来年の国民年金と厚生年金がほんの少し、0.1%分だけ上がるのだそうだ。物価スライス分がマクロ経済スライド分を上回るためだ。私などはこれは屁理屈で、基本的には年金支給額を減額していくための方便だと考えていたので、今回、わずかであるが上がることに驚いている。もしかしたら、年金機構の持ち金がかなり豊かになってきているのかもしれない。ただし、その上昇額はわずかなので、期待しないほうが良い。国民年金(40年間保険料を納めた満額の場合)の給付月額は、18年度に比べ約6万5千円で約70円増となる。会社員らが対象の厚生年金では、夫と専業主婦の妻のモデル世帯で月約22万1500円となり、約230円増である。まあ、特安自動販売機のコーヒー一杯分と言うところだろうか。(12月13日)
Y-FP Office Japan
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