Blogout

音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

MDというメディアは終わったのか?

2006年12月04日 21時51分30秒 | PC+AUDIO
 MDというソニー発のメディアも、登場したのが1992年ですから、早いものでやがて15年を迎えます。ベータ・ビデオ、Lカセット、ヘリクローム・テープとソニー発のメディアは世界的に普及したためしがないため、1992年当時は「これまたすぐ消える運命にあるのかもなぁ」と思いつつ、今から思えばずいぶんとゴツイ、録音もできるウォークマン型のコンパクトMDプレイヤーを大枚をはたいて購入した訳ですが、予想に反してこれはけっこう普及しました(日本だけだったようですが)。

 なにしろ、前記のMDウォークマン以降、カーステレオ、ウォークマン、MDデッキ、MD/CDデッキ、MDラジカセと次々にカセットを活躍の場を浸食して、ほぼ数年間で我が家からカセット・テープというメディアを駆逐してしまいましたし、友達の娘さん(当時中学生だったかな)が「MDウォークマン欲しい」とか父親にねだっているのをみたり、電車の中でカラフルなMDを女子高生がとっかえひっかえしているのに見るにつけ、MDというメディアはほぼ市民権を持ったのだなぁと思ったりもしたものです。おそらく20世紀最後の頃でしょう。

 ところが、先日車で聴くクリスマス・ミュージックを集めたMDを探しているうちに、新しい新しいと思っていたMDというメディアも、いつのまにかiPodやハーディスク内蔵の音楽デッキ、そしてCDRという伏兵に駆逐され、いつの間にか我が家ではカーステレオの中でしか活躍の場がなくなっていることに気がつきました。次に車を買うとしたら、カーステレオはおそらくハードディスク内蔵のものにするでしょうから、そうなると我が家でのMDの歴史はほぼ間違いなく終了します。十数年というメディアの寿命は今の時代長いのか短いのかわかりませんが、棚の奥を見れば、MD登場直後に発売された未使用のディスクがけっこうな数ストックしてあったりして、これって結局使わないまま、MDプレイヤーが自宅から消えるのかもなぁと思うと、ちょっぴり哀れな気持ちになりました。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする