タイトル通りブルーノート・レーベルのアーティスト達によるクリスマス・ミュージックのコンピレーション。ただし、ブルーノートには黄金時代の音源群の中から選曲された当時よくあったパターンのコンピレーションではなく(きっと、このレーベルにはクリスマス関連のソースがあまりなかったんでしょう)、大半は90年頃に新録音されたもので、その中にチェット・ベイカー、ベニー・グリーン、カウント・ベイシー、デクスター・ゴードンといった往年のアーティストの曲がばらまかれているという構成。新録の方はといえば、豪華なのかそれなりなのかわからないところもあるのだけれど、ジョン・スコ、ダイアン・リーブス、イリアーヌ・エリアス、スタンリー・ジョーダン、ルー・ロウルズあたりが、まぁ、有名どころということになるんじゃないかと思います。
収録曲では「ザ・クリスマス・ソング」はルー・ロウルズがリチャード・ティーのエレピに乗って歌っているあたりがけっこうおもしろいものの、もうひとつのお目当てである「ハブ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」の方は、デクスター・ゴードンが例の調子でとつとつとした吹いていて、味があるといえば、まぁ味があるともいえるんだけど、この曲の華のようなものがないかなぁという感じ。また、イリアーヌは例のトロピカルにビル・エヴァンス調で、いかにも彼女がアプローチしたクリスマス・ミュージックという感じだったりするのですが、これもいまひとつ決め手に欠くという感じで、アルバム全体としても、どうも「これだ」という趣向やムード、そしてアレンジが見あたらないのが惜しいところです。
そんな訳で15年も前に購入したこのディスクですが、やはり一番良いのはサンタの格好したお姉さんが登場するジャケットということになるんでしょうかね(笑)。
収録曲では「ザ・クリスマス・ソング」はルー・ロウルズがリチャード・ティーのエレピに乗って歌っているあたりがけっこうおもしろいものの、もうひとつのお目当てである「ハブ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」の方は、デクスター・ゴードンが例の調子でとつとつとした吹いていて、味があるといえば、まぁ味があるともいえるんだけど、この曲の華のようなものがないかなぁという感じ。また、イリアーヌは例のトロピカルにビル・エヴァンス調で、いかにも彼女がアプローチしたクリスマス・ミュージックという感じだったりするのですが、これもいまひとつ決め手に欠くという感じで、アルバム全体としても、どうも「これだ」という趣向やムード、そしてアレンジが見あたらないのが惜しいところです。
そんな訳で15年も前に購入したこのディスクですが、やはり一番良いのはサンタの格好したお姉さんが登場するジャケットということになるんでしょうかね(笑)。
ジャケットが一番よいかもという
明解説、いつもながら恐れ入りました(笑)。