ミズノが「わらじ」をヒントに開発したウォーキングサンダル「<wbr></wbr>ウェーブリバイブ」。
発売以来3万足を売り上げるヒット商品に育った「現代版わらじ」<wbr></wbr>ですが、これを履いて甲州街道を徒歩で踏破しようとする人がいるのです。
なんでも、ご先祖様を調べると、江戸の高井戸の「長兵衛」<wbr></wbr>というはきもの屋に行き着くとか。
高井戸は甲州街道を出発して最初の宿場町。<wbr></wbr>日本橋から4里のところにあり、わらじを新調するのにちょうどいい距離だったそうで、<wbr></wbr>はきもの屋長兵衛は繁盛したのだとか。
高井戸は甲州街道を出発して最初の宿場町。<wbr></wbr>日本橋から4里のところにあり、わらじを新調するのにちょうどいい距離だったそうで、<wbr></wbr>はきもの屋長兵衛は繁盛したのだとか。
ただ、最初の宿場が4里先というのは旅人にとって少々きつく、<wbr></wbr>東海道の品川宿も中山道の板橋宿も日光街道の千住宿も、<wbr></wbr>すべて日本橋から2里のところにあります。
だからなのか、<wbr></wbr>高井戸宿が整備されてから約100年後の1698年、今の新宿1丁目から3丁目あたりに内藤新宿ができました(<wbr></wbr>新しい宿場だから新宿)。
出発してまだ2里とはいえ内藤新宿でわらじを交換する旅人も多く<wbr></wbr>、高井戸宿長兵衛の売上は激減したそうです。
この人は「ウェーブリバイブの機能性を検証するだけ」<wbr></wbr>と言っていたのですが、そんな動機で下諏訪宿までの53里は無理ではないでしょうか。
たしかに、ウェーブリバイブのフィット感は凄いらしく、<wbr></wbr>わらじ研究の第一人者である東京大学 深代教授と、<wbr></wbr>ミズノ開発スタッフの4年にわたる共同研究の成果物だけに科学的根拠も十分。
たしかに、ウェーブリバイブのフィット感は凄いらしく、<wbr></wbr>わらじ研究の第一人者である東京大学 深代教授と、<wbr></wbr>ミズノ開発スタッフの4年にわたる共同研究の成果物だけに科学的根拠も十分。
昔のわらじのどこが機能的かというと、<wbr></wbr>鼻緒がソールの最先端部分から出ていて、履くと足先がソールの前にはみ出す感じになること。これにより、<wbr></wbr>キック時に足指が下がり、<wbr></wbr>膝が自然に前に押し出される感じで負担が軽減されるというのです。
とはいえ、薄っぺらな履物で1日に8里前後も歩いたのだから、<wbr></wbr>江戸人の健脚はほんとうに凄いですね。
とはいえ、薄っぺらな履物で1日に8里前後も歩いたのだから、<wbr></wbr>江戸人の健脚はほんとうに凄いですね。
車移動中心の日常。
これじゃ駄目だと、とりあえずウェーブリバイブを購入し、4里を<wbr></wbr>試し歩きしてみようかと思うこの頃です。