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私には、人の顔が覚えられないという欠点があります。
いや、ビジネスマンとしては欠陥レベルの致命傷です。
商談で盛り上がった取引先の方が、1ヶ月後に再び
来社してくれたのに「はじめまして」と名刺を出してしまい、
悲しい顔で帰って行くという失態を繰り返してきたのです。
このままでは商売に支障を来すということで、
その道の達人に顔の記憶術を指南してもらいました。
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その1.夜のおねえさん。
1年前に1時間だけ席についた1人のおっさんの顔を
記憶できなければ、この世界では成功しない。
「○○さん、と相手の名前を言って会話を始めるといいですよ。
それと、似ている芸能人の名前で覚えるとか、名刺に似顔絵を描くとか」
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その2.ブティックの店員さん。
1年前に1着だけ買った服を着て来店した客に対し、
「お似合いですよ」と言えなければ商売にはならない。
「人の顔を起点にするのではなく、この服を買ってくれた人という
服基準で覚えると忘れにくいですね」
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その3.なじみの散髪屋さん。
以前、飛び込みで入った散髪屋さんのオーナーに
「この頭、どこかで見たことがあるんだよね」と言われたことがありました。
詳しく聞くと、別の店で20年前に客の私を目撃していたことがわかったのです。
カットしたのは別のスタッフなのに、頭の形だけで記憶していたのだとか。
以来、常連になりました。
「どんな髪型が似合うかイメージしながら頭を見ると忘れません」
それぞれの業界に適応した三者三様のツボに納得。
そこで、一例として食品業界的記憶術を耳にしたので、
いろいろ試してみることにしました。
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・顔からイメージする味で覚える…甘い顔、苦い顔、胸焼けするやつ。
・似ている食材の名前で覚える…アナゴ君、キュウリさん、大トロ男。
・雰囲気から連想する料理で覚える…炒飯君、しろめしさん、ジャンク野郎。
結果は後日報告させて?いただきます。
そうそう、都度、リニューアルした新しい名刺を出し続ける作戦もありますねぇ…。
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