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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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夢のホワイト・クリスマス/various artists

2006年12月01日 23時50分02秒 | JAZZ
 12月に入って街角からクリスマス・ソングが盛んに聴こえるようになってきたせいか、そろそろ我が家でもクリスマス・ミュージックでも集めたCDでもひっぱり出してくるかと、レコード棚をあれこれ検索したところ、こんなのが出てきました。タイトルは「夢見るホワイト・クリスマス」で、ビング・クロスビーからエルビス・プレスリーまで、40~50年代のアメリカ、つまりアメリカが一番アメリカ的文化を謳歌していた頃のポピュラー・ミュージックのクリスマス・コンピレーションということになるようです。ジャケのチープさやレーベル横断的な選曲からして、版権切れを利用した海賊盤すれすれのアルバムと思われます。

 とりあえず、うれしかったのはフランク・シナトラの「レット・イット・スノウ」が入っていたことかな。前にも書きましたけど、映画「ダイ・ハード」のクロージングで流れる同曲を、私はかつてフランク・シナトラが歌っているに違いないと盲信していたことがあった訳ですが、結局違っていたことを後に知った時、「んじゃ、本家はどうなってるのよ」と思ったりもしたのですが、こうやって聴くと、やはり「ダイ・ハード」で流れたのは明らかにこのフランク・シナトラ版をモデルにして、もうすこしゴージャスでモダンしたようなアレンジだったことむに気がつきます。仮にあの映画のクロージングにこれが流れたとすると、コーラスとボーカルのやりとりとか、リズムが薄い点など、やや古くさ過ぎていまいち映画の現代性とはかみ合わなかったかも....と思ったりしました。

 それにしても、クレジットに1988年とあることからして十数年前に、「もっとジジイになったら聴くこともあるだろう」的なノリで購入してきたんでしょうが、我ながら、当時、よくも買ったものだと感心してます。なにしろ、案の定、今頃になって、「ほぉ、こんなんあったのか、いやいや、これは便利なコンピレーションだわい」と、こうして聴いたりしている訳ですから、当時購入したのは大正解だったということになりますかね。そんな訳で、これは今年のクリスマス・ミュージックの重点アルバムになりそうな気配であります。
コメント (1)
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