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一昨年頃から祝日や正月に、門柱の国旗掲揚が多く見られるようになったと耳にしました。
平成の終わりが見えてきて、改めて昭和ノスタルジーが盛り上がっているのかもしれません。
ならば、年末年始の行事をもっと掘り下げてみましょう。
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農耕が中心だった私たちの暮らしは、12月8日を農事の終わり「事納め」とし、2月8日の始まり「事始め」と合わせて「事八日(ことようか)」と呼びました。
この2ヶ月の間に休息を取り、柚子湯に入り、年神さまをお迎えして鬼を払うのです。
年神さまが家々に間違いなく辿り着けるように門松としめ飾りを準備し、鏡餅とおせち料理で年神さまをお迎えします。
一緒に食べるから、おせち料理の箸は両側が細くなっている「両口箸」。
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年神さまは大晦日の夜、全員に「年餅」を配り、もらった瞬間に全員が1つ年を取るのです。
これが「数え年」であり、この年餅がお年玉の起源といわれているそうです。
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年神さまとの交歓は、家族全員でにぎやかに行います。仲良く睦み合うから1月は「睦月」。
そして、2月最初の午の日「初午」に開運を祈願して、いなり寿司を食べます。
穀物の神様である稲荷大神が京都の伏見稲荷に鎮座された日だとか。
今年は2月7日。恵方巻きに浮かれている場合じゃありません。
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こんな感じで、極寒期を乗り切る趣向満載の2ヶ月間。
まずは胃を休める七草粥から始めましょうか。
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