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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

高木彬光いろいろ

2006年12月16日 09時15分53秒 | Books
 近くの某中古ショップやネット通販でいろいろ買い込んできました(どれも105円コーナー)。「能面殺人事件」、「呪縛の家」、「わが一高時代の犯罪」、「人形はなぜ殺される」、「魔弾の射手」、「成吉思汗の秘密」、「死神の座」、「人蟻」....どれも中学生の頃に読んだもので、探偵小説といえば、高木彬光と名探偵神津恭助で洗礼を受けた私としては、懐かしいものばかりですが、内容的には「能面」「人形はなぜ殺される」「成吉思汗」以外は全く内容を忘れているので、「刺青」を読んだついてに懐かしさ八割で、年末は高木作品を読みあさってみたいと思います。とりあえず(今、読んでいるのは「白雪姫」なんですけど)、中学2年の時に読んで、それこそ探偵小説マニアになるきっかけともなるくらいに衝撃を受けた「能面殺人事件」から....。
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高木彬光/刺青殺人事件(初稿版)

2006年12月15日 09時51分25秒 | Books
 初稿版です。今さっき読み終えたところですが、印象としてはいまひとつ、個人的な印象としては改稿版の方が圧倒的に良いです。もう少しプロットというか骨格のみをぐいぐい押していくようなスリムな気迫のようなものを期待していたのですが、デビュー作なせいか文章がとにかく生硬だし、人物のキャラの描き訳が上手に表現できてないせいか、口調がみなぬっぺりと平板で、時にだれがしゃべっているかよくわからないところもでてきたりするくらいで、読んでいてちと辛かったです。

 なるほど作者が改稿するのもよくわかるという感じでしょうか。ちなみに改稿された部分というのは、昨日、戦後動乱期の風俗小説として読むと楽しいみたいに書いた部分がだいたいそれで、こういう味付けも探偵小説の場合、舞台装置として重要だということがよくわかりました。あとどっちの版でも、メイントリックはともかく、途中まで読むと犯人ってだいたいわかってしまいますよね。初めて読んだ時はどうだったんだろうか、まぁ、コイツ怪しいなと思っても、じゃぁ、どうやって仕組んだのといわれると、ハタと困り果てる....というあたりが、この探偵小説のおもしろさなのかもしれませんが....。
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高木彬光/刺青殺人事件

2006年12月14日 09時21分05秒 | Books
 先日、入手した高木彬光の「刺青殺人事件」の初稿版をそろそろ読もうかなと思っていたところ、某中古ショップで現行版をみつけたので購入してきました。昭和23年に発表されて当時の探偵小説界に衝撃を与えた、密室殺人をメインにした本格探偵小説です(当時はこういう密室殺人みたいなものを扱う探偵小説は日本にあまりなかった)。これもおそらく四読、五読目くらいでしょうが、ずいぶんながいこと読んでいなかったせいか、トリックそのものはさすがに覚えてますが、犯人の名前とかはすっかり忘れていて、けっこう新鮮に読めてます。

 おもしろかったのは、胴体のない死体が発見される、密室状態の殺害現場となった風呂場とか最初読んだ頃の頭で描いた視覚的イメージだと、ずいぶん古色蒼然とした場所だと記憶していたんですが、今読むとけっこう近代的な風呂場だったことがわかったりして、ミドルティーンの頃にすり込まれた記憶とのズレみたいなものを楽しんでます。あと、これは解説にもありますが、特に前半は戦争直後の動乱期を捉えた風俗小説として読むとけっこうおもしろいですね。おそらくこのあたりが改稿の際に補強されたところなんでしょうね。初稿を読むのが楽しみです。
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Art Of Noise / Ambiemt Collection

2006年12月13日 21時46分22秒 | ROCK-POP
アート・オブ・ノイズの作品をいくつか聴いたところで、長年の宿題のようになっていたコンピレーションを作ってみました。コンセプトとしては彼らの「モーメンツ・イン・ラブ」路線の夜っぽい曲ばかり集めたベスト盤というものです。実はこの種の作品としてはユースがリミックスしたその名も「アンビエント・コレクション」という代物があったりもする訳ですが、選曲、構成、SEの入れ方といい、個人的には納得できない仕上がりだったので、自分の好みのヤツを作ってみたいと思っていたのです。ただ、選曲するに当たって「In No Sense? Nonsense!」の曲はほぼつながっているため部分的に抜いてもどうかなという気がしましたし、単に「モーメンツ・イン・ラブ」みたいな曲をダラダラ並べても退屈になるだけなんじゃないか、とも思ったので二の足を踏んでいたのですが、実際作ってみると、けっこうすんなりできました。

 一応、アルバムの頭と真ん中、そして結尾に「モーメンツ・イン・ラブ」をいれて、その間、アンビエント風な作品とビートボックス的な作品をまぜてメリハリつけるというパターンです。曲目は以下のとおり。


01. Moments In Love - Beaten (Single `83)

02. Eye Of A Needle (In Visible Silence `86)
03. Legs (In Visible Silence `86)
04. Slip Of The Tongue (In Visible Silence `86)
05. Ode To Don Jose (In No Sense? Nonsense! `87)

06. Moments In Love - original ver (Into Battle `83)

07. Catwalk (Below the Waste `89)
08. Opus For Four (In No Sense? Nonsense! `87)
09. Camilla (In Visible Silence `86)
10. Somethinm Always Happens(Single)
11. Robinson Crusoe (Below the Waste `89)

12. Love Beat (Single `83)
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Kieth Foley / Music For Christmas

2006年12月12日 21時49分28秒 | JAZZ-Fusion
 80年代の一世を風靡したシンセサイザーにヤマハのDX-7というものがあった。それまでのアナログで音作りをするのではなく、デジタルで合成や処理を行うという原理がまず画期的だったし、サウンドもやや軽目のキラキラした明るい音がが特徴だったと思う。僕はその頃、ろくに弾けもしないシンセをけっこう買い込んで、主に打ち込み用途で使ったりもしていたのだが、その頃はそれこそ「猫も杓子もDX-7」という感じで、ポップ系やフュージョン系ではもううんざりするかの楽器の音が蔓延していた。

 このアルバムはそのDX-7系の音をメインにすえ、ドラム・マシーンやシーケンス・パターンなどを用いないで、各種シンセサイザーの音のみを積み重ねて作ったクリスマス・アルバムだ。選曲されたのは主に聖歌系のクリスマスで、5つの組曲と16に単独曲の計21曲で構成されていて、この手のクリスマス・ミュージックに限っていえば、有名どころはほとんど網羅されているんじゃないかと思うほど沢山の曲が入っている。超有名どころを集めた5つの組曲あたりならともかく、単独曲となると正直いって私など知らない曲も多く、むしろこのアルバムで曲に馴染んだようなものもけっこうあったりするのだが、デジタル・シンセ特有のクリアで明るい、キラキラした音とクリスマス・ミュージックは妙に会っているし、ドラム系の音を全く使っていないことから、妙にデモっぽい手作り感のようなものが漂っていて、これがまた逆にいいムードを醸し出している。「現代に蘇ったディケンズ的クリスマスの風景」などというと褒めすぎだけれど、個人的には好きなアルバムだ。
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Yule Strutin-BLUE NOTE CRISTMAS / various

2006年12月11日 22時18分17秒 | JAZZ
 タイトル通りブルーノート・レーベルのアーティスト達によるクリスマス・ミュージックのコンピレーション。ただし、ブルーノートには黄金時代の音源群の中から選曲された当時よくあったパターンのコンピレーションではなく(きっと、このレーベルにはクリスマス関連のソースがあまりなかったんでしょう)、大半は90年頃に新録音されたもので、その中にチェット・ベイカー、ベニー・グリーン、カウント・ベイシー、デクスター・ゴードンといった往年のアーティストの曲がばらまかれているという構成。新録の方はといえば、豪華なのかそれなりなのかわからないところもあるのだけれど、ジョン・スコ、ダイアン・リーブス、イリアーヌ・エリアス、スタンリー・ジョーダン、ルー・ロウルズあたりが、まぁ、有名どころということになるんじゃないかと思います。

 収録曲では「ザ・クリスマス・ソング」はルー・ロウルズがリチャード・ティーのエレピに乗って歌っているあたりがけっこうおもしろいものの、もうひとつのお目当てである「ハブ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」の方は、デクスター・ゴードンが例の調子でとつとつとした吹いていて、味があるといえば、まぁ味があるともいえるんだけど、この曲の華のようなものがないかなぁという感じ。また、イリアーヌは例のトロピカルにビル・エヴァンス調で、いかにも彼女がアプローチしたクリスマス・ミュージックという感じだったりするのですが、これもいまひとつ決め手に欠くという感じで、アルバム全体としても、どうも「これだ」という趣向やムード、そしてアレンジが見あたらないのが惜しいところです。
 そんな訳で15年も前に購入したこのディスクですが、やはり一番良いのはサンタの格好したお姉さんが登場するジャケットということになるんでしょうかね(笑)。
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FFXI <戦ナ75,白50,暗47,赤侍40,忍37,黒32,獣30,狩シ24,モ竜召詩コ15>

2006年12月10日 20時14分16秒 | GAME
・黒魔道士
 Lv.25 =====> Lv.32(パーティ)
一年半ぶりにくらいに再開の黒魔道士ですが、これは単純に楽しいジョブですね。こんなことを書くと黒魔道士の精鋭の方に怒られるかもしれないけど、難しいのマジック・バーストのタイミングと前衛が戦っているモンスターのヘイトをどう稼がないように、かつ効果的に相手のHPを削っていくことに注意を払うくらいで、割とあっけらかんと魔法を撃ち込んでいけばいいようなので、あまり神経もとがらせることなく、大らかにできるのがいいですね。特にマジック・バーストで大きなダメージが出た時の爽快感はなかなかのもので、こちらは白や赤のように悩むことなく、先ほどLv32に到達しました。

・プロマシア・ミッション第7章
 最大の難関といわれる前章を終えて後は楽勝モードで進めるんじゃないかという楽観的な観測のもと、12月9日には前半部分を予想とおり楽勝で通過、後半は「武士道」とよばれるBCですが、これは同じ日に練習を兼ねて突入するも、意外と手強くあえなく敗退。本日、再び挑戦するもいずれも敗退。私は最初戦士で、2回目はナイトを担当しましたが、どうもマクロが上手く動かなかったり、あれこれとミスが多くて他のメンバーの足をひっばったところ多数という感じで、猛反省であります。あと、小心者なせいか、いったん負けると、一気にモチベーションが減退してしまうというのも、困ったもんですが....(笑)。
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FOURPLAY / Snowbound

2006年12月09日 20時29分57秒 | JAZZ-Fusion
フォープレイのクリスマス・アルバム。1999年の作品ですから、未だリー・リトナーが居た頃の作品ですね(ちなみに最後は2000年の「Yes, Please! 」です)。クリスマス・ミュージックとはいっても、妙に媚びたり、浮かれる訳でもなく、いつもの常なるペースで淡々と演奏しているところはいかにもフォープレイ。そうしたストイックさの中から、なんともいえないゴージャスさや極上の肌触りをにじませるあたりは、まさに「酸いも甘いも....なんとやらの貫禄」というものでしょう。また、アルバム・タイトルにもなっているドナルド・フェイゲンの「スノウバウンド」を取り上げているあたりは、裏狙いも忘れないフォープレイの面目躍如といったところでしょうか(この曲クリスマス・ソングだったんですねぃ)。

 曲目的には、アルバム・タイトルにもなっている前述の「スノウバウンド」がフェイゲンの作った気持ち良いリズムとコーラスをそのまま拝借して、リー・リトナーとボブ・ジェームスの掛け合いで進んでいくあたり実に快適なアレンジになってます。私の好きな「ザ・クリスマス・ソング」はエリック・ベネット(R&B系の人らしい)をフィーチャーした、今時なソウルを感じさせる仕上がり、「ハブ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」と「ザ・クリスマス・ソング」の次くらいに好きなクリスマス・ソング「クリスマス・タイム・イズ・ヒア」は、リトナーのアコギをフィーチャーしたちょいとトロピカルなアレンジ。「サンタが町にやってくる」はビッグ・バンドをフィーチャーして、ゴスペル風なアレンジで手あかのついたこの曲を彼ららしくひっくりかえしてみせます。

 あと、このアルバムは一種のアレンジ物、アダプテイション物ということで、当然といえば当然ですが、全般にボブ・ジェームス色が強い仕上がりとなってます。そのあたりを良く出しているのが、「もみの木変奏曲」といったところですか。ついでにアルバム全体を通じて、ラリー・カールトンがすっかりフォープレイに馴染んでしまった今聴くと、ウェス風なオクターブ奏法を時折だすリトナーのプレイが妙に懐かしいです。

※ 今読み返したみたら、どでかい間違い、ギターはリー・リトナーじゃなく、ラリー・カールトンですね。あぁ、恥ずかしい(笑)。そのうち書き換えます。
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アート・オブ・ノイズ/イン・ノー・センス?ナンセンス

2006年12月08日 21時22分45秒 | ROCK-POP
 先日取り上げた「インヴィジブル・サイレンス」翌年登場した新生アート・オブ・ノイズの2作目。前作にもわりとそういうところはありましたが、本作はアルバム全編短い音楽的な断片とコラージュのようなSEをモザイクのように組み合わせて複雑な迷路のような構成でもってアルバムを仕上げているのが特徴です。また、それぞれの曲もビートボックス路線、モーメンツ・イン・ラブ路線、キャバレー路線とはっきりと分かれておらず、ストリングやブラス、合唱など生音もふんだん使用して、とにかく1曲の中にいろいろ要素が浸食しあっているのもまた特徴のひとつとなっています。

 ちなみに、あえて路線付けしてしまうと、モーメンツ・イン・ラブ路線としては「オーパス・フォー・4」、「ドン・フォセ」「クルーソー」、ビートボックス路線としては「アデイ・イン・ア・レース」、「フィン・ドュ・テンプス」、キャバレー路線としては「ドラグネット」、「ローラー1」ということになるんでしょうが、「ドラグネット」には途中、モーメンツ・イン・ラブ風な静謐なムードに変わったりしますから、なかなか一筋縄ではいきません。個人的にはやや凝りすぎじゃないの....と思ったりもしているのですが、好き者の間ではこのアルバムどの程度受けているんしょうかね。
 あと、ついでにいうとこのアルバム制作を外部に人脈にまかせたようなところもあって、やや音の感触がいつもと違うような感じがするのもちょいと気になるところであります。
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岡田暁生/西洋音楽史

2006年12月07日 21時09分51秒 | Books
 西洋音楽の歴史を新書のヴォリームで概観してしまおうという大胆な試み。基本コンセプトとしては、その時代に活躍したエポック・メイキングな作曲家を取り上げて、点描的に歴史を俯瞰するのではなく、各時代の作曲家の背景にあったもの、あるいは同時代の作風もキャラクターも違う作曲家に共通の時代の匂いのようなものを読み取っていくという感じになると思う。

 私にはこの作者のような知識も文才もないが、当ブログではある意味そういう切り口で音楽レビュウしてきたところもあるので(ないか-笑)、こうした切り口で音楽を眺めていくのは、非常に共感できたというか、「待ってましたぁ」という感じであった。なにしろこういう本はこれまでありそうでなかったのである(指揮者についてはこの手の文章を柴田南雄がかいていたような気がするが)。

 ただ、まぁ、いかんせん新書の中でもそう厚くない分量にグレゴリオ聖歌からミュージック・セリエルあたりまで収めているため、肝心のロマン派以降はやや駆け足になった感もなくはない。ロマン派の名状しがたい感情のようなものと時代的な文化の相関関係や19世紀末から20世紀初頭にかけての状況など、などもう少し筆ほついやしてもよかったとも思う。
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アート・オブ・ノイズ/インヴィジブル・サイレンス

2006年12月06日 21時16分15秒 | ROCK-POP
 87年に出た新生アート・オブ・ノイズの第1作。新生というのは、それまでこのプロジェクトのコンセプトやポリシーを決めていたと思われるトレバー・ホーンとポール・モーリーがいなくなり、それまでもっぱら裏方的に徹していた音楽職人3人だけで再出発したからです。新生AoNは初期の頃にあった毒気やシニカルさ、ひきつるような音響だとかキリキリするような肌触りは後退したものの、当時最新の飛び道具だったサンプリングでもって、精緻に組み立てられた非常に構築的なテクノ・サウンドに、ややジャジーなキャバレー音楽(今でいえばクラブ風?)を加味したよう趣のサウンドに特徴がありましたが、それがもっとも良く現れているのがこのアルバムということになると思います。

 AoNには、ファンキー・リズムを全面に押し出したダンサンブルな方向、つまりビートボックス路線と、ヴォイス系のサンプリングを多用した静謐でロマンティックなアンビエント系な音、これもあえていえばモーメンツ・イン・ラブ路線を両極にして、アルバムを構成していった訳ですが、このアルバムには、ビートボックス路線としては「レッグス」、モーメンツ・イン・ラブ路線としては「カミラ」が入っています。前者は当時の大ヒット作品ですから、ファンには有名な作品ですが、後者はあまりに話題にならないものの、この路線の傑作中の傑作でしょう。雰囲気的には「モーメンツ・イン・ラブ」そのものなのですが、パーカス+アコスティック・ベース+ヴォイス系サウンドで繰り返されるシンプルなリズムの繰り返しの中、燦めくようなアコピの響き、静謐なストリング系シンセの音、立体的に交錯する各種ヴォイスなど、とにかく精緻極まりないサウンドの中、得も言われぬロマンティックが香気を立ち上る様は、すばらしいの一語につきます。

 ちなみに、このアルバム中のもうひとつの大ヒット作は、マンシーニに「ピーター・ガン」でこれは、アナクロを逆手にとったキャバレー路線の代表作ですかね。AoNはどちらかといえば日本ではこの路線で受けた訳ですが、個人的には最後までなじめなかったなぁ。この路線。
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FFXI <戦ナ75,白50,暗47,赤侍40,忍37,獣30,黒25,狩シ24,モ竜召詩コ15>

2006年12月05日 23時51分08秒 | GAME
・白魔道士
 Lv.40 =====> Lv.50(パーティ)
 白魔道士のレベル上げの続き。東アルテパのカプト、クロウラーの巣のイモ虫、流砂洞のカブトやアンティカなどと戦ってLv50になりました。当初の目標はテレポヴァズのゲットまでで、すぐさま赤魔道士に戻るつもりだったのですが、誘われやすいこともあり、どんどん上がってしまい、あっという間にテレポヴァズのLv42を超えていくのはなかなか小気味良く、もう少し進めてやろうかと気分になってます。戦士、ましてはナイトの時とは大違い(笑)。
 さて、懸案の状態異常の回復とヘイスト配りは、時にそちらばっかりに注意がいってしまい、普通の回復忘れたりもしてますが、ともあれかなり慣れてきました。ただし、流砂洞はアンティカは私のような「にわか白魔道士」にはもう勘弁ですね。四種類も状態異常を使うのはもう閉口で、ええとあの技はどれ使うんだっけかなどと思っていると、他の後衛さんが直していたりして、自分のトロさを呪ったりしましたが....。

 そんな訳でLv50になってところで、このまま白を進めるのは問題が発生、白のサポートジョブとしてオーソドックスな黒がLv25までしか上げていなくて、このままだとサポ割れしてしまうのに気がつきました。黒を上げるというのは全くの想定外ですが、明日からはとりあえず白はちょいとお預けにして、黒をちょいと(できればLv37まで)上げてみたいと思います。そういえば黒も昨年の夏以来だから、立ち回りとかもうなにも覚えてません。さて、どうなることやら。
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MDというメディアは終わったのか?

2006年12月04日 21時51分30秒 | PC+AUDIO
 MDというソニー発のメディアも、登場したのが1992年ですから、早いものでやがて15年を迎えます。ベータ・ビデオ、Lカセット、ヘリクローム・テープとソニー発のメディアは世界的に普及したためしがないため、1992年当時は「これまたすぐ消える運命にあるのかもなぁ」と思いつつ、今から思えばずいぶんとゴツイ、録音もできるウォークマン型のコンパクトMDプレイヤーを大枚をはたいて購入した訳ですが、予想に反してこれはけっこう普及しました(日本だけだったようですが)。

 なにしろ、前記のMDウォークマン以降、カーステレオ、ウォークマン、MDデッキ、MD/CDデッキ、MDラジカセと次々にカセットを活躍の場を浸食して、ほぼ数年間で我が家からカセット・テープというメディアを駆逐してしまいましたし、友達の娘さん(当時中学生だったかな)が「MDウォークマン欲しい」とか父親にねだっているのをみたり、電車の中でカラフルなMDを女子高生がとっかえひっかえしているのに見るにつけ、MDというメディアはほぼ市民権を持ったのだなぁと思ったりもしたものです。おそらく20世紀最後の頃でしょう。

 ところが、先日車で聴くクリスマス・ミュージックを集めたMDを探しているうちに、新しい新しいと思っていたMDというメディアも、いつのまにかiPodやハーディスク内蔵の音楽デッキ、そしてCDRという伏兵に駆逐され、いつの間にか我が家ではカーステレオの中でしか活躍の場がなくなっていることに気がつきました。次に車を買うとしたら、カーステレオはおそらくハードディスク内蔵のものにするでしょうから、そうなると我が家でのMDの歴史はほぼ間違いなく終了します。十数年というメディアの寿命は今の時代長いのか短いのかわかりませんが、棚の奥を見れば、MD登場直後に発売された未使用のディスクがけっこうな数ストックしてあったりして、これって結局使わないまま、MDプレイヤーが自宅から消えるのかもなぁと思うと、ちょっぴり哀れな気持ちになりました。
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夢のホワイト・クリスマス/various artists

2006年12月03日 00時30分52秒 | JAZZ
 僕の好きなクリスマス・ソングというと、ここ数年は「ハブ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」と「ザ・クリスマス・ソング」の2曲にトドメをさすという感じですが(ちなみに両曲にはじめて接したのは、多分去年取り上げたザ・リッツのクリスマス・アルバムです)、このアルバムには前者がフランク・シナトラ、後者がナット・キング・コールという極めつけともいえる歌唱で納められているのがいいですね。この2曲の共通するのは、そこはかとないウォームな幸福感と、愛らしいメロディーということなるんでしょうが、「日本のクリスマスにありがちなキンピカな街角」的感ではなくて、アット・ホームなところもまたいいです。

 さて、前者はシナトラの恐らくごくごく初期のモノラル録音で、昨日の「ホワイト・クリスマス」と同様、「優男の二枚目」的な歌唱で、後年のような芸達者な貫禄みたいなものはまだありませんが、これはこれはドリーミー仕上がり、後者はネルソン・リドルと組んで活動していた50年代後半の黄金時代のものに違いなく、おそらくこの曲の決定版です。しかし、ナット・キング・コールの都会的だが、どことなくソウルフルでアーシーな歌唱というのは絶品ですね。僕がこの曲に初めて接したザ・リッツの演奏は、リズム・パターンといい、コーダに「ジングル・ベル」の引用で終わるアレンジといい、キング・コール版がベースにあったことがわかったりします。
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夢のホワイト・クリスマス/various artists

2006年12月02日 23時04分03秒 | JAZZ
 昨夜はシナトラの「レット・イット・スノウ」で終わってしまいましたけど、他の曲について少し書いておきますか。アルバム全24曲で、1曲目がビング・クロスビー、最後がシナトラのそれぞれ「ホワイト・クリスマス」という洒落た構成になってます。クロスビーの「ホワイト・クリスマス」は、いわずとしれたこの曲の元祖というか、42年映画の劇中歌としてこれを歌って、一挙にスタンダード化させてしまった当時のメガトン・ヒットですが、現在聴くと、黄金時代のアメリカ的としかいいようがない、モダンなオプティミズムとある種保守的な倫理観が入り交じったムード満ちあふれていて、まさに絵に描いたような「暖炉を囲むアメリカ家庭のクリスマス」ってなノスタルジックなムードがいい感じです。クロスビーの声は「ベルベットのような」と形容したくなるような、シックな気品があって、聴いていてこちらの緊張をときほぐすようなやすらぎがあるのがすばらしい。

 一方、クロスビーの次に世代に当たるシナトラの同曲は、基本的にクロスビー的なムードを踏襲しているものの、もう少し優男の2枚目風な細身なところがモダンな感じがします。オーケストレーション(編曲はネルソン・リドルかな)も、50年代のスタンダード・ポーカルの典型的なアレンジになっていて、ジャズ・オーケストラ的ところもこれまたモダンといったところでしょうかね。そんな訳で、個人的にはシナトラの歌の方が自分の守備範囲の音楽という感じで、身体に馴染むという感じかな。
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