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人生ポジティブにいこう、とはよく言いますが、ポジティブ思考が本当に体に
良いかどうかは実はあまりよくわかっていないそうです。
怒りや悲しみなどのマイナス思考が免疫力を低下させることは知られており、
くよくよしない気楽な生き方が長寿の秘訣と言われているのに…。
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そこで、ケンタッキー大学のダナー教授らは、1930年代に修道女会に入った
180人を対象に調査を行ったのです。
存命の人もいれば既に亡くなった人もいる彼女たちが、20代前半に書いた日記
を詳細に調べ、「うれしい」「幸せ」などのポジティブな言葉の出現頻度と寿命の
関係を調べたというもの。
寝食を共にし、皆同じような生活パターンを送る修道女たちの寿命を分ける
唯一の違いは、日記に書かれたポジティブな言葉の割合だけと考えたわけです。
遺伝的要因を無視した手法は少々強引ですが、調査結果は
「ポジティブな言葉の割合が多い人は、そうでない人に比べて約10年寿命が長い」
でした。
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このデータを見て黙っていられなくなったのが、スタンフォード大学のターマン教授。
なんと、1921年に10歳前後だった子供たち1600人を、80年間も追跡していた
のです。もちろん、開始当時から子どもたちの性格も調べつくした上でです。
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その結果、楽観的で社交的な人ほど「まあ大丈夫だろう」と過度に楽観的で慎重さに
欠けて不健康になっていたそうですし、小さい頃から学校の人気者だった人なども
付き合いが良すぎて酒やタバコで早死にしていたとか。
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要するに、ポジティブは短命だったのす。
人の話にじっくり耳を傾け、コツコツまじめに人生を重ねた人が天下を取り、
長寿を獲得していた、という極論になりそうです。
やっぱり最後に勝つのはコツコツか。
子供の頃に、「アッと驚くタメゴロ~」とか「ゲバゲバピー」
とか言って周りを盛り上げていた昔日の汚点を思い出し、ちょっと暗くなって
しまいました。
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