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入社後3年以内に大卒の3割、高卒の5割、中卒の7割が会社を辞める「357の法則」を回避すべく、上げ膳据え膳で社員教育に奔走する企業が多くなったと聞きます。
そこで、この新人研修がどのくらい心に響いたかを調査すべく、3年目の社員を対象にアンケートを実施。
記憶に残った新人研修ワードランキングとしてまとめた資料を見ました。
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第3位「問題と悩み」
新人ならずとも、壁にぶち当たった時の対処法を持っていることは社会人として最高の強みです。ここで肝心なのは、その壁が「問題」なのか「悩み」なのかということ。
問題なら解決策はいくらでもあります。そもそも、ビジネスマンは問題を見つけて解決することで利益を上げているようなもので、問題解決は日常業務。
一方、悩みに解決策はなく解消するしかありません。主な消し方は、趣味、酒、異性、睡眠。
第2位「日本人の給料」
全国のサラリーマン4400万人の平均給料は約440万円、これを上場企業430万人の平均に絞ると約580万円、さらに優良上場企業100社の100万人だと約800万円。刺激的で逆効果になりかねないデータですが、現状把握は重要。
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第1位「コントラフリーローディング」
研修の定番である「マズローの5段階欲求」によると、金のために働くのは最も低次元な思考で、最上位は自己実現。
同じ禄を食む仲間ができ、自身の存在が承認され、自己実現へとつながっていくのです。
人間だけではありません。自由に餌を食べることができる箱と、レバーを押さなければ餌が出てこない箱があった場合、猿も犬も鳥もレバー押しを選択するとか。
労働の対価としての餌にこそ意味があるのです。この心理をコントラフリーローディングと呼びます。
労働の意味を問う研修ワードが第1位とは意外でした。
ただ、匿名のアンケート回答の内容を読んでいく過程でおもしろいコメントに出会いました。
「猫になるのもいいかな…」。
前述の動物を対象にしたコントラフリーローディングの実験、実は唯一猫のみレバー押しに執着しないのです。
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