先日取り上げた「インヴィジブル・サイレンス」翌年登場した新生アート・オブ・ノイズの2作目。前作にもわりとそういうところはありましたが、本作はアルバム全編短い音楽的な断片とコラージュのようなSEをモザイクのように組み合わせて複雑な迷路のような構成でもってアルバムを仕上げているのが特徴です。また、それぞれの曲もビートボックス路線、モーメンツ・イン・ラブ路線、キャバレー路線とはっきりと分かれておらず、ストリングやブラス、合唱など生音もふんだん使用して、とにかく1曲の中にいろいろ要素が浸食しあっているのもまた特徴のひとつとなっています。
ちなみに、あえて路線付けしてしまうと、モーメンツ・イン・ラブ路線としては「オーパス・フォー・4」、「ドン・フォセ」「クルーソー」、ビートボックス路線としては「アデイ・イン・ア・レース」、「フィン・ドュ・テンプス」、キャバレー路線としては「ドラグネット」、「ローラー1」ということになるんでしょうが、「ドラグネット」には途中、モーメンツ・イン・ラブ風な静謐なムードに変わったりしますから、なかなか一筋縄ではいきません。個人的にはやや凝りすぎじゃないの....と思ったりもしているのですが、好き者の間ではこのアルバムどの程度受けているんしょうかね。
あと、ついでにいうとこのアルバム制作を外部に人脈にまかせたようなところもあって、やや音の感触がいつもと違うような感じがするのもちょいと気になるところであります。
ちなみに、あえて路線付けしてしまうと、モーメンツ・イン・ラブ路線としては「オーパス・フォー・4」、「ドン・フォセ」「クルーソー」、ビートボックス路線としては「アデイ・イン・ア・レース」、「フィン・ドュ・テンプス」、キャバレー路線としては「ドラグネット」、「ローラー1」ということになるんでしょうが、「ドラグネット」には途中、モーメンツ・イン・ラブ風な静謐なムードに変わったりしますから、なかなか一筋縄ではいきません。個人的にはやや凝りすぎじゃないの....と思ったりもしているのですが、好き者の間ではこのアルバムどの程度受けているんしょうかね。
あと、ついでにいうとこのアルバム制作を外部に人脈にまかせたようなところもあって、やや音の感触がいつもと違うような感じがするのもちょいと気になるところであります。