両が減り、片側2車線が復活し、渋滞が減る。

また20年くらい前、関西では駅のホームで並ばず、我先にと電車の扉に殺到したという。きちんと並ばないと全員乗れない関東では整列乗車が当たり前だった。逆を言えば当時の関西はマナーが無くとも全員乗り降りできたのであろう。

マナーは良心に求めても仕方ないのかもしれない。困らなければマナーは向上しないのだ。

電車のマナーが悪くなったのは鉄道会社が努力して、車内混雑を減らしたからかもしれない。

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労働組合費って高くない?

春闘の季節だ、世間は千円のベースアップが期待できるような論調だ。これらの交渉は労働組合(今後、労組)が行っている場合が多いのかな。

私の給与明細を見ると労組費は\9,160、闘争準備金\300!!!ありえない、超効率の悪い保険だ。しかも契約を拒否できない。本当は拒否できるのであろうが契約を取り交わす前から天引き。まぁぼったくられてるわけだ。組合員300人の会社なら月200万は集まるだろう。

組合の決算を見てもなぜここまで高いのかがわからない。上納金が高いのか、無駄なビルを建てているからか?これでも赤字だから笑う。

だいたい、組合員厚生費等、現在必要の無い費用が多すぎる。営利団体ではないのでコスト意識が全く無く、前例主義なので支出は増える一方。効率的な組織運営のインセンティブが働かないため、無駄なことしかしない。

とはいえ、組合が無くなって、いざの場合、労働条件の改悪、賃下げの懸念がある。

そのためには必要最低限の組合活動を行えば良いのでは?少なくとも月何百万も使う必要がどこにあるかわからない。組合費を払わなければ即月\5,000以上手取りが上がる。給与を下げているのは労組なのだ。

例えば月に1度、メールマガジンを発行し、組合の趣旨、透明性を高める。賞与支給額の交渉のスタンス等もその場だけ集まればいいので単月では費用が必要でも毎月何百万はぼったくりだ!回報もメールマガジンで十分。何故費用がかかるのかを想像するほうが難しい。

あるかないかはわからないけど、コンサルタント会社に委託して、組合業界のトレンドを流してもらうなどを月に10万くらいで頼んだらどうか。

ところで、組合は必要というスタンスで論じているが、本当にそうだろうか?実は企業が好成績にも関わらず賃下げを行ったら転職すればよいのではないだろうか。10年組合員をやったら平均月¥7万で合計¥84万だ。この費用効果はあるのか?

 

絶対無い。もう既存の組合は潰して新しい形を模索した方がいいんじゃないの?

ところで、僕は組合に入る契約書を交わしていないけど給与天引きされている。これって横領にならないのかなぁ?

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松岡農水相の水問題

松岡農水相の光熱費問題、論戦沸騰(朝日新聞) - goo ニュース

ほんとかどうか判らないが松岡農水相は光熱費問題で「なんとか還元水」を付けているとか、「今、水道水を飲んでいる人はいないでしょう」と言い出したそうだ。

政治資金の法律の部分はわからないがJAS法など国民の安全性に深く関わっている大臣が本来安全な水道水を飲料用に推奨しないと解釈できる発言には驚くネ。

還元水の安全性はともかく水道水の安全性はミネラルウォーターより確かなのは常識だ。http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/suidosui.htm

最近、「水」は大きな問題が起こっている。水に言葉をかけると結晶が美しくなるといういんちきを小学校の道徳の時間に使われているらしい。それに科学者が「とんでも科学」(科学の体裁を擬した非科学理論)だとして怒っている。http://www.doblog.com/weblog/myblog/32167

そういえばあの水の天羽先生はどう思っているのであろうか?是非突っ込んで欲しいのだが。。

 

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中華街の魅力って?

今日、中華街で仕事の同僚4人でお食事。
店は私が勝手に決めた、大珍樓別館。コース料理が安くていわゆる定番でないのが魅力。本当はもう1皿ディープな料理を食べたかったがいつものように満腹・終了。
コースは前菜・スープ(4)・海鮮(4)・煮込み(4)・炒め物(4)・野菜(4)・食事(4)・デザート(2)【()の数の中から1品ずつ選ぶ】で2,650(2人から)!!安い。おまけに選べる料理は定番(海老チリ、青椒牛肉絲)もありモツの煮込みなんてマニアックなものもあり。
2人でここまで選べるのは珍しく(僕が知らないだけ?)、重宝している。ランチで行くときは2人で3皿頼むといった具合。当然チャレンジする。でも貧乏なのでアラカルトで食べたいものを頼むなんて芸当はめったにできない。

他の店の安いコースは必ずといっていいほど「海老チリ」「古老肉(酢豚)」が入っている。これらは近所の美味しい中華屋に行けば食べられる、バーミヤンでも。何故決して安くない中華街まで来てこれら定番を食べなくてはならないのか不思議だ。またスープは必ずといっていいほど「ふかひれ」しかも細く糸。それより美味いスープがあるだろって思うのだ。

これには理由がある。今日も「ここでしか食べられないものを注文しよう」と言っても賛同者ゼロorz。毎日口にしている物を頼みたがるのだ。そういった人が大多数だから店の看板料理、得意料理をコースに組み入れない。組み入れても敬遠されるだけ。だから四川の店でも北京の店でも広東の店でも上海の店でも同じコース料理メニューが並ぶ。

ここからは全く判らないのである。
安いコースメニューを食べる人は何故中華街に行くのだろ?海老チリなら近所で安くて美味い店を知っていて時々ランチで利用する。電車賃、時間をかけてわざわざ高い海老チリを何故食べに行くのであろうか?わからない。
今日も4人いたのでアラカルトでスープ+4皿+メシといった選択も可能であったが無難な料理でテーブルが埋まるときついのでコースで先導した。

ちなみに嫁は定番にはこだわらないが、肉が苦手で、モツが全く駄目の偏食家。
中華街友達が欲しいです。

そういえば中華街光臨指南にあこがれる。。。

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インサイダー取引

古い話になるがインサイダー取引の根拠が明確でないとの議論があった。

悪意ある意訳をすると

①インサイダー取引による被害者はいない。(厳密にはいるが各々の額として微々たるもの)

②市場ルール的には問題ないという意見もあり、現に先物取引、不動産取引などでは規制されていない。

③正義感の強い人は倫理に反していると言うが、論理的ではない。しかし一部の人が美味しい目を見る市場は投資家から忌避される可能性がある。株式市場が投資家から忌避されるのは株式市場運営者にとっても株式投資に参加する人にとっても資金を調達する人にとっても好ましくない。

④そこでゲームを健全にし、参加しやすくするためにルールを追加した。

ってとこだろうか。罪は罪だから罪なんだ的な人もいて、管理人も煽ったりしていて結構面白い。

ふと気付いたのだがこのルールって「競馬」と同じではないだろうか。

インサイダー情報が発生しても参加している人にとっては不利益にはならないが、参加している人が逃げ出したらJRAとしては困る。だから透明性を持たせるために関係者の馬券購入を禁止したり、レース期間の騎手の拘束があったりする。

以前ヒシミラクルの単勝をたくさん買って大儲けした人がいるが、あれはインサイダーであっても八百長ではないだろう。競馬の場合、八百長は強い者がわざと負けるものだからだ。

サッカーのオフサイドみたいなみたいなものだという意見もあったが、ようは魅力ある「場」にするための人工的なルールだということ。それはお互いにメリットがある。

 

でもそれを違反したからって厳罰は必要ないと思う。微罪でしょ。儲けた額の何倍か追徴を行えばいいんじゃない。脱税より厳しいのはどうかと思う。

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トウモロコシ急騰

3/3日経夕刊にタイトルの見出し。記事では

 >シカゴ市場のトウモロコシ価格は2月下旬に1ブッシェル4ドル台半ばまで上昇し、10年8カ月ぶりの高値圏で推移している。2006年初の1.8倍の水準。エタノール向け需要の拡大を見込んだヘッジファンドがトウモロコシへの投資を増やしている。

自動車用燃料を石油からバイオマス燃料にシフトすればこうなるのは当たり前ですが、トウモロコシを輸入している途上国には大打撃でしょう。

スターン報告では電力・運輸が原因の温室効果ガス排出量は合計で38%と産業・その他エネルギー(合計19%)を圧倒していて、この部分を下げる事に意味がある。(同時に森林削減を防止せよとも)

GDP1%程度(日本の場合4兆円)を環境に注ぎ込まないと今世紀末のGDP損失は5~10%になる。

一方で温暖化による影響は熱帯部で大きく、発展途上国で被害が大きいとの指摘もある。

ここで見出しに戻るが、温暖化は「科学的に正しい」のは事実であろう。理論上からも当然の帰結である。しかし食料が全世界に行き渡っていない状態で食料を燃料に使用し、食料が高騰し、発展途上国の発展が阻害されたら。。。温暖化の影響から抜け出そうとしても無理ではないか。

一方でこんな意見(その他2/2, 2/5, 2/10の記事など)もある。京都議定書よりも発展途上国の救済の方が人類にとって有益であるというもの。

環境問題が科学&宗教という似つかわしくない組み合わせで突っ走っているのが気になる。

上に上げた池田信夫blogのコメント欄では科学派と宗教派がばっちり手を組んで経済派を批判している。経済派が技術に対する過信が見られたり、楽観過ぎている部分を攻撃するわけだ。しかし経済派の本質はコストメリットを考えようという意見であり、被影響者である発展途上国の発展が行われれば地球環境の変化に対応できるというもの。科学派、宗教派は人類全体よりも地球環境(動植物の多様性や氷河等)の方が大事と言う(まぁそうは言ってないのだが経済的な見地が抜けていればそう思われても仕方ないよな)。それも金を出す方の倫理に従え的で違和感があるなぁ。

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