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不老長寿

2012年12月10日 | うんちく・小ネタ

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「小食」と「レスベラトロール」をキーワードにした話を耳にする機会が極めて多くなりました。
普段眠っている長寿遺伝子がONになると、寿命が2~3割延びるというのだから騒がしくなって当然です。
まず小食。100歳以上の元気な老人は若い頃から小食で、長寿遺伝子の働きが活発。食事を減らし、あえて飢餓状態を作ることで、危機を感じた体がさまざまな延命措置を取ろうとするのです。人類17万年の歴史のほとんどが空腹だったのだから腹八部目は理にかなっているともいえます。

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ちなみに小食は、50代なのに30代に見える南雲吉則博士も自著「20歳若く見えるために私が実践している100の習慣」で推奨していて、博士自身夕食のみの1日1食を実践中とか(3食から1食に減らすのに5年かかったようです)。

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ついでに、他の習慣では、果物は皮ごと食べる(皮には抗酸化作用がある)、スポーツはしないでウォーキング(人間の生涯心拍数は23億拍と決まっていてスポーツによる心拍数の浪費を避ける)、紫外線を避ける(肌の老化原因の80%が紫外線)、夜10時から午前2時までの4時間を熟睡する(メラニンが吸収され肌が白くなる)等々。
南雲博士の若いご尊顔を拝すると実践せずにはいられないのですが、ストイックな習慣はちょっときついです。

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そこで、冒頭2つめのキーワードであるレスベラトロールで楽を・・・。これは市販のサプリメントを飲めばいいだけです。特に、米国で販売されているレスベラトロールはイタドリ由来で効き目もいいそうです。
それでもダイエットを兼ねて小食に挑戦、という方向けのサプリメントが近々登場しそうな話を聞きました。それは食欲抑制チューインガム。米国シラキュース大学のドイル博士がヒトペプチドYYというホルモンに食欲抑制効果を確認したとのこと。
ヒトペプチドYYガムを噛むだけで満腹になって、小食になって、長寿遺伝子のスイッチが入って…。
不老長寿の飽くなき追究は、とどまるところを知らないようです。

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