(童話)万華響の日々

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原発の廃棄制御棒の地中保管は10万年、そんな遠い将来まで考えられない

2016-09-04 19:06:25 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

原発廃炉に伴い発生する廃棄物のうちで使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物の次に放射能レベルが高いとされる制御棒について、その処分基本方針が原子力規制委員会が了承したという、その方法とは、地震や火山の影響を受けにくい場所で70mより深い地中へ埋め300年~400年間は電力会社が管理し、その後は国が引き継ぎ10万年間掘削を制限するというものだ、先日に使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分方法で出された方針と同じである

国内原発57基が廃炉となれば制御棒の廃棄物は8000トンあるそうだ、問題は処分の候補地決定が難航していること、およそ10万年という時間は今生きている人間に議論できるスケールかということだ、現生人類(ホモ・サピエンス)が地球に出現したのが約20万年前という、またクロマニヨン人が絶滅したのが約4万年前という、いうならば人類が発生したり絶滅したりするスケールが万年という単位である、

原発廃棄物の管理にそんな気の遠くなる時間を考えなくてはいけないということ自体ナンセンスの領域である、使用済み燃料中で一番存在がうるさいのがプルトニウムでその半減期は2.5万年といわれているからその辺から他の放射性元素も併せて10万年保管説が生まれたのだろう、日本にそんな長期間にわたって将来の人類に引継ぎをしながら管理できるような不変の地層があるとは到底思えないのだ、まともな議論とは到底思えない、こんな招かれざるタイムカプセルを未来の人類に残すことは全く現代人の不名誉なことである、原子力規制委員会はどう理解して了承したのか聞きたい