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詩人石原吉郎の「麦」という作品をご紹介します。
いっぽんのその麦を
すべて苛酷な日のための
その証としなさい
植物であるまえに
炎であったから
穀物であるまえに
勇気であったから
上昇であるまえに
決意であったから
そうしてなによりも
収穫であるまえに
祈りであったから
天のほかに ついに
指すものをもたぬ
無数の矢を
つがえたままで
ひきとめている
信じられないほどの
しずかな茎を
風が耐える位置で
記憶しなさい
この場合の麦は、小麦より大麦の方がぴったりはまりますね。
大麦の用途は、麦茶、ストロー、麦わら帽子…。詩的ですし夏っぽい。
大麦と小麦はどちらもイネ科に属しますが、分類上は全く別の植物。
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なので、大麦アレルギーはなく、小麦アレルギーはあるのです。
大麦にグルテンはなく、小麦にはたっぷり。
大麦の粉ははったい粉で小麦の粉は小麦粉。
また、大麦小麦の大小は大きい小さいではなく、大麦がメジャーで
小麦がマイナーという伝来当時の設定。
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ちなみに、大豆小豆の大小も同じ理由です。
今月1日は麦茶の日。
緑茶やウーロン茶に押されっぱなしですが、
麦茶は江戸時代から親しまれてきた国民的飲料。
もっと麦茶を飲もうではありませんか。
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麦わら帽子と蝉しぐれに囲まれた幼き夏、
ゲータレードもポカリスエットもなかった青春時代の夏…、
いつの時代も私たちのそばには香ばしい麦茶がありました。
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とはいうものの、歳を重ねたら麦茶よりビールと焼酎。これも大麦。
今年の夏は、大麦の力で乗り切る予定です。
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