コテコテの霜降りカルビを肉汁と共に白めしに乗せて食らう。
これぞまさしく焼き肉の悦び。
最近、この真逆ともいえる食事法にチャレンジしています。あっさり赤身肉を白米なしでそのまま食べるのです。
これが結構いけます。
すっかり消化力の落ちてしまった私の胃に優しく、胸焼けしないさわやかメニューなのです。
目的は、高タンパク低脂肪低糖質の食事で脳を活性化させること。
これまで脳のエネルギー源は糖質とされてきました。
しかし、真の脳のエネルギーは脳内ホルモンと呼ばれる神経伝達物質であり、この合成にはタンパク質が不可欠なのです。
代表的な脳内ホルモンをご紹介します。
グルタミン酸から合成される「ギャバ」は安らぎをもたらします。
フェニルアラニンからはテンションの上がる「ドーパミン」とやる気の「アドレナリン」が作られ、トリプトファンは幸せ感の「セロトニン」と安眠ホルモン「メラトニン」の合成材料となります。
グルタミン酸もフェニルアラニンもトリプトファンも、タンパク質を摂取すれば自然と体内に入るアミノ酸。
これで前向きになれて安定した多幸感が得られるなら、麻生太郎副総理が語る理想の日々に近づけそうですね。
「朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠る」
これぞシンプルかつ充実した人間の営み。
1日に必要なタンパク質(60g)をバランスよく摂る組み合わせは、豆腐半丁、卵1個、納豆1パック、チーズ1個、牛乳200ml、肉100g、魚1切れ。
カロリー制限より糖質制限、そして脳にはタンパク質。
この食事で、麻生太郎副総理のように(?)、ボルサリーノが似合う男を目指す所存です。