あんなこと こんなこと 京からの独り言

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7月7日

2009年07月06日 | うんちく・小ネタ

今月7日は、『竹取物語』のかぐや姫が生まれたのは7月7日とする説に基づき、全日本竹産業連合会によって制定された「竹・たけのこの日」だそうです。
かぐや姫の生まれた日(発見された日?)の記述は本文にはないので、おそらくかぐや姫=竹=七夕=7月7日となったのでしょう(なんだか、風が吹けば桶屋が儲かる的な連想ですが・・)。

『竹取物語』は日本最古とされる物語なのに、その内容はSFっぽい要素が詰まってます。
何より、かぐや姫本人が異星人ですし、かつ身体を消すことのできる超能力者となっています。それに、竹の中で3寸の小ささで発見されてから、わずか3ヶ月で、年頃の娘になっています。

絵本などでは省略されてますが、「かぐや姫は過去に犯した罪を償うために、(たぶん記憶を消されて)地上に流された」という記述もあります。
そして天人が持参した天の羽衣を着たとたん、かぐや姫は逆に地上でのことをすべて忘れてしまうというのですから、立派にハードSFしてますね。

それはそうと、かぐや姫といえば、先月11日、月探査衛星「かぐや」が予定の観測を終えて月面に落下しました。TVニュースでは「かぐや」が落下直前に撮影した最後の画像も紹介されて、何だか悲しく(?)さえも。
今年の七夕には、21世紀に地球人の手で月に旅立った「かぐや」のことも思い出してあげたいものですね。


今日からブログをはじめます。たくさんの方々との出会いを願いながら、天の川にも願掛けをしたいと思っています。

善き出会いを念じて。

                                                                         

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