今日お預かりしたのは久し振りの 14S11B, Discoverer でこれまでにも2度手掛けた。 送られて
来た状態は上の様(ダンボール箱が二重になっていた)で箱より中身の方が大きく外に出すだけで
可成りの時間を要した。 こちらえのお問い合わせは HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお
願いします。
伺った様 Power の表示は点灯したがラスターは現れなかった。
正面からみて右側面に在る留め具はネジで外せたが、左側面のそれにはネジが無く外せ無かった。
無理に外そうとすると壊して仕舞いそうだった。
最早ここまでで修理は諦めるかと考え始めたが駄目元でネットで探した結果類似機種の英語の取説
が見付かり両側面の外し方が分かった(無理に外そうとすると壊して仕舞うこともハッキリした)
内部が当たれる様になったので先ずはブラウン管 (Philips A34JRH61X) のヒーターを診てみた。
10月6日 基板を外に出してみた。
水平出力と想われるトランジスタ (2SC3795B?) に問題は無さそうだった。
用途がハッキリしないが上の物の画像の右側の端子間は略短絡状態、左の端子間はオープン状態だ
った。 聞いたことの無い半導体でこの後調べてみよう。
BUK444 を調べてみたが N チャンネル の MOS FET で D-S 電圧は 200V、D 電流は 5.3A だった。
MOS FET は馴染みが無く少し調べてみよう。
何時もの部品屋さんの HPで探した結果 TK15A20D (200V/15A) が近そうだったので帰路寄ってみ
よう。
少し時間が有ったので上の右の FET を買って来た。 早速組み込んでみたが残念ながら変化は診ら
れなかった。 ただスイッチング電源と想われる FET 周りの発熱は可成り多く、水平出力も若干発
熱していた。 これらからの想像だがスイッチング電源は動作したものの負荷が重たい様だった。
また水平出力に電圧は加わったもののトランジスタ以外(ダンパー? フライバック・トランス等)
に問題が在りそうだった。