少し前になりますが。NHKスペシャル「メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ」で、日本の家電メーカーの現状と課題がクローズアップされていました<wbr></wbr>。
国家を支えてきた「日の丸家電」<wbr></wbr>の凋落には大きな3つの真因があったという内容。
持てる技術を駆使して的確に顧客ニーズに応え市場にあった価格で<wbr></wbr>商品を販売する、という全体像が描けるプロデューサーのことです。すでに成功事例がありました。<wbr></wbr>インド人の色彩感覚に合わせて青と赤が強調されるテレビを現地向けに開発したソニーは、<wbr></wbr>サムスンを抜いてインドのトップブランドとなったのです。<wbr></wbr>青と赤を強調する技術がサムスンにはなかったからです。
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そんな日の丸家電の教訓を、<wbr></wbr>やや斜陽化し始めた食品業界でも活かさなければなりません。
メーカーとしての自社製造にこだわりつつ、<wbr></wbr>変化に対応できるOEM生産体制を整備。レシピの死守も大事ですが、<wbr></wbr>時には公開して市場の拡大を後押し。
苦労して極めた特許製法を一度白紙に戻し、<wbr></wbr>本当に顧客が求めている要件をオリジナル技術で盛り込む・・・。
だから、食品業界全体の規模と地位を高めるべく、<wbr></wbr>逆襲のプロデューサーが今こそ求められているのです。