Blogout

音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

BlogOut in 台北

2007年12月08日 21時37分18秒 | 台湾のあれこれ

 前回台湾に赴いた時、ふざけて「20世紀最後の台湾ツアー」と呼んだりしていたくらいだから、実に7年振りの訪台である(それにしても私が台湾に行く時って、どうしてこうも12月上旬が多いのだろうか?)。二泊三日、初日、成田発が15時過ぎで台北に到着するのは21時近く、3日目は朝から帰途につくという、実質フリータイムは2日目のみという簡素きわまりないツアーであったけれど(おまけに旅行費用が35,000円という質素さである-笑)、なんとなくもう億劫になって二度と行かないのでは?....とすら思いかけていたところでもあり、実現しただけでも物ぐさな私にとっては快挙である、めでたい。

  という訳で、1日の本日は予定通り台北到着が21時過ぎ、普通ならホテルで寝てしまうところなのだろうが、なにしろ時間に余裕がないツアーホテルに荷物を置いたら即MRTという台湾の地下鉄にのって夜の台北に繰り出す趣向である。宿泊したホテルは台北駅の北にある山水閣という安ホテルで、台北駅から淡水に向かって2つ目の駅である民權西路站の近くにあったため、ここから士林夜市へと向かう。士林夜市には何度も行ってはいるし、「あそこの何があるんだ、何がそんなにいいんだ?」ときかれても、「そうですなぁ、屋台と人混みをうんざりするほど体験できます」としかいいようがないのだが(笑)、それでも行きたくなってしまうのが、台湾好きたる所以だろう。  さて、7年振りの士林夜市だが、かつての御徒町のリニューアルのようなことになっているのかと思ったら、意外にもそうでもなかった。確かに中央部にあった飲食エリアはまるごと何百メートルから離れた場所に大挙して移動してしまっているため、もとの場所は立ち入り禁止になってバリケードが立っているか、まるで廃墟のような風景が見れるかのどちらかだが、他は全くといってほほど変わっていなかった。あの「このあたり今夜はお祭りですか?」と聞きたくなるような人混みとその熱気、どうみて上品とはいえないな屋台の商品の数々に、あざとそうな店主、物乞い、異臭....などなど醸し出すあの雰囲気は十分に健在である。おまけに別エリアに大挙して移動した飲食店群も、入り口の小綺麗な雰囲気に惑わされていけない(笑)。中に入ってみれば、かつて中央部にあったカオスのような飲食店街とほとんどメニューも店も同じだ。かつてステーキを食ったあの店も、牡蛎のオムレツを丸い鉄板で焼いている店も、そのまま再現しているくらいだから、本当に店を移動させただけなんだろう。

  さて、屋台の雰囲気は7年前とほとんど変わらないが、さすがに7年間で変わったのは台北市内の雰囲気だ。7年前はまだ台北市内の随所に残っていた戦前の残滓のような朽ちかけた建物はかなり消えていて、その分小綺麗なビルが一層林立して街中はより明るくクリーンになった。また、そこを歩く女性ときたら、ほとんど東京化しているとでもいおうか、髪型にしろ、ファッションにしろ、ほとんど日本人的なチャーミングさを競っているような人が激増したように感じた....というか、日本人の女の子と台湾のそれはもうほとんど区別がつかないくらいになっていると思う(さらっさらっのストレートヘアーにジーンズのミススカにブーツとかね-笑)。昔はもうすこし素朴なチャーミングさがあったし、メガネかけてるコなんかも多かったと思うのだが、やっぱ日本の女性みたいにコンタクトレンズにしちゃってるコが多いのかとも思うんだけどな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする