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あんなこと こんなこと 京からの独り言

「京のほけん屋」が
“至高の薀蓄”を 京都からお届けします。

・・・お知らせ・・・

2025年03月16日 | うんちく・小ネタ
        ・・・お知らせ・・・

20年近くご愛読を戴いてまいりました、
「あんなこと こんなこと 京からの独り言 京のほけん屋」
は、今月で幕を下ろすことと致しました。
はじめたばかりの頃は、「うんちく」で話題作りが出来るのかと
手探り状態でしたが、S-in後半年未満で一日のPV数が
8.700を超えるほどにまで成長し、コメント数(足跡)も
日々ごとに大変な数となっておりました。
多くの著名な方々も含めた読者との「語らいの場」となったことは、
このブログがコミュニケーションロウルとしての機能を果たしていた
と言えそうで、とても光栄なことであり、ご参画戴いた方々皆様に
心より感謝を申し上げます。

しかしながら、プロバイダーの移籍やコメント中止などを行いながらも、
SNS全盛期の今の時代に沿った新たな試みに挑戦しきれていないもどかしさが、
いつの間にか多くの歳月が過ぎるなかで、積もる一方となって参りました。

誠に勝手ながらも、京からの「あんなことこんなこと」の独り言は、
今回で終わりとさせて戴きますが、「京のほけん屋」への変わりませぬ
ご愛顧はそのままに、これからもどうか末永くお付き合い戴けますよう、
心よりお願いを申し上げます。

皆々様のご多幸を心より祈念申し上げ、このブログでの最後のご挨拶と致します。

                      京のほけん屋                   
                      

昭和のシェアハウス

2025年03月15日 | うんちく・小ネタ



低賃金高物価時代を乗り切る秘策として話題に上がるのが、サブスクやシェアリング。
特に、物欲の欠如したZ世代に響くのがシェアではないでしょうか。
ある調査機関のレポートによると、「誰かとシェアしたいモノ」アンケートのベスト3は、
別荘やリゾートマンション、アウトドア用品、ダイエット器具となっていました。



ダイエット器具が選ばれた理由は、たぶん途中で挫折して邪魔になりそうなモノだから。
三日坊主もシェアだなぁ~。
具体的なビジネスとしてよくマスコミに取り上げられるのは、
カーシェアリングやシェアハウス。
特に、シェアハウスはTVドラマの舞台としてよく使われ、
恋愛や友情が交錯する新世代の社交場として華やかに描かれていますね。

だからちょっと憧れます。



首都圏の利用実態は20~30代の社会人単身者が主流で、その7割が女性。
共用部分はキッチン、台所、風呂など水回りくらいであとは個室。
家賃は一般物件と変わらないのですが、共用部分があることを考えると
居住空間を有効利用できるのが魅力らしいのです。



けどこれって、昔の学生下宿と同じじゃないでしょうか。
「青雲荘」てな感じのネーミングに今にも倒壊しそうな木造ニス塗りのたたずまい。
風呂はないが、台所とトイレは共用。
ケータイのない時代だから赤電話の共用も必須でした。
共同炊事場のジントギ流し台の横にはコイン式のガスコンロがあり、
ガス玉と呼ばれるコインを1枚10円前後で購入してご飯を炊いていました。
コンビニもマックもないのだから、自炊しないと生きていけなかったのです。



現代のシェアハウスの魅力として「話し相手が常にいる」ことが挙げられていますが、
昭和の学生下宿の炊事場には会話なんてなかったです。
低成長時代まっただ中の日本。
循環型社会のお手本として江戸時代がよく取り上げられますが、
シェア社会のお手本としての昭和も、忘れてはいけないと思うのです。


3月

2025年03月01日 | うんちく・小ネタ
3月

2025年02月15日 | うんちく・小ネタ


やっと立春を迎え、いよいよ春の気配かと期待した今月2月6日は、
旧暦の1月16日。
まだまだ寒いですね。そう簡単に春は来なません。



月の満ち欠けに依存する旧暦は1ヶ月が29日か30日で、1年354日。
11日足りないから3年で1ヶ月ずれてしまいます。
このずれを解消するために19年で7回前後閏月を挿入するのですが、
これが見事に季節感と合致するのです。
確かに、前回は2020年に閏4月が入り、
春爛漫の時期が長かったと記憶しています。
そして次回は2025年閏6月。長雨でしょうか。



ところで、水産業界に身を置く者は旧暦を気にすることが多いと聞きます。
例えば旧暦の1日は朔。
つまり新月で真っ暗闇だから、光を嫌う伊勢海老を狙うのです。
また、1日の新月も15日の満月も大潮になるから魚が動くことを考慮して
網を入れなければならないのです。



一方、お天道様が頼りの農業は太陽暦。
すなわち、太陽の動きを24等分した二十四節気と雑節。
立春から数えて88日目に茶摘みを行い、
210日目には台風から農作物を守る備えをするのです。



ならば、加工食品業界の暦は何か。
とりあえず、新暦と旧暦と記念日カレンダーから都合のいい歳時記を
イベント化すればいいでしょう。
ということで、2月14日は「煮干しの日」。
バレンタインデーに浮かれることなく、ぜひ煮干しでだしを取り、
閏2月と今年の閏6月に思いを馳せていただきたいものです。


2月

2025年02月01日 | うんちく・小ネタ
2月