昨日の袋井市食推協の交流会で、
こんなお話をされた方がいらっしゃいました。
「今回のお料理にレタスを使ったのですが、
新聞にも価格が高騰していると書いてあったので、
森町の直売所までレタスを探しにいきました。
しかし、売っていなかったので
向かいにある安いスーパーで買ってきました。」
確かに森町はレタスの産地です。
産地の直売所 → 安いはず!
・・・と思ってしまったのでしょうが、
残念なことに今の時期に森町でレタスは採れません。
袋井と森町は冬レタスの指定産地なのです。
レタスは冷涼な気候を好みますが、寒さにはやや弱く、
20℃前後の気温が栽培には適しています。
ですから、春から夏にかけては長野、岩手、群馬、
秋から冬にかけては茨城、福岡、淡路島、静岡、香川が
産地となるわけです。
【写真は長野産の1/2カットのレタス】
よく、「レタスの旬はいつなの?」と聞かれます。
質問された方は、春・夏・秋・冬など
明確な季節を答えてほしいのでしょうが、
「20℃前後の気温が、レタスの旬ですよ。」と
レタスの育ちから説明するようにしています。
今は、1年中、どんな野菜でも手に入るようになりました。
これからは、「●●は夏が旬」とか「◇◇は冬が旬」というだけでなく、
「○○産の△△は今が旬です。」
というような細かな旬の定義が
必要になってくるのではないでしょうか?