透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

文化の融合度

2007-06-08 | A あれこれ



 ジャポニスム、かつて日本の浮世絵や伝統工芸が西洋の芸術家達に影響を与えた時代があった。今年の3月、汐留で開催された「ジャポニスムのテーブルウェア」展を観たが、それは日本と西洋の文化の融合を実感するに充分な内容で大変興味深かった。

同僚の東京ディズニーランド土産の「あげせんべい」を休憩時間にいただいた。ミッキー達は生まれてもう100年になるという。恋人、じゃないか恋チュウ期間が随分長い。ふたり、いや2匹はいつも同じ服装だという。ミニーのスカートの色はときどき変わるとも聞いたが。

「あげせんべい」の容器にはミッキーとミニーが日本の伝統的なパターンを背景に描かれている。

文化の融合度という観点からこのデザインを見るとそれ程高くない。もしミッキーとミニーが下駄を履いて浴衣でも着ていたら、日本とアメリカの文化の融合度はかなり高いと評価していいと思うのだが。

服装も含めてキャラクターが決められていることは理解している、でもそんなにタイトに考えなくっちゃいけないんだろうか・・・。香港にもディズニーランドがあるんだっけ、2匹がチャイナドレスを着ていたらいいのに・・・。郷に入りては郷に従えって言うじゃないか。

こう書けば、こんな声が聞えてきそうです。

「あそこは日本の中のアメリカ。だから2匹が浴衣を着るわけにはいかない。アメリカの文化といえば大げさか、に浸りにいくんだからはやりこの服装でないと」

「それなら、お土産にあげせんべいってないんじゃないの」と反論しましょう。

なんだか、真面目に考えると眠れなくなっちゃいそう。 


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